「電王」の特別編成の為、二週間放送をお休みしていた「仮面ライダーディケイド」が帰って来ました(え)。
その、なんかもう久しぶりに「うわーディケイド観てるよー」という気持ちと、最近の作品である「カブト」の割と鮮烈な印象がグァーと思い出され、それらがごちゃ混ぜになって、今回はすんごい楽しかったのよ!
原典である「仮面ライダーカブト」というと…謎と伏線と料理と謎と黒包丁みたいな印象が強い作品。
とりあえず膨大な量の謎と伏線を提示しまくった挙句、そのかなりの量を投げっぱなしにしたというのは軽い伝説(うわぁ)。
今でも壊れたベルトがどうして触っただけで直ったんだろうとかが全然分からなくてうなされそう(ちょ)。
その他にも、やたら料理で遊ぶとか、主人公が感情移入しにくいとか、天道より加賀美の方が好きだったとか(個人的)、気付くと「カブト」って黒包丁の印象しか残ってなくね?とか、色々とありましたよねぇ…。
当時は当時で「はぁ?!」と思っていたコトが、今となっては笑い話に出来るのが時の流れの温かさってヤツなのかもしれない…うん。
そしてこの「カブトの世界」。
ZECTやクロックアップなどだけでなく、妹やおばあちゃん、料理、それら原典要素が盛り沢山に詰め込まれていて、何だか凄くワクワクとニヤニヤです。
サブタイの「暴走」は赤い靴スイッチとかけてるのかなぁーとか、今回の「有名人は辛いな」という士の台詞は原典「カブト」で天道総司がちょくちょく言っていた「人気者は辛いな」にトレースされているモノなのかなーとか、色々と原典「カブト」とリンクされる部分があって楽しくて小憎い。
ワームのクロックアップに対抗してクウガペガサスフォームの超感覚で対抗なんて使い方もとても上手いですし、クロックアップVSアクセルフォームという夢の対決もファンには嬉しい所です。
なんかもう、まるで妄想を具現化してくれているような番組だな…ディケイド。
とりあえず東京タワー映しておけば「カブト」っぽく見えるってのも不思議なもんですね。
ZECT本部までもが東京タワーならぬ西東京タワーにあるとか、何ソレっていう…。
正直、個人的にはこれまでのライダー世界と比較してもかなりワクワクで楽しんでいる感が強いです。
あれ? これじゃあまるでオレが実は「カブト」大好きだったみたいじゃないか!(え)
おそらく、これまでのライダー世界は視聴していても記憶がかなり飛んでいる原典作品だったので、原典要素に触れたとしても「あー、そういやそんなんあったねー」ぐらいにしか感じ取れませんでした。
しかし、「カブト」は最近の作品である為、割と明確にそのディティールやストーリーを覚えているというのが楽しんでいる要因なのではないかと思われるのです。逐一出てくる原典要素に「あ、それか!」とか「おお!」とか気付けるってのは、かなり楽しいです。
ま、「カブト」はレビューを書いていたからという理由も大きいのだとは思いますけども。
いやぁー、後編の着地点も何となく見える感じで、次回が純粋に楽しみですよー。
基本的に謎で引っ張っていた作品は「ディケイド」ではスッキリと簡潔に見せてくれる傾向もありますしね。
ただ、「カブト」ならおでんよりもサバミソって気がどうしてもしてしまうんだよなぁ…。
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仮面ライダーディケイド 各話レビュー
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コメント
アタックライドゥ
管理人さんがカブト大好きな事くらい、みんな先刻承知ですよ、あんな長いリストこさえて突っ込み入れてたのに(笑)
全く、このツンデレがよヾ(
そう言えば今回も、原作BGM使ってましたね。クウガ編あれで再編集してくんないかなあ。
2009/05/11 21:52 by アース URL 編集
2009/05/11 22:34 by オゴポゴ URL 編集
これが本来見たかったカブトでした…。
特にガタック誕生のエピソードは傑作でした…ですが管理人さんの言うように大事な部分が最後まで説明されていなかったのは見ていた当時、一寸がっかりしましたね。
カブト、ザビー、ガタックそれぞれのライダーがZECTの隊員達を率いて、毎回ワーム軍団と闘いながら挫折して成長していくような、ストレートな世界だったら、もっと評価していたかもしれないです。
主人公に中々感情移入出来なかったし、説明不足が多いし見てい
くうちに、勿体ぶった謎やら不満やらでモヤモヤが段々大きくなってしまってました…。こりゃあ、身体には悪いかな…などと。
まあ、何だかんだで言い出したらキリがないんだけれども僕として、一番悔やんだのが〝おばあちゃん〟がとうとう出てこなかった事ですね。
今回、ディケイドでは〝おばあちゃん〟が遂に登場したし彼女のユニークなキャラも中々良かったです(爆)
カブトの世界は僕がカブト本編で本来見たかった世界観だったんですよ。
それが僅か30分でキチンと見せてくれたのは嬉しかったなあ。
今回のカブト編では、スッキリした展開だし本編では描かれなかった謎をドンドン解決してくれているようで非常に好感が持てました。
来週ではどのように完結するのか、今から楽しみです。
2009/05/11 22:36 by masayukita URL 編集
やはりこうでなくては!
今回の『カブト編』、ストーリーの流れは見えるけども、夢の対決・原作要素・笑いがふんだんにつまっていて楽しかったです。
クロック・アップ時にパージしたアーマーがトルーパーに当たったり、初めて現れたおばあちゃんが本当のカブトの世界にいそうなど、ディケイドの醍醐味が爆発してました。
あと、おばあちゃんがテレビ批判をかましたのは、『ゴーオンジャー』のアンテナバンキに通じるものがありました。てか、どんだけテレビに恨みあるんだ古怒田さん(笑)
何より、電王の面子がさっぱり役に立たないのはかなりの皮肉だったと思います(爆)。またもオープニングを一部乗っ取ったり、宣伝もしてるのに。…大丈夫なんでしょうかね?
とりあえず、次回が楽しみです。こっちのカブトも天の道をいき、総てを司ることが出来るか?
では、失礼します!
…そういえば、キバーラも久しぶりの登場でしたね…?
2009/05/11 22:45 by 弁慶 URL 編集
今週のディケイド
今回のカブト編、とても楽しかったですね。クロックアップと言う全平成ライダーの中でも
屈指のチート能力に対抗するためクウガペガサスフォームの超感覚や555アクセルフォームに変身するのは見ていてとてもわくわくしました。
まあ、一番笑ったのはどんな状況下でも場の空気を
自分の物にする電王の存在でしたが(笑)
しかし、カブトの世界まで見てきて、オリジナルが
穴だらけと言うか、突っ込み所満載の作品のほうが
うまく纏まっているような気がします。キバとか、
555とか、アギトとか。あれ?全部井上ライダー
だこれ(毒)
2009/05/11 22:50 by uepi- URL 編集
◆コメントありがとうございます!!!!◆
おいおい、じょ、冗談はよしてくれよ。
オ、オレがカブトのことを好きだって? だ、誰があんな無愛想でオレ様なヤツのことなんて…!
あの謎リストだって、誰も作ってないから自分用にまとめただけであって…べ、別にアイツの為に作ったんじゃないんだからな!
こっちはおかげで酷く苦労したんだ。むしろ恨み節の一つも言ってやりたいぐらいさ。
だから…か、勘違いするなよな!
>オゴポゴさん
自分はタマゴ(動物系)と大根(野菜系)とがんも(練り物系)で、おでん世界の全てが積み込まれている!さすがおばあちゃん!とか思ってしまって、ちょっと納得してしまいました。
他のが食べたきゃコンビニでも行きな!
もうこの時期はおいてないだろうけどね!
>mawayukitaさん
カブトは…正直言って、中盤を過ぎた辺りから「あ、これ謎を全部解明する気も無いし、おばあちゃんも出ないな」とか思ってました…。ある種の諦めに近い境地だったのかもしれませんが、今となっては全てがネタ扱いですよ…(え)。
でも、樹花メインの話が一切無かったことには「くそう…!」と思ったもんです…。
原典でおばあちゃんが出なかったことにはそれなりに納得していたのですが、今回おばあちゃんが出てくると、こういうのも見たかったなぁーと思ってしまいますね。
きっと天道と樹花のおばあちゃんも同じような人だったんだと思うと、ちょっと優しい気持ちになれます…。
>弁慶さん
いっぱい詰まっていて楽しかったですねー。電王編は詰まってる要素が少なかっただけに、余計にディケイドらしい濃さを感じますね。
テレビに毒を吐いた時はボクも、古怒田さんはどんだけメディアリテラシーを子どもに植え付けたいんだと思いましたね。それが古怒田節だというのなら、覚えておきましょう。
電王のカードは今後士には使われないような…そんな気がしますね。
確かに電王はアタックライドで何するんだと聞かれると…ファイナルAR以外での技って無いし…困りますよね。
いや、でも楽しかったなぁ…笑ったわぁ…。
>uepi-さん
東映の公式サイトにも、チートなクロックアップにどうやって対抗するかというのが軽いテーマになっていたそうですね。
インビジブルは同じくチート能力なのであれとしても、ペガサスは「その手が!」と膝を打つものでしたね。一発勝負なのもアクセルより緊張感ありますし。
そもそもあまりうまくまとまれなかった作品というのは、往々にして謎とか伏線とかで一年間引っ張ろうとしている作品なんですよね…。
そのくせライブ感が大事だと言うプロデューサーと風呂敷を広げる方が得意なライターさんとで作っているから…んもう。
で、でもカブトは一応、メインライターは米村さんですから。井上センセのキャラの強さにかすんでるけど、あくまで米村ライダーですからね!
2009/05/12 00:18 by TJ-type1@管理人 URL 編集
カブトの正体がおばあちゃん…っていうのは無しよ
予算はまだ尽きてない様ですし、響鬼編も安泰の予感ですね。
カブト本編は、シリーズ前半のフォーマットが好きでした。
最強のカブトが、月替わりでやってくる他ライダーを蹴散らす…って流れが。
カニワームに負けたあたりから、おかしくなってきたんですよ。
ピンチになっても、「ふっ、コイツを使う時が来たか」とか言って
唐突に新アイテムを取り出して逆転! お前卑怯だ!みたいなパターンが定着すれば、
パーフェクトゼクター登場の際、あんなに叩かれることも無かったのに…。
2009/05/12 17:39 by オニギリ URL 編集
◇コメントありがとうございます!◇
カブトの前半って、割と設定をうまく使って話を作っていたという印象がありますね。
姿だけではなく記憶までもコピーするワーム、コピーされた人間はワームの中で生き続けているといえるのだろうか…みたいな。
誰がワームなんだという探索劇と、コピー能力を活かした人間の葛藤、クロックアップのアクションがカブト前半の面白さを支えていたような気がします。後半になるとどれも無くなっていた様な気がするけど…。
てか、米村回は結構好きだったんですよねぇ…じゃあ相対的に何が苦手なんだって話になりますが…。
後半はパーフェクトゼクターの登場もアレでしたけど、ハイパークロックアップって結局必要無いじゃん!?てのがねぇ…。
2009/05/12 19:54 by TJ-type1@管理人 URL 編集
やっぱりディケイドはこのフォーマットですよネ!
しかしホッパーズはあれから全く出ませんが、アレでお役御免だったんですかね・・?
あと今更なんですが、アビスって今作オリジナルのライダーだったんですねエ・・
「なんちゃらベントゥ」とか使ってたから、フツーに龍騎出身だと思ってました。
割とカッコ良いのに二話限定とは贅沢な。
鎌田クン共々また出ませんかね?
2009/05/12 23:08 by ソラフ URL 編集
ペガサスで撃ち殺されたワームがスライディングして爆発したように見えた
だから謎と解決のバランスが取りやすいのかな?って感じます。
広げられる謎が少ないから、纏めるのに必要なロジックや謎解きも少なくて済むし計算しやすい…そんな感じかも?
井上御大のライダーは、モヤモヤした部分が多いせいで、ディケイドとしてはその部分を解決してさえやれば、視聴者は何かスッキリしてくれるはずだぜ、ヒッヒッヒ…なんて計算が製作者には有ると勝手に想像していますw
実際、ディケイドをある意味原典の保管として見ている方も居るようですし。
そう言えば来週の新ワーム、どっかで見たような気がします。
ぶっちゃけ”G”で。
まぁ、折角作ったオリジナルワームだから使っちゃえ!って感じかも知れませんがw
2009/05/12 23:10 by P3m URL 編集
再びお邪魔します
ワームスコープはどこ行った(?_?)
2009/05/12 23:12 by オゴポゴ URL 編集
おでんの具は家族の絆?
おばあちゃん、兄、妹の3人の好きな具と説明がありましたので、
兄が急に帰ってきても昔と変わらず受け入れる為の
おばあちゃんのコダワリな気がします。
まあ、自分のヨミは外れる事の方が多いので自信はないですけどね。
>「カブト」ならおでんよりもサバミソって気がどうしてもしてしまうんだよなぁ…。
同感です、後は”豆腐”ですかね。
イラストには入っていますしね。
2009/05/12 23:45 by 紅 真太郎 URL 編集
◆コメントありがとうございます!!◆
ボク達の知っているライダーがフレッシュに甦る!というのもディケイドの魅力ですしね。
パラレルを純粋に楽しめるってとっても素敵なことだと思うの!
仮面ライダー鎌田はオリジナルで、代わりに13ライダーズではリュウガが消えていたんだったと思います。今思うと後で出てくる伏線だったのかもですが…。
デザイナーさんが原典と同じ人なだけに、全然並んで違和感が無いしカッコ好かったですよねー。
でも契約するミラーモンスターの方はオリジナルに元々いたモンスターだったとか…ですって。
>P3mさん
1年間のシリーズだとどうしても色々とあって、あの伏線はもう捨てようとか、あれはもう説明する時間が無いとか、そんなコトが起きてしまうものです…。
そうすると結局サジを投げた雰囲気になる。だからこそ二話完結で、そもそも謎で引っ張っていないディケイド版は凄く上手く出来ているように感じられる!
原典との対比によってディケイドが面白く感じられるとは…それだけこれまでの平成ライダーが…うわちょなにするんだやめr
「G」で登場したワームは元々カブト編の為に作った物だったらしいですね。随分と前に出来上がってるんですね…スーツって…。
>オゴポゴさん
ワー…ムスコー…プ?
な、何言ってるんですか?
ワームってのは正体が分からないからこそ物語になるんじゃないですか。
それをサーモグラフィーぐらいで発見出来ちゃったら、設定が破綻しちゃうじゃないですかー。
いやだなー、そんなモノ初めから存在しませんよー。
>紅 真太郎さん
時を経ても変わらない家族と、クロックアップの暴走で別の時間に飲み込まれてしまった…との対比なのかなーという感じですね。何となく見えているオチを書きたく無いので、その程度の雰囲気で書いておきますが(え)。
カブトといえば東京タワーに豆腐。
前回出てきたカブトの世界の幕は天道の手じゃなくて豆腐でよかったと思います(ちょ)。
2009/05/13 20:59 by TJ-type1@管理人 URL 編集