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2009年 05月 08日
本日放送は「ようこそ、世界の中心へ(後編)」でした。

前回、地底人たちの村を襲ってきた怪物。
その正体はのび太によって、ピロン以前に生み出されていた地底人。
醜悪なる姿であるという理由なだけで、神にも現・地底人にも見捨てられた哀しい存在だよなぁ…とか思っていましたが、今週はその哀しさに対するフォローが入れられていてステキでしたん。
原作では地底人の進化における必要悪的な役割でしかありませんでしたが、その後、のび太達に助けられ、一度は襲いかかった地底人を今度は守る側へと回る役割を得たってーのは、なかなかに熱いです。
のび太の優しさというモノも分かるし、何気に今回一番ドラマチックな生き方をしてますよ、あの初代地底人は。

地底国の存在が大人たちにバレそうになってしまい、どうするか…異説クラブのマイクに新たな異説を吹き込むか、もしくはマイクを壊してしまえば地底国が蹂躙される事は無いが、そもそも地底国自体の存在が消滅してしまう。かといって放っておけば大人たちが地底国に乗り込んでしまう…。

提示されている選択肢が、消滅か、侵略を許すか、というどちらにしてもかなり承服しかねる内容なのが厳しい。そんなのどちらも選べるワケ無いじゃないか…!というトコロで第三の手段、マイクを地底国に置けば地上からは干渉できなくなるという手があると示されるくだりがドラマチックでした。
原作では割とさっさとマイクとバッジを古井戸の中に捨てているのですが(まぁ、ページ数の問題ですけどね)、絶望的な選択肢しかなかった中での最後の最後、一筋の光明としてその手段が提示されるとゆーのがとても劇的でグッと来ました。
方法自体は原作通りのはずなのに、先に絶望が提示されているだけに「うわ、そんなナイスアイディアが!!」とまんまと思ってしまう不思議です。なるほどなぁー。

そしてタンマウォッチを使って大人たちの先回り。
そういえば「緑の巨人伝」でもキーアイテムはタンマウォッチでしたね。普通にどこでもドアでイージャンとか思ってしまったりもしましたが、タンマウォッチが好きなのかしら、大野木さん(え)。

こうしてのび太達も地底国には行けなくなり、ピロンとも二度と会うことは出来なくなったのでありました。
人が生まれ、神を信じ、文明を持ち、そして人が神への信仰を失うまでを見せてくれた、そんな前後編だったんだなぁ(ちょ)。

にしても、地底国の存在自体があのマイクにかかっているってのは、地底人にとってはなかなか怖い事実ですね。
しかもそれをこれからは自分達で管理しなくちゃいけないだなんて…。ちょっと何かトラブルがあったら世界が消えてしまう…あわわわわ。
実は自分達が空想上の産物であるなどと公表するわけにも行かないでしょうし、そんな爆弾の管理を任されたであろうピロンの苦労がしのばれます…。
電池の心配とか、そういうコトはしちゃダメです(えー)。

後編もなかなか楽しかったです。
怪物へのフォローとか、ピロンが青空と出会うだとかのオリジナル要素も無理なく、無駄なく機能していましたし、ドラマチックな部分はしっかりとドラマチックになっていて好かったと思います。
今回の演出をしていた佐藤真人さんはそのうち劇場版の監督とかするんじゃねーかなー…などと勝手にボクは思っているだけに、今後もちょっと注意して担当回を観ていきたいかなー、なんて思います、うん。
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COMMENTS

Commented by Voiceters URL at 2009-05-08 23:12 #HfMzn2gY Edit
Title : 封印
確か原作ではのび太が最初にデザインした地底人を存在自体排除していましたが、このアニメでは配慮がなされており、最終的に地底人たちと共存する流れになりました。後、原作ではジャイアン、スネ夫が大人達に公言したものの大人達はバッジを持っていない事の条件でガセとなって追われる身になりましたが、今回は偶然悪い大人に目撃され、更にはバッジを量産可能と言う状態になり、地底世界封印に踏み切りました。後者は結局、どちらもジャイアンスネ夫が原因に変わりありませんね。ハム太郎でも楽園だった異次元世界を封印していました。地底世界はピロン達に委ねる事になりましたが、いつの日か地底世界の文明が発達しこちらの世界を繋ぐ技術を開発しそうな気がしなくもないです。そういえば記憶を消す道具もあったはずだけど、さすがに空気読めない展開になっていたでしょうな。
Commented by dolive URL at 2009-05-09 15:13 #0Bw/CRBg Edit
Title :
私は先週のオンエアを観ることが出来ず、のび太がどういう経緯で地底国を作ったのかよく分からないまま見たのですが、とても楽しむことが出来ました。

新しい世界と生命を創り出したのですから、のび太はすごいことをしましたよね。ピロンたちからすればそんな偉大な存在なのに、偉ぶることもせず、友達として彼らと接し、彼らのために別れを決意したのび太に感動でした。
Commented by オゴポゴ URL at 2009-05-09 21:57 #sc5pCUW6 Edit
Title : 原作知らなかったので
 槍や火の使い方を教えた時点でとてもいやな予感がしました。文明が起こり富を蓄積しその富をめぐって地底人同士で戦争が起こる。その醜い有様にのび太が絶望し異説マイクを破壊する・・・・

あと地底人たちがのび太一行をもてなした時にでたご馳走が実は、あの怪物の肉だったとか

どんなことになるか冷や冷やしました。
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2009-05-10 00:15 #ZAYoVZVs Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!◆
>Voicetersさん
割と楠葉ドラで目立つのが、原作を非常に研究しているなぁーと思うところなんですよね。
原作ではページ数の都合(もしくは普通に忘れたとか)などでオミットされていたりするような設定だったり、穴だったりを補填する作業が丁寧ですね。
マンガで成立していても、アニメにするとなるとまた違うのだという事をキッチリ理解しているんでしょうねぇ。
今回のフエルミラーのくだりなんてまさにそれでした。
それはあくまで話とあまり関係ない「理屈」でしかないのかもしれませんが、そういうものも大事にされてるのはありがたいものです。


>doliveさん
この穴は地底国の入り口だ→スネ夫にバカにされる→悔しい→自分で作っちゃえ
はい、これで先週のおさらい完了(えー)。

神様的嗜好はともかくとしても、普通に考えれば自分の粘土細工で作ったモノと対等な関係性の友達になるってーのは、なかなか精神が強くなければなれないことですよね。
その辺の優しさがとてものび太らしい描写で心温まる話でしたー。


>オゴポゴさん
ボクも今回、地底人が建設しているモノを見て、バベルの塔を作ってしまうが、それはのび太達に破壊され、傲慢なる地底人は言葉をバラバラにされるんだ…とか思ってしまったり(え)。
そういう人間の歴史のトレースをして欝になる展開も、SF短編集とかなら全然ありそう…。

地底の肉…そもそも地底人と怪物以外に動物っていましたっけ…?
き、きっと合成肉か、精進料理みたいな肉的な…そんなのですよ、ええ!

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