2017年 08月 07日
かつて88星座の戦士と共にドン・アルマゲと戦った鳳ツルギ。
キュウレンジャーに対し、どうしても仲間にしてほしいなら盾になれと言ってのける。
それは、かつて信用していた仲間が自分の盾となって死んだことに起因している様子。

仲間が盾になったら同じ悲劇を繰り返すのではと思いますが、その仲間の決断を間違いだとは思いたくないから、そのように言っているのかなとも思える。
口では傲慢にも聞こえるコトを言いながら、戦いの中ではラッキーを庇ったりして、冷淡な人というわけではないのです。

仲間を失う経験をしたくないから一人で戦おうとするツルギ。
ツルギが死ねば、死んだ仲間達まで無駄死にになっちまうとラッキー。
1人で戦おうとしたがるツルギは破滅的にも見えるのです。不死身の英雄が死に場所を探しているのかと(不死身ではないけど)。

ラッキーは「戦う盾になる」と、互いに戦い守る仲間になると言う。
1人の救世主によって救われるではなく、救世主は多い方がいいというキュウレンジャーの思想に合致している。リソースは分散した方が作業は楽になるのだ。

と協力体制が叶ったところで新たな巨人キュータマジン。
全てのボイジャーが合体…するのではなく、キュータマだけが合体する。なるほど…その手が。

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2017年 07月 31日
ツルギは倒したはずのドン・アルマゲが生きている謎を解明しようと、放送局をジャックしてジャークマターの幹部を誘い出す。
やって来たのはフクショーグンの一人テッチュウさん。
ツルギはフクショーグンの事も覚えているのですが、テッチュウさんは憶えていない。
惑星キールの妖精エリスはツルギの存在を知っているようだし、知っている者、知らない者がジャークマター内外に関連しているワケでもない。ジャークマターのブラックリストには載っているから、事実としてツルギが居たことは確かなわけで…はてさて。

ホウオウの力によって不死身の力を持っていたというツルギ。しかしドン・アルマゲを倒す際にその力と共に多くの仲間を失ったとの事。
仲間は自分の楯となって戦えとツルギ談。これに反発するラッキーだが、であるからこそ戦いの専門でない者は戦うなともツルギは言うのです。
しかし、結局そのやり方でドン・アルマゲを倒せなかったのであるから、犠牲を出さない戦いをするべきとラッキー。

ツルギの目的、それがアルマゲを倒す事か、はたまた別の事かは判然としないながら、それは仲間がいれば叶えられるコトであると証明するのがいつもの流れ。
ツルギは仲間を犠牲にするという方法で一度目的を達成している。それ事態を見れば「仲間がいれば目的が叶う」という番組テーマにも沿ってはいる。でもそれは「仲間を犠牲に目的を叶える」事も善であるとなってしまうので、「仲間を犠牲にせずに目的を叶える」という、今までより一歩進んだテーマを描かないといけないわけです。

その間を取り持とうとするのが、キュウレンジャーの常識人枠ふたり。常識人であるが故に埋没気味だったけど、ここで出番かぁ(ぉぃ)。

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2017年 07月 24日
アルゴ船から復活した自称・伝説の救世主、鳳ツルギ。
やたらスケール感のある自分の伝説を語りだしますが、そんな歴史はキュウレンジャーの誰一人として知らない。
ツルギは、自分がコールドスリープしている300年の間にジャークマターが真の歴史を闇に葬ったのだろうと考える。
300年前の事を知っている人がいれば確認できたかもしれませんが…そう、たとえば…先日300歳になったという天秤座の機械生命体とか…。
偶然にも今回ツルギとは顔を合わせていないわけで…そうかぁ、この為の300歳設定だったのかな。

地球にはツルギに関する博物館があったコトが分かり、ラプターの基礎となったアンドロイドはツルギが開発したとも言う。ジャークマターの歴史教師はツルギの事を知っていて、大風呂敷を広げているだけかと思いきや、実しやかになっていく伝説。
そしてまた、ドン・アルマゲもツルギがかつて倒したはずだともいう。
では現在のドンさんは何なのか…と新たな疑問が。

伝説の救世主復活に伴い、もはやキュウレンジャーは不要であるとツルギ。
それに対して、本来は非戦闘員の秘書アンドロイドとシェフであるラプター283とスパーダが、キュータマに選ばれた自分たちの戦う姿を見せる事で納得させる。

戦いは戦える奴に任せておけというツルギの言い分も尤もであるけれど、本来非戦闘員である者が戦うという姿に“誰でも救世主になれる”というメッセージがあり、そこにこそ「戦隊」のテーマもある。
ツルギは一人で戦っていた救世主っぽいので、言ってみれば戦隊ではなくライダー的なヒーローなんですよね。
今回の意見対立は、個人ヒーローと戦隊ヒーローの対立であるとも言える。

そんな中で戦隊ヒーローの優位性を描くモノとして、個人ヒーローでは救えなかった宇宙が戦隊ヒーローによって救われる…という物語が紡がれるのかなぁと、現時点では推測されうる。

そしてエンディングはキュータマ音頭。
そうそう、これを待ってたんだよ。
戦隊はこういうのでいいンだよ(ぇ)。

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2017年 07月 10日
スコルピオとの最終決着。
復活したチャンプの助けもあって、スティンガーは遂に勝利する。
スコルピオは最期、スティンガーの毒を吸い取り、ドン・アルマゲからの攻撃を受け止めて散るのでした。

闇落ちした兄のスコルピオでしたが、最期の最期で弟想いの兄に戻ることが出来た。
前回、暴れるスティンガーを小太郎が正気に戻したコトと重ねられているのだろうなと見える。弟だけが闇落ちした兄を救うことが出来るのだと、前回の話で回答を提示していた。

チャンプの敵討ちという願いは果たされ、スティンガーが(優しかった頃の)兄を見つけるという願いも、これで果たされた事となる。
勿論どちらも、仲間がいなければ果たされなかった願いなのであったという部分にキュウレンジャーのテーマが見える。

とうとう復活したアルゴ船から出てきたのは、スペースバスター・ホウオウソルジャー。本人曰く伝説そのものだとか。
一話の中で前半と後半がまるで違うエピソードだったのかと思うぐらいに盛り盛りだったかと思います。
スティンガーのドラマに決着がついたと思う間もなく、ホウオウソルジャーに持っていかれる。恐ろしい…これが伝説か…。

マーダッコさんは遂に終わりっぽい断末魔だったけど、はて…。
東映なのでたとえ予定通りの流れでも、後で幾らでも安易に復活出来るのですが。

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2017年 07月 03日
一人でスコルピオとの決着をつけに行ったスティンガー。
命がけの秘術でスコルピオに挑むも、逆に操られてラッキーと小太郎に襲い掛かる。

兄が強さを求める呪いにかかったのは、弱い弟を守ろうとしたことにきっかけがあるのではと責任を感じるスティンガー。
それに対して、アニキと慕うスティンガーは強いのだと小太郎がフォローする。

一人では達成できないコトも仲間の存在によって補完されうる。
自己認識では弱いと思っていても、仲間は強さを認めてくれている。
スティンガーとスコルピオの兄弟関係は崩壊してしまったものの、スティンガーと小太郎の兄弟関係が失われたモノを補完してくれているのです。
ずっと兄を探していたスティンガー、実際の兄はもう取り戻せない領域に行ってしまっているけれど、小太郎がいるおかげで失ったはずの「兄弟」というモノは取り戻せた。
スティンガー自身が小太郎のアニキになることで、本来取り戻したかった「理想の兄」にスティンガー本人がなったのだとも見える。

正直、スコルピオはもう救えないでしょうと思っているのですが、今回、小太郎がスティンガーを救ったのは、弟が兄を救うことが出来るという一抹の希望を見せたという風にも感じられない事は無い。
であれば、スティンガーももしかしたら兄の心を取り戻させることが出来るのかも…? うーむ。

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2017年 06月 26日
地球にモライマーズ大艦隊が迫り、アルゴ船の復活が急がれる。
リュウコツキュータマがあるという惑星キールでは、人々が強制労働に苦しめられている。リュウコツキュータマはその星の森の奥、精霊のエリスがかつての救世主から預かって守っていた。

キュータマだけでなく星の人々を守る事が救世主の役割だと見せるキュウレンジャーに、エリスも救世主である事を認める。
結果的にキールの人々は守れたもののキュータマはスコルピオに奪われてしまった為、痛し痒しな部分はあったけれど、どちらかといえば人の命を守る方に尽力するのがキュウレンジャーなのであると描かれている。

今回明かされたのは、かつて“オライオン”なる救世主が宇宙に居たこと。
ホキュータマを手に入れた際は、惑星ベラの人達からの信頼が必要だったけれど、今回は妖精を通じて過去の救世主に認められる必要…みたいなコトなのかしら。

アルゴ船のキュータマは三つ揃い、過去に存在した救世主の存在が言及され、そろそろ新展開かという感じですね。
マーダッコさんもまだ生きていたし良かった。

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2017年 06月 12日
マーダッコにラシンバンキュータマを奪われたラッキー達は、ブラックホールに吸い込まれ、別の宇宙にある地球へと降り立っていた。
その宇宙にはジャークマターがおらず、宇宙警察が地球の安全を守っているという。

といったわけでの、ギャバン、デカレンのスペーススクワッド共演回。
荒川さんに竹本監督という安定布陣の中でのコラボ回でしたが、「キュウレンジャーvsデカレンジャーvsギャバン」を二十数分でまとめあげたとしか言いようのない一本です。すご。
クライマックスで主題歌やBGMが鳴り響くのはもはや当然と言わんばかりで、更にデカウイングキャノンをリュウテイオーが持ち、電子星獣ドルとリュウボイジャーが一緒に並ぶという映像を見せつける。
ボスとガルの弄りを筆頭に、この二十数分間という短い尺の中、キュウレンジャーのコラボ回で出来ることは全部やるのだという意気込みがひしひしと感じられました。出し惜しみはしない。すべて出し切れと。
そこまでやるかと思いつつ、そこまでやるのが竹本監督らしい…。

デカレンジャーロボが出るぐらいならまだ分かるけど、まさかデカウイングロボの変形形態であるキャノンが出るなんて予想できるはずもない。2017年やぞ…。

お話の方は、ラッキー達が宇宙警察、宇宙刑事もまた救世主であるとシンパシーを抱く流れ。
キュウレンジャーのいる宇宙には宇宙警察どころか、どうやら警察という司法システムそのものが存在しない様子。そら99%も支配されてまいますなぁ…。

考えようによっては今回のお話ってただのコラボ回という意味以上に重要になるかもしれない。たとえキュウレンジャーがジャークマターのボスを倒したとしても、それで宇宙が平和になるわけではないし、かといって9人(11人)で宇宙全体を守ることは現実的に不可能なわけですから、司法や警察システムの導入というのは非常に重要な要素足りえる。
救世主がいなくても平和を維持できるシステム、あるいは誰でも救世主になれるシステム。
それは、キュウレンジャー自身のテーマでもあるけど、仲間がいれば夢が叶うというコトにも繋がる。要するに人とリソースを増やそうって話ですが。

キュウレンジャーはスケールがデカいだけに、そのぐらいまで行かないと宇宙は救えないと思われる。そういう意味で、警察システムとの出会いを描いた事はとても意義があるのではなかろうか。

で、マーダッコさんはまさかこれで終わりなのだろうか…(今回一番の懸念事案)。

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2017年 06月 05日
ラッキー達がやって来たのは光を通さないドームの中の街。
中では昼間が22時間続いており、長時間労働によって酷使させられる人々は満身創痍であった。
その街のダイカーン・シャイドスは常に市民を見張り、悪口を言うだけでも即座に制裁が与えられる。しかしその姿は誰も見えないのだと。

市民に長時間労働を強いる恐ろしいダイカーンですが、自身も監視のために22時間働きっぱなしだので、物凄くタフな方であるというのが分かる。自分が楽をするために働かせているでもなさそうなので、自分がそれだけ働けるからお前たちも働けという体育会系の極みみたいな存在なのかもしれない。どうにせよ恐ろしい。

お話はガルとバランスの不和から和解、さらにヒカリキュータマの効能を示してくれる。
ガルとバランスはそんなに仲悪かったかなぁとも思いましたが、そこはサブライター回なので大雑把に見つつ、ヒカリキュータマの太陽と月に合わせてのチョイスになっているのだと分かる後半です。
だいたい新アイテムの販促回は、そのお当番のキャラがアイテムを使用することが多いわけですが、今回の様に使用者と効能者を別にするというパターンもあるのですね。なるほど。
これもまた人数が多いからこそのアイディアだなーと感じられますなぁ。
まぁ何で二人がパワーアップしたのかは分からないわけですが。

次回はデカレンジャーとギャバンが客演。今回、荒川さんが書いていたのはその為の…。

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2017年 05月 29日
兄・スコルピオと再会したスティンガーとチャンプでしたが、別の場所での会談を提示させられる。スティンガーはそこで、スコルピオがドン・アルマゲ暗殺の為に潜入しているのだと知らされる。
兄は邪悪に染まったわけではなかったのだと安心したのも束の間、それはスティンガーから情報を聞き出すためのフェイクでしかなかったと分かり、スティンガーは茫然自失。

スコルピオさんの狙いはドン・アルマゲを始末して、自身が宇宙の覇者となる事。スティンガーも目的を隠してジャークマターに潜入したことはあったけれど、兄弟の見る方角はまるで違っていた。

スコルピオのライダーキックからスティンガーを庇ったチャンプは大破。ジュウレンジャーがキュウレンジャーになってしまった…。
ロボットなので復活しそうとはいえ、こんなシリーズ前半でメンバーの死を目にすることになるとは。これも人数が多いからこその自由度なのかもしれぬ。

たった一人の家族だった兄を信じたかったが裏切られ絶望したスティンガーに、吾輩がいるではないかとチャンプ。
キュウレンジャー各位が持っている目的は仲間の存在によって叶えられるという約束。
スティンガーの場合は兄を探す事でしたが、それは言い換えると「家族が欲しい」という意味であり、チャンプ以下キュウレンジャーのメンバーによって補填されうるってコトなのだなぁと。

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2017年 05月 22日
ホキュータマがあるという惑星ベラに降り立った面々は、そこで人々がジャークマターを倒す救世主をあがめている姿を見る。しかしその救世主こそがダイカーンであり、ジャークマターの自作自演なのであった。
その事実をキュウレンジャーが伝えても信じてはもらえぬだろうからして、少女マアサから伝えてもらいたいものの、引っ込み思案の少女は思いを口に出せない。

自分も昔は引っ込み思案だったが、勇気を出して言葉を発したというハミィの説得を受け、少女も勇気を出す。
小太郎の登場回もそうだったかと思いますが、キュウレンジャーはあくまでその星の人たちの助っ人でしかなくて、正義の押し売りをしに来たのではないのですよね。
その星の人々が声をあげない限り、手は出さないというスタンスなんだなぁと感じられる。
正義ではなく、正義をする者の味方であると。

スティンガーとチャンプは、割とあっさりスコルピオに遭遇する。
引っ張りつつやるかなと思ってましたが、展開はスピーディーだ。

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