2009/06/05
今日のドラえもんは…まさに俺、参上。
本日放送は「正義の味方セルフ仮面」でした。テレビで放送されていた“アラワシ仮面”に心奪われたのび太はドラえもんに正義の味方を出せと懇願。
翌日、宿題をし忘れたのび太の下に現れたのは、正義の味方セルフ仮面なる人物――。
まったくイイ歳をしてヒーロー番組にうつつを抜かすだなんて。
あれは小さな小さな子どもの為に作られている番組であって、分別ある歳をした人間が好んで見る番組なんかじゃありませんよ。
それだのにホントにもう、お子様としか言いようがありませんなー。
あれ、心が痛い…どうしてだろう…。
謎のヒーロー、セルフ仮面の正体はのび太自身。
のび太自身がセルフ仮面となって今日起きた自分のピンチに駆けつけなければならない…というまたしてもアカシックレコードなお話。「のび太の大魔境」を物凄くミクロにしたようなお話かも。
原作では自分がセルフ仮面の正体だと気付き、タイムマシンで宿題の手伝いに行くところで終わっていますが、今回のアニメでは同じ一日の出来事をAパートではのび太視点、Bパートではセルフ仮面視点で描かれていました。
構成としては面白いと思いながらも、原作好きとしてはわざわざ説明してしまうBパートが若干蛇足かなぁ…という気がせんでもないです…。セルフ仮面の正体が分かってからもう一度同じページを読み返すと“そういうことだったのか!”と思える原作と狙いが違うのだとは…思いますけどね。
アニメでは、わざわざ同じ出来事を繰り返す上でのポイントとして“何故セルフ仮面は最後にのび太を助けないのか?”という謎を提示するコトによって視聴者の興味を引く作戦になっています。
で、その謎の答えはというと、ジャングルジムを登る智也君を見守るため。
手を貸そうとするセルフ仮面の助けを借りず、智也君は自分の力だけで登り切る。
ヒーローに頼らずに自分の力で何とかすることが大切…か。
まぁ、のび太はのび太で間違いなく他人の力を借りずに自分の力だけで何とかしていましたけど。
イイ話っぽいーような気がしないでもないんですが、このお話でそれ要るかなー?という気がしないでもありません。
そりゃまあイイ話とか教訓とかは、付けようと思えば幾らでも付けられるんでしょうけどさー…微妙に原作エピソードにある面白さのベクトルとずれたりしてしまう事もあるんですよね…いや、何せ元がただのギャグマンガですから…。
とはいえ、原作一本を30分にするならイイ話要素が無いとキツイのかなぁ…というのも分からなくも無い。
難しいですね…答えの出ない、長い旅路なのだな…(え)。
しかし、智也くんと公園で遊んでいる時にものび太はセルフ仮面を呼んでいましたけど、あれは全然呼ぶ必要なかったと思うんです。
え、だってほら、あのまま放っておいても噴水の水に落ちただけでしょ?
水に落ちても死なないってのは最近じゃ有名な学説じゃないですか、ええ。
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コメント
正義についての考え方が人によって違うからこそ、誰かにやってもらうよりは自分なりの正義を自分の力で…ということで「セルフ」という名前にしたのだと私は考えました。
智也くんの場合は正義とは少し違う気もしましたが、やっぱり「自分でやる」という事に結びつけたのだと思いながら見てました。
2009/06/06 17:03 by dolive URL 編集
アメリカでも(なぜか蝙蝠の)コスプレして大真面目にヒーローしてる人がおりますな。
しかし、タケコプターってどれ位の重さの物体を持ち運べるのでしょうか?ジャイアン母かなりの重さですよね
2009/06/06 20:05 by オゴポゴ URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
人は皆、自分の中に自分だけのセルフ仮面を持たなければならない…てことですね(え)。
なんて教訓の深いお話なんだろう(おい)。
ゲストキャラの成長物語てのも意外や珍しい気がしましたね。
まぁ、やるならもうちょっと智也君の背景を描いても…という気がせんでもないのですが、ええ。
>オゴポゴさん
蝙蝠のオッサンにしても蜘蛛のお兄ちゃんにしても、日本のヒーローと違ってスーツ自体に強化能力が無いってのがアメリカンですよね。
要するに格好自体はただのコスプレかよと…。
タケコプターは少なくともドラえもん(129.3キロ)は持ち上げられるので、ジャイ母+セルフ仮面でもたぶん大丈夫でしょう。
問題はセルフ仮面がジャイ母をずっと掴んでいられた事の方です…なぜだ。
2009/06/06 20:57 by TJ-type1@管理人 URL 編集