
プリキュアになってほしいと誘われる → 断る → プリキュアの正体を知る → ラブちゃんたち頑張ってる…
今日の話の流れだと…なんか普通にミユキさんが変身しても問題なかったように感じました。
パッションさんの髪の色からして間違いなく正体はミユキさん以外に無いと断言してもよいと思われて仕方がないのですが、いったいいつになったら変身するのでしょうかねー(棒読み)。
■初めてミユキさんが可愛く見えた(ちょ)私、プリキュアは出来ないわ。
ラブ達はダンスとプリキュアのどっちも取りで頑張ろうとしていたけれど、ミユキさんはきっぱりとその選択肢を選ばない。
ミユキさんは元からダンスに一直線な人だし、そもそも忘れているかもしれないけれど、ミユキさんは超人気ダンスユニットのリーダーなのです。その芸能活動というだけでとてつもない疲弊を強いられているのですから、ダンスを教えてもらうだけでありがたいと思わなければなりません。まるで毎日ダンスを教えてドーナッツを食べてるだけの人みたいに思えますが、全然そんなコトはないのです。
タルトやラブ達、イースまでもがミユキさんはプリキュアになるであろうと思っていますが、ミユキさんはプリキュアというモノがどういうモノなのかをある程度分かった上で、はっきりとそれを断ります。
タルトが後で言っていますが、“決めるのは自分”なのです。
周りの風評や熱望に惑わされることなく、自分の意思によって決める事。だってそれが自分の幸せだから。
その辺が管理国家ラビリンスとの差異でもあります。
ちなみにラブ達は初めこそ自分達の意思でプリキュアになったワケではありませんでしたが、今やプリキュアでいるコトは間違いなく自分達の意思によって決定させられているのですよね。
だからこそプリキュアが自分たちの幸せの一つであると認識できる。
前回は二兎を追うもの一兎も得ずと言っていたせつなさんですが、今回は両方頑張るべきだとラブに助言。
前回はプリキュアを辞めさそうという狙いで、今回はダンスによってプリキュアをもっと疲弊させようとする狙いがあるようですが…いくら占いとは言っても、あまりに前と言っているコトが違う。
前のミユキさんと一緒にいるとFUKOになるわ、の一件も含めて、発言がコロコロ変わるという印象を周りに与えるコトは否定できません。
そんなんだと友達無くすと思うんだよなー…て、元からいないのか。じゃ、別にいっか。
しかし、はたから見れば占いでラブを励ましたり、困っているフェレットを助けたりと…最近のせつなさんはホントに通りすがりのイイ人過ぎる…。
入院中に襲うのが一番カンタンに倒せるのに…わざわざ退院を待ってから襲い掛かったら見事にやられるとか…正直者がバカを見る時代なんだなぁ…(うわぁ)。
■プリキュアは常に元気玉にような存在なのか前回はプリキュアとイースさんの両者が、周りからの注意を聞かずに身体をボロボロにしてしまう…というトコロで終わっていました。
個人的には前後編の前編だけを見せられたような、問題の帰結がされないモヤット感が若干残ったのですが、そういう観点から見ると、今回はちゃんとその問題も帰結されているようなお話になっていた、とゆー印象を受けます。
ピーチ「ダンスもプリキュアも応援してくれる人がいる。だから、選んだものが大きくても重くても、幸せもさびしさも全部抱えていられるだけ力が湧いてくる」
ミユキさんの勇気をパワーに変えるという言及もありましたが、プリキュアってのは周りの人たちから力を貰う存在なのです。
前回は周りの忠告を真面目に聞かず、結果過労で倒れてしまったワケですが、今回はその周りの人があってこそ自分たちも戦えるのだというお話になっていて、ちゃんと前回の問題点を克服してる。
実際、今回は前回とのバトルと比べても簡単に勝ってたしな(え)。
■ナナ…レイカ…ちょ、まっ…ダンス会場に現れる怪物。
会場に一人残されるミユキさん。
ミユキさんを助ける為に変身するプリキュア。
なるほど、今回は「フレッシュプリキュア!」第1話のトレースになっているんですね。
ナナさんとレイカさんがミユキさんを置いてさっさと先に逃げているというトコロまで同じです(ちょ)。
てゆか、ミユキさん逃げ送れ頻度高過ぎるだろう…実はどんくさいンじゃねーの、あの人…。
「フレッシュ」の第1話というと、ダンス会場に現れた頭の痛そうな少女の送り込んだ怪物を倒すべくラブがプリキュアに変身…というお話でしたね。
たぶん物語上最も大事なのはラブとせつなが初めて出会った事なんでしょうけども…それと同時に、あの日はラブがダンスとプリキュア、その両方に出会った日なんです。
ダンスとプリキュアに初めて出会った日。
それはミユキとタルトに初めて出会った日でもあります。
同じ時に手に入れたダンスとプリキュアによって、ラブはミユキやタルト、シフォンと出会うことが出来、おかげで今は毎日が幸せゲット状態。
それはラブだけじゃなくて、最初はプリキュア探しなんて面倒なこっちゃと思っていたタルトが、ラブ達と出会えたコトによって今は幸せを感じている。幸せの波及。
タルトはラブ達のプリキュアサイドの水先人です。だから普段も“ラブはん”ではなく“ピーチはん”と呼んでいる。
一方、ダンスを教えるミユキさんはラブ達のダンスサイドの水先人と言える。
これまでその両者は交わることはなかったんだけど、今回の事でミユキさんはラブ達がプリキュアであることを知り、タルトはラブ達にとってダンスがどれほど大事な物であるかを思い知る。
まるで、ダンスとプリキュアというモノが溶け合っているかのようなのです。
それはつまり、“自分の幸せ”と“人の幸せ”、そのどちらもがラブ達の中で大切で切り離せない存在になり、溶け合っていくとゆーこと。
だからこそ今回はダンスとプリキュアに初めて出会った第1話のトレースなのですね。
今回でダンスとプリキュアの関係については終着したと言えますからね。
まさに第一部「完」てーコトなのかな、うむ。
■正体バレで盛り上がらないヒーローがいるだろうか(棒読み)面白いすなー。
ミユキさんとタルトのエピソードにすることでラブ達の中のダンスとプリキュアの存在を描くとは…なかなかよく出来たお話でした。赤尾さんが手の届かない所に行っちゃう…!(え)
あのピンチの中で変身して正体がバレるのも、コレだ!て気がした。
もうねー、王道ですよねー、あのバレ方は。うんうん、やっぱ燃える。
肩透かしな正体バレが多かった「キバ」と比べると、王道ってやっぱ偉大だと思うんだ…うん。
さーて…次回、次々回辺りがイース編のクライマックスでしょうかね?
気合入ってきた…て感じですね。
⇒
フレッシュプリキュア 各話レビュー
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