2017年 11月 28日
ペルセウス座系のゲム星でゲームの世界に閉じ込められるラッキー達。
アントン博士の策によってチャンプを拉致され、RPGのパーティで城までチャンプ姫を助けに行く。

殺されたはずのアントン博士は生きていた。チャンプに正義の心を教え、スコルピオに殺されたのはアントン博士から分離した善人の人格。ようやっと殺された理由も判明。

アントン博士によって改造され、正義回路を封印されたチャンプが皆を襲う。道化師役のスティンガーは戦いでは全く役に立たないが、歌を唄ってチャンプの中にある正しい心を呼び起こす。

心に訴えかけるのは暴力じゃないというメッセージなのかもしれないし、スティンガーにはとにかく歌ってもらおうというトコロからの逆算なのかもしれないし。

アントン博士がジャークマターの科学者だと知ってから、自分に正義の心は無いのかもしれないと悩んでいたチャンプですが、アントン博士(善)もまた本物の博士であり、チャンプの中にある正義の心も本物なのである。
チャンプは心臓の横にある規制回路を破壊し、心を取り戻す。

ゲームとかミュージカルとか無くても成立しそうなお話でありますが、それだけではなぁ…という制作側の貪欲な姿勢が伺えます。
アントン博士との話は長く引っ張っている縦軸の話で、キュウレンは割と縦の話が多いのですが、それでも戦隊特有のコスプレ回もちゃんとやりたいという気持ちがあるのかもしれない。
だからこそ、次回は待望の野球回なのかしら。荒川回じゃないという驚き。

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2017年 11月 20日
大統領と王様の登場で司令としてのお株が奪われているのではと消沈気味の司令。元からさほど大きな期待を預けられていない上司とはいえ、気にかかる所はあるらしい。
ジャークマターにカチコミをかける為にはバリアを解かねばならず、その為に必要なキュータマを回収することに。

ケフェウス座系へとやってきた司令らは、9つの関門を突破せよという試練が与えられる。この、別に素直に敵さんの言う事を聞く必要は無さそうだけど、言う通り悪ふざけに参加するというのが仲良しっぽくてよい(ぇ)。
試練の中、他のメンバーが囚われ操られてしまうが、司令はそれが偽者であると看破し、本物の仲間を救い出す。

それぞれに役割があるというツルギの言葉通り、司令にはスマートな格好良さとは違うアプローチで司令官の役割を果たす。悪ふざけのギャグっぽくも、ちゃんと裏打ちされた関係性があるというのが好い。こういうふざけたノリはライダーでは出しにくい分、戦隊のアドバンテージだと思うのだ。

適材適所というツルギの話は、みんながみんな戦う必要は無いと元から言っていた事なので筋が通る。昔の相棒の話が結構多く出るのは、実は生きているんじゃないかって予感もさせるのである。

かたやゲームの星にやって来たラッキー達は、メカマーダッコさんと戦う中でチャンプが暴走してしまう。しれっとマーダッコさんが復活し、これぞ東映という感じ。

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2017年 11月 13日
ラッキーの父がシシ座系の王アスランであると知り、ジャークマターの手先となった父が何を思うのか、確かめにやって来る。
民衆にジャークマターへ従うように言っていたアスランに反発するラッキーは、捕まって処刑されることが決まってしまう。

ラッキーの父アスランは砂で作られた偽者でした。
本物の父親は既に亡くなっており、ラッキーはジャークマターから星を取り戻す。

操られているとかでなく既に死んでいたというのは意外でした…前回の記事で描いたコトがあっさり外れてしまう。ぐぬぬ。
となると、このくだりはオライオン同様に死んでいった者の想いを受け継いでいくという話なのかな。あるいは、ラッキーの本物の家族はもう誰もいないが、キュウレンジャーの仲間が家族みたいなもんだと浮き彫りにさせる為のくだりなのか。
はたまたあるいは、ドン・アルマゲが父親だったみたいな王道展開が用意してあるのか…。
この話だけだと、記憶にあまり無い故郷を取り返しただけにも見えるわけで、この話だけでは役割が判断付かない印象。話の続きがありそう。
とはいえ、全然ラッキーじゃない、むしろこいつ不幸じゃんという状況下に置かれる事によって、ラッキーの前向きさを浮き彫りにさせたいという狙いはあるのだろうな。

てなわけで新たに王様となったラッキー。
個人的にはこれを機に民主制に移行したら宜しいのではと思わないでもないのですが、すぐには無理かな…。

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2017年 10月 30日
ラッキーの故郷の星ルースがジャークマターに襲われていると聞いて駆けつけるラッキー達。そこで育ての親である爺やと、唯一の友達シーザーに再会。ラッキーは宇宙の果てを見てみたくて旅をしていたと言っていたものの、実際には父親を捜していたのだと判明する。

何となくの察しはついていたものの、ラッキーにとっての願い事は父親を見つける事。これまでのストーリーでキュウレンジャーが疑似家族化してきたり、ご先祖たるオライオンとの出会い含め、ここに至る為の布石なのでしょうね。

シーザーについて「唯一の友達」と、まさかのぼっち属性を露わにしていましたが、キュウレンジャーは「仲間」であって「友達」ではないといっている点も気にかかる。
キュウレンジャーを「友達」だと言ってしまうと、疑似家族のモチーフが崩れるからという狙いかもしれないし…それにしてもわざわざ「唯一の友達」なんて協調する必然はあるのだろうかとも思え、この辺の狙いが気になる。

幸運だけで何でも出来る訳じゃないのだと叱りつける爺やに、幸運と仲間の力で成長した姿を見せるラッキー。その姿を見て得心した爺やは、ラッキーの父が惑星カイエンの王であると教える。
オライオンに認められた時と近い流れで、父親が生きていることを知らされる。
これ、オライオンが死んでしまったのって、父親でそのリベンジをさせるという展開に持っていく為だったのかもなぁ。

家出して、実は王家の血を引き、生きていた父親が敵に与していたという王道的、スターウォーズ的展開。

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2017年 10月 23日
これまでチラチラと登場していた宇宙イチのスターとも言われるホシ★ミナ。
実はジャークマターと繋がっているのではないかという疑念の元、キュウレンジャーが調査を始める。
かつてミナトの唄に励まされたハミィは、そうであってほしくないと願いつつ、ミナトが審査員をするアイドル発掘オーディションに参加する。

ハミィがミナトに励まされたという歌。夢を諦めないという内容のその歌を聞いてもリアクションの薄いミナトは、実はドン・アルマゲに操られていたという。
ジャークマターの首領がタレントを操ることに自ら出張るとは…! 働き者だなおい。
どうもやはり1体ではなく何体もいるらしいドン・アルマゲ。この先、何度も倒さなくてはならないのか…あるいは本体がいるのか…。
将軍である事を考えると、15人ぐらいはいそうだが…。

キュウレンジャーのおかげでミナトは元へと戻る。
失っていた夢を思い出すことが出来たというコトになるので、これまたキュウレンジャーのおかげで願いが叶えられたという話であると。

絵面はワチャワチャして下山回らしい雰囲気でしたが、ハミィとナーガの話の広げ方とか丁寧だったりするし、アキャンバーとナーガを決着させる話でもあり、ちゃんとしている(ぇ)。

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2017年 10月 16日
キュウレンジャーを誘き出してククルーガさんが戦わせようとしていたのはまさかのチャンプ。何故チャンプがジャークマターに? と思った矢先、オウシブラックにそっくりで大塚明夫っぽい声のヤギュウさんなる方が参上し、それはチャンプではないと教えてくれる。
正体を現したそれはチャンプではなく、ジャークマターの牛型汎用破壊戦兵器とのこと。

チャンプとはロボレス仲間だったというヤギュウさん。
過去に戻ったチャンプがアントン博士の事を調べていたと語ってくれる。曰く、スコルピオの情報通り博士はジャークマターの人間で、だからこそチャンプと件の牛型汎用破壊兵器とが似ているのだと。
自分が正義のロボットではないと知ったチャンプはキュウレンジャーには戻れないのだと…ヤギュウさん談。

しかして、どういった目的で作られたかではなく、キュウレンジャーの仲間はチャンプの中の正義を信じて認めているのだと諭される。
本来の仕様とは違うコトに悩むというのはラプターと同じ悩み。しかし大事なのは当人の願いであり、それを仲間が支え、叶えてくれるというキュウレンジャーのテーマが表れる。

仲間の協力によってヤギュウさん…ことチャンプは兵器である自身の分身を打ち倒す。しかし暴走回路がクリアされたわけではなく、今後の課題として引き。
アントン博士がチャンプを正義のロボットだと教えた真意など、まだ明かされていないコトはあるのですねぇ。

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2017年 10月 09日
ドン・アルマゲの居る近所までは分かったものの、オリオン号が無くなってしまって行く手段がない。そんな折、過去へ行ったショウ・ロンポーが新たな船・バトルオリオンシップを建造していたことが分かる。
オリオン号が爆散した翌週にそんな事実が発覚するとはタイミングがいいぜ。

元はオライオンが用意していた船であり、その遺志を受け継ぐ形で建造されたとの事。
ラッキーがオライオンの亡霊から願いを託されることで、起動キーであるオリオンキュータマが手に入る。
過去の亡くなった者たちの願いも引き受けるというコト、それがバトルオリオンシップを継承するコトに表れている。
ラッキーにとってはオライオンはご先祖様だし、オライオンに似ているオリオンバトラーは親戚のおじさんみたいなモンよな。おじさま。

ラッキーは自分の家族がいないってコトを鑑みれば、親戚のおじさんによって肉親を手に入れたと見れる。ラッキーの願い(言及されてはいないが)が、ここで叶えられているのだとも。
といった主人公のドラマで見ると、最大戦力を手に入れたコトも腑に落ちる。

そして続いてはチャンプの話へと移っていく。
ゲストは少ないがレギュラーキャラだけで存分に回せるのだなぁ。

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2017年 10月 02日
ジャークマターの科学者ドーギュンさんが操るは家電。
狂暴化した家電がキュウレンジャーを襲う。カーレンジャーで見たことあるやつ!
カーレンでは家電が人類に反乱を起こすという、元々生き物だったとしか思えない解釈の元で描かれていましたが、こちらでは機械を操る生物を利用しているとの事。残念(ぇ)。

そんな中、オリオン号がもはや修理不可能というコトが分かる。
ドン・アルマゲに強襲されて300年放置されていたわけですから、それもやむなしなのかな。
しかし、オリオン号をおじさまと慕うラプターにとっては、辛い事実。
オリオン号に救われた経験のあるラプターにとっては、仲間の一人であり、生き物的存在。

対して、船は船だろ生き物じゃあるまいし、とマジレスするツルギに冷たい視線が向けられる。ちょっと男子ー。
オリオン号をただの船ではなく、仲間の一人としてして認識したがるのは、元々戦闘用ではないながらにキュウレンジャーになりたかったラプターの想いがあるからでしょうか。別の役割を持っている機械でも仲間になれるはずだという希望。
船は船でしかないの理屈だと、ラプターも秘書ロボットでしかないのだから。

オリオン号は最期の瞬間に自力でモライマーズに突撃し、親指を立てながら炎の中に消えていった…(原文ママ)。
つまりラプターの言う通り、オリオン号にも心はあった。
だから事前に、機械にも心はあるという描写は出来ないので、浦沢的世界の家電にはならなかったワケだ(ぇ)。

オリオン号が無くなり、住環境的に困ったことになったなぁというトコロで予告とCM。そりゃそうだ…。

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2017年 09月 25日
過去で倒したはずのドン・アルマゲは健在。じゃあもっかい倒すしかねえなとなる中、ナーガに起きた変調はミクロサイズのインダベーによって引き起こされていたのだと分かり、ケンビキョウキュータマの能力でナーガの体内にラッキーとバランスが侵入する。

ダリーみたいな話かと思いきや、ナーガの体内にもう一人のナーガが居て、それを助け出せばいいのだという妙に精神世界チックな体内。まぁ話としては分かり易いといえば分かり易い。
ヘボットの後なので別の周回のナーガである可能性も僅かに脳裏を過ぎる…。

ナーガの中の、善と悪との物理的葛藤によってインダベーが追い出され元のナーガへ戻る。いや、ナーガはヘビツカイメタルの能力も引き続き使えるようになっていたので、嫉妬や憎悪といった邪悪な感情もナーガの一部として受け入れられているのである。でまた、春映画ぶりに涙を流す描写も見られ、多くの感情がナーガの中に生まれたのが分かる。
悪感情は悪感情として受け入れ、仲間を想う感情も手に入れ、以前のナーガとは違うナーガとして帰還したのであると。

ナーガの涙は想定内だけに、そのあとのバランスの涙の方が視聴者にダメージを与えているのが上手い。バランスのタレ目は現場で発見された偶然の演出だそうだけど、それが上手く生きているシーンだと思う。その発見が無ければこのシーンは成立していなかったとすら感じるので、偶然と必然の重なる実に良いシーン。

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2017年 09月 18日
生きていたドン・アルマゲによって瀕死の重傷を負ったラッキー。
ツルギはホウオウキュータマであれば救えるかもしれないが、一歩間違えればツルギ自身が死ぬともされる。
ツルギが賭けに出る中、ドン・アルマゲの軍勢がオリオン号に迫る。

前回、全くもって気付いていなかったのですが、300年前の地球ではありますが別に江戸時代というワケではないのですね。300年前に既にツルギがロケットで宇宙へ行っている、88星系から仲間を集めているコトからして、視聴者の現代社会よりも発達した文明であったというコトになる。
しかし300年前と現代がそう大差ないコトを見ると、ジャークマター支配下で文明の進歩は止まってしまったというコトになるのだろうかな。

ツルギはドン・アルマゲ討伐にはラッキーが必要になるため、ここで死なせるわけにはいかないと言う。88星系もの仲間が集まっても成しえなかったコトではあるが、ラッキーが持つ奇跡を引き寄せる力があれば、可能ではないかと。
そしてラッキーは復活し、新たな力・シシレッドオリオンとなる。

ツルギは伝説の勇者で、ラッキーは宇宙一幸運な男。
勇者の力と、奇跡を呼び込む力、その両方が必要である。だからツルギもラッキーも生き残るし、勇者と幸運が融合したシシレッドオリオンが誕生する。

オライオンは自分の子どもに会うことが出来ず亡くなってしまう。しかし、前回の記事でも書いた通り、自分の末裔であるラッキーに出会えたことで「家族に会う」という願いを果たした事となる。
キュウレンジャーの仲間と出会ったおかげで願いが叶うというフォーマットが活きている。

オライオンが死んでしまい歴史が変わってしまう事になりますが、現代に戻っても相変わらずドン・アルマゲは生きている。
不死身なのか、あるいは歌舞伎の襲名システムなのか…。

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