2009/05/29
今日のドラえもんは…ママは58キロ。
本日放送は「ドラえもんがダイエット!?」と「野比家の家計が大ピンチ」でした。「ドラえもんが~」は道具を誤って使ってしまい、200キロに太ってしまったドラえもんがダイエットをするというお話。
ロボットのくせに太るだなんて、ドラえもんはやっぱり高級ロボットなんだなぁー(棒読み)。
のびスネジャイのママ達もドラえもん宜しくダイエットに目覚めてエアロビをしだすんですが…いきなり歌いだすというミュージカル展開に思わず笑ってしまった…。
まぁ、それ以上におかしかったのはママたちのアクションがホントにそれだけで、その後は話に何ら関係無かったという事実です。
ちょ、え、何がしたかったの!?
ダイエットンなるダイエット用スパルタコーチロボによってダイエットを始めるドラえもん。
これからドラえもんの苦悶の日々が始まるのか…と思ったら一分後には元の体重に戻っていた。ちょ!
お話はそこから元の体重に戻ってもなおダイエットさせようとするダイエットンとドラえもんとの対決になるわけですが…そんなコトはどうでもいいのです(え)。
ダイエットの話なのに一番のミソであるダイエットの過程が一切描かれていない!…これが今回一番の驚きです。
ダイエットンの厳しいコーチングで運動や食事制限をさせられ、それに反発するドラえもんとのドタバタコメディになるのであろうと誰もが思うトコロで、それらはバッサリとカットされ、スムーズにダイエットに成功してるって…スゴイです、オレの想像のナナメ上をすっ飛ばしてるっす。
そんな感じなんだけど、でも楽しかったという不思議なお話でした…ある意味ではシュールです。
「野比家の~」はてんコミプラス2巻にある「月給騒動」が原作。
原作で無くしたのは給料袋でしたが今回はあくまで銀行からおろして来た生活費。さすがに21世紀で月給袋は…無いです。
このお話は「連想式推理虫メガネ」などのお話(金貨が無くなるお話)に代表される、「ドラえもん」らしい時間モノのお話。
タイムマシンに乗って歴史に介入したはずが、実はその行動も含めて既にアカシックレコード化されているという…安易に過去が変わって云々みたいなお話よりも、よっぽど頭を使って考えられて作られているのが分かります。
構成の巧みさ、理系の楽しさですなー。やっぱり時間モノの楽しさは歴史の改変よりも、このつじつまが合った瞬間にあるって気がします。
またこのお話の場合はタイムマシンで一度過去に行って、さらにもう一回行ってるというのが面白いフェイクですね。
一度ですら反則技なのに二度とか…まったく「TPぼん」の世界では同じ時間上に何度も行くのはタブーなんだぞ(え)。
まさに「ドラえもん」らしい生活ギャグSFだたすなぁー、うむうむ。
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コメント
先週ののび太のプロポーズ同様、タイムマシンを使えるドラえもんだからこその時空を超えた伏線の張り方が見事だと思います。
2009/05/30 16:47 by dolive URL 編集
◆コメントありがとうございます!!◆
日常に根付いたSFの巧さはF作品では定番でありますが、その中でも時間トリックに関してはやっぱりドラえもんが一番じゃないでしょうかね。
バック・トゥ・ザ・フューチャーみたいなコトをご近所レベルで、一日二日レベルの時間差のお話でやってのけてるんですからね。
すんごい敷居の低いSFですよー。
2009/05/31 00:46 by TJ-type1@管理人 URL 編集