お話的には、自分のコトを忘れてしまって実体を失くしてしまったモモタロスが、再び自分のコトを思い出して自分を取り戻すまでのお話…というトコロ。
ただその実にはモモタロスがモグラ狩りをしていたとかぐらいのエピソードしかなくて、モモがイイヤツだよーって事は分かるけど、「自分を取り戻す」に至るエピソードとかは無かった気がする。
単に士が「モモタロス」って呼んでくれたから思い出したという、そんな具合でしか無いような…うん。
結局アリゲーターイマジンさんも何がしたかったのかよく分かりませんでしたしね。
何で過去に戻って破壊活動をせにゃならンとかが全然分からないままやられてしまったような。
もし「映画を観たら分かるよ」とかいう話だったら、ちょっとテレビを殴りたい気持ちになるけど、違いますよね?
そんなこんなでモモタロスのドラマは割と簡単に決着つくし、敵イマジンは何がしたいんだかよく分からないしで、余った部分にキャラクター祭りとバトルと石田演出を詰め込んだような、全体的にはあっさりとした電王編な気がしてなりませんでした。
なんというか…「電王」を観るのであればコレでイイんだとは思うンですけど、ボクはあくまでディケイドの物語が観たくて「仮面ライダーディケイド」を観ているわけで…。
原典ライダーにあった要素を抽出し、それを濃厚に凝縮してドラマを作るというのがボクの中にある「ディケイド」のイメージなので、今回の電王編はすこぶる勿体無いという気がしてなりませんでした。
それこそ「イメージ」とか「記憶」とか「時間」とか、「仮面ライダー電王」にも数々のモチーフや印象的な台詞が存在するワケじゃないですか。
それらの要素を用いて再び物語を構築するとかすれば、それはそれでまた面白い物が出来たと思うんですよ。
それがどうにもパラレルじゃないオリジナル世界だとか、映画の序章的エピソードだとかを重視していた為に、「仮面ライダー電王」という物語を濃縮しきれていなかったと思うんです。
原典から活かす要素も少なかったし、「時間は人々の生きて来た記憶だから、電王はそれを守る」という物語が表れていなかったと思うのです。
正味の話、それは「仮面ライダーディケイド」にとっても「仮面ライダー電王」にとっても、勿体無い話であったと思うわけですよ。せっかくの素敵ドラマの可能性が一つ消えてしまったワケですからね…うむぅ。
何か結局は「ディケイド」じゃなくて「超・電王」の序章的扱いでしか無いのだなぁ…という気がしてしまいます。
いや、別に劇中で映画の宣伝をするなとは思いません。それこそTVシリーズ「電王」が劇場版とリンクしていた構成はヨダレものだったし、「響鬼」劇中でヒビキさんがさらっと劇場版の宣伝をしていたのも楽しかったです。
だけどさ、一応「電王」と「ディケイド」は違うコンテンツで、違う物語なんですからして、やっぱりこの場合は「ディケイド」のステージに立つ上でのエクスキューズが欲しかったよなぁ、とか思うんですよ。
何とかしてディケイド的パラレル世界であるというこじつけをするとか、パラレルじゃなくてオリジナルの方に士達はやってきちゃったとか、オリジナル世界だけど鳴滝の行動によって何がしかの影響を及ぼされた世界であるとか…。
そういう、「ディケイド」の物語の設計を大事にする気持ちが欲しかったなぁ…うん。
何度も書きますが、もったいないなぁ…。
超・電王の映画と電王編絡めちゃおうよ、すげーナイスアイディア!…てのは分かるけど、うん…。
その宣伝という意味合いを除くと、「ディケイド」にも「電王」にもあまり利のあるお話では無かった気がする…辛口だね、オレ(え)。
いや、それだけ今までの「ディケイド」がレベル高かったんですよ。
だからこそ今回のボウケン・スピリッツの少なさが残念だなぁ…てさ。
そんなこんなでしたが、次回は「カブトの世界」。
てっきりカブトは最後だと思ってましたが…いや、能力が高過ぎる的な意味で。カブトのカードを手に入れたら、もう他は要らないって気がするもん。
クロックアップ! クロックアップ! ハイパークロックアップ!
じゃあ「響鬼の世界」は最後ってことか…ちぃ、もったいぶりやがってぇ。
⇒
仮面ライダーディケイド 各話レビュー
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コメント
う~ん・・・
そもそも、テレビ作品はテレビで完結させるべきで、劇場版をにおわす程度ならまだしも、おもいっきりリンクさせるのって、もうもとの「電王」の時にもやってますし、「続きは映画で」というのはなんかやりたいだけやって逃げてるみたいでズルい~。
普通に、『リョウタロウが行方不明になったので、モモタロスが消えそうになる・・・で、士がリョウタロウを探し、モモタロスとあわせてやって、二人の絆が元に戻る』・・・でよかったと思いました。
2009/05/04 22:39 by サンザイオー結城 URL 編集
◇コメントありがとうございます!!◇
シンケンジャーの濃ゆさとは対照的に、さらっとした内容だなぁ…という感じですね。
靖子にゃんの売りは濃厚なドラマ成分なだけに、それも勿体無いよなぁと。
もうあの百歩譲ってオリジナル世界でもイイし、コタロウの姿のままでもイイんですが、それでも主役はリョウタロウで作ってくれてもよかった気はしますよね。
観た感じ、そこまでガッツリと今回の話が映画とリンクした構成というワケでも無さそうなので、頑張れば出来そうな気がしてしまうんですよ。
まして前編なんてバトルばっかで話が進んでいない余白があるわけだし(うわ)。
いやー勿体無いオバケが出るでぇ、ホンマ。
2009/05/04 22:53 by TJ-type1@管理人 URL 編集
やな予感的中…
視聴後、「『ディケイド』の世界で何がやりたかったのか?」という、管理人さんと同様の感想が一番に湧きました。いくら平成ライダーの中で人気があるといっても、構成にかなりのちぐはぐさがありました。
前回のコメント欄に「会川さんが降板したのは『電王』が原因では?」的なコメントがありましたが、今回のストーリー展開に、個人的によりその疑念を深めてしまいました。
ギャグも勢いで乗りきろうという意図が見えましたし…。ちょっと残念っす。
で、次回はカブトですが。脚本家さんがライダーに今まで関わっていないという事で逆に期待大です。ゴーオンジャーの時のような勢いの良さで、いい具合に「破壊」してくれる事を願います。
では、失礼しやす!!
2009/05/04 23:08 by 弁慶 URL 編集
うーん
私は電王からハマり、今でもしょっちゅうDVDを見ている位好きなので、今回も「わーい♪」と見てたのですよ。
確かに嬉しいし、楽しくて、今までに無く笑いっぱなしだったのですけど…。
見終わった後、何ていうんでしょう、モヤモヤというか、ビミョ~な気持ちが…。
電王関連だったら何でも面白いと思うヲタクのはずなのに…
何だか少し残念です。
…評論が無く感想だけですみません。
2009/05/04 23:35 by 玉響 URL 編集
もう
本当モモの「馬鹿ワイイさ」の勢いで乗り切っちゃいましたね。
良太郎の扱いがテディ以上に不憫なもので、残念でなりません・・・
2009/05/04 23:54 by nationwise URL 編集
◆コメントありがとうございます!!!◆
ま、何がやりたかったのかと言われれば…映画の宣伝としか言いようがないですよ(うわ)。
會川さんが降りた理由は分かりかねるものの、これまで頭を捻りに捻って紡ぎ上げてきた設定やら何やらを、電王編でグシャ!とやられてウワー!となった気持ちは何となく察せます…。
映画のリンクにしても、もうちょっと上手く出来た可能性があるだけに…うーむ。
次回のカブトは、簡単なあらすじを読むと「あ、ディケイド戻って来た」と普通に思えて嬉しいです。
クロックアップをそういう使い方するかー…と、やっぱりディケイドの面白さはそういう再構築にあるんだなぁと再認識。
>玉響さん
何というか…すし屋に行って美味いピザでも食ったような感覚になりましたね。
確かに美味いし腹もふくれるんだけど…それは違うだろうと。ピザが食いたい時はイタ飯屋に行くし、今はとりあえずスシ食わせてくれよ!…みたいな。
そりゃまあ、今までに無く笑わせてもらって、美味いピザだったとは思うんですが…。
>nationwiseさん
結局なんで電王の世界の主人公がリョウタロウちゃうねん、という疑問にも触れずじまいでしたね。
そりゃまあ、何よりかによりキャラクターの面白さで魅せていた番組だったという意味では間違いなく電王の世界でしたが。
やっぱりフツーにパラレルな電王世界が観たかったですね…残念。
2009/05/05 01:19 by TJ-type1@管理人 URL 編集
仮面ライダー電王・番外編 ディケイドも参上!
でも、今回は〝オリジナル電王〟として楽しめたかな。
電王ジャックになってしまったのは歪めないですね。士とモモタロスの掛け合いは最高でしたが、
オリジナル電王の世界に出物腫れ物に触らないような演出だったので、折角のパラレルだから
電王のファンを、もっと唖然とさせるような世界観を見せて欲しかった。
色々と大人の事情と映画宣伝はあるだろうけれども極めつけのオチのジークには呆れかえるやら
何やらで…。
だったら仮面ライダー電王・番外編ディケイドも参上!とかのタイトルで良かったかなあとも
思ったり…w
やはりねえ、劇場版リンクと言う事になれば、こんな展開になってしまうのかなあ…とも思い
ましたが。
ただね、もし、他のライダーが劇場版でやると言う事になって本編とリンクしています等と言
う事になったら、同じような宣伝みたいなエピソードになってしまったのかもしれないなあ…
とも思いました。
でも何だかんだで朝から楽しいエピソードでしたけれども…。
色々楽しい世界を見せてくれるディケイドもパラレル世界は来週
のカブトと響鬼を残すだけになりましたね。
クライマックスはどうなっていくのか楽しみです!
2009/05/05 09:10 by masayukita URL 編集
『ディケイド』が観たい
同感です。
クウガ偏があまりに良すぎたのが、
かえって仇になってる感じがします。
キバ辺りまでは良かったかも。
キバはオリジナルを知らないので評価が難しいですが。
アギト偏はオリジナルよりは良かったかも。
ユウスケが『未確認生命体48号』として姐さんに襲い掛かるところを、
ギルスになったショウイチが助けに入る
みたいのを想像してました。
『泣いた赤鬼』的なのを。
この設定、泣けませんか?
2009/05/05 13:02 by 邪破 URL 編集
電王らしかった、ですか?
むしろディケイドはパラレル世界という設定に足を取られて、脚本全体が滑ったような印象すらあります。
むしろこれがパラレルじゃなくて、超・電王のニュースタンダードかもしれないと思うと、今週観に行く劇場版が不安で仕方ありません。
2009/05/05 14:13 by 畄 URL 編集
電王は大好きです!
だからもうそっとしといて欲しいんですがね。
なんか大御所の芸人が、若いタレントにせがまれて昔の持ちギャグを披露して「キャーオモシローイ」って言われてる時の物悲しさを感じてしまいます。
イマジンの憑依にしても、最初に佐藤健さんのモノ凄い演技から入ってしまってるので、誰がやっても「二番煎じの悪ふざけ」と映ってしまうのです。
・・まあ、メイン視聴者の子供達が喜んで見てるので、アリなんでしょうね・・そっかあ・・
2009/05/05 16:45 by ソラフ URL 編集
確かに微妙な感じ・・・
電王的なギャグが多くて笑える30分でしたが、
結局、世界の異常は映画の方が原因だし、
ディケイド世界としてみると物足りないですね。
次の世界は「カブトの世界」ですね。
自分は電王の次は響鬼と勝手に考えてましたよ。
きっと響鬼系ライダー(鬼)と戦う時に電王に変身して
「モモタロウの鬼退治ってところか」
って感じの台詞が出ると思ってたのですよ。
ま、外れそうですけどね。
2009/05/05 19:44 by 紅 真太郎 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
そうですね。どちらかというと「電王にディケイドが遊びに来たよ!」みたいな感じでしたしね。
電王のテレビシリーズでの映画とのリンクはなかなか面白く思っていましたが、別のシリーズの中で別のシリーズの映画とリンクさせるってのはやっぱり厳しいですね…。
結局見た感じ、映画に出てくるキャラが顔見世しましたぐらいの同期しかないような…まぁ、まだ映画見てないので何ともアレですが。
一コのエピソードとして観る分には凄く楽しいし、笑わせてもらったんですけどね。
俯瞰してみてしまうと、どうなんかなぁー…とね。ううむ。
>邪破さん
なんやかんやと言いながらも、原典と比較したりしてあーだーこーだと考えられるのも「ディケイド」の楽しさの一つだったりすると思うんですよね。
そういう意味では今回は比べようがないんですよねー…まるっきり地続きの世界としか言いようがありませんし、書いてる人も同じだし。
せっかく「ディケイド」という番組を選択して観ているからには、やはり「ディケイドだ!」というモノが観たいですね。
お祭り企画だから深く考えるなと言われても…もうちょっとなぁーと思ってしまいます。
>畄さん
「電王」って何が面白かったのかって言うと、構成とか物語とかってのも勿論あるんですが、一番はキャラクターの魅力を発揮したドラマにあったと思うのですよ。
そういう意味では、今回のあまり大したお話が無くもキャラクターで魅せていたエピソードはとても電王だったと思うのですよ。
ま、それは良くも悪くもですが…。
>ソラフさん
そもそも超・電王って何なんですかね…。
佐藤健が出ないのが超・電王なのかしら…? それともドラゴンボールZみたいな、ちょっと改めて始めますぐらいの意味なのか…。
個人的には電王ってのはテレビシリーズできれいに終わってくれたので、「クラ刑事」はお祭りとしても「さらば」は結構「もういいよ…」て感じでして。
そのうえ改めてシリーズ化って…そんなに東映は厳しい状況なんですかね(ちょ)。無理やり続かされている少年漫画のようになってきましたからね…。
まぁ、でも映画は観に行く予定なんですけどね(うわ)。
>紅 真太郎さん
なんかディケイドも鳴滝もカンケーなく勝手にやってますって感じではありましたね。
問題も電王世界の中で独立して起きている事だから、向こうからしてもディケイド何しに来たの?て思われてるかも。
いやー、勿体無い勿体無い。
某所のネタバレでカブトより先に響鬼編のバレを知ったので、てっきり響鬼が先なのかと思っていました。
今までもクウガ→キバでフォームの色が同じとか、キバ→龍騎でコウモリ対決とかやっていたので、電王→響鬼でオニ対決ってのは思いますよね。
てゆか、是非ともやってほしいです。
2009/05/05 21:01 by TJ-type1@管理人 URL 編集
だとすればそろそろ次のシリーズの情報が漏れてきてもいいと思うんですが。
まさか超ディケイドだったりしませんよね?!
2009/05/05 22:38 by makiray URL 編集
私的DCD感
自分の中でディケイドのお話は、変身する人ではなく変身したライダーの姿が中心だと思っています。
ディケイドはクウガに変身できても、ユウスケにはなれない。
例えオリジナルと似た世界であっても、そこにいるのは別人で、でも変身した姿だけは同じなんです。
だから、クウガは笑顔を守るし、ファイズは夢を守ります。
そして、電王の世界はリョウタロウはいなくて、変身する人はユウスケでしたが、変身した姿は電王そのものです。
恐らく、電王はリョウタロウとイマジン達(特にモモタロス)のどちらも主人公と言えるお話だった為に、今回のお話はリョウタロウを求める人には不満だったのではないでしょうか?
しかし、ディケイドではモモを主人公に置き、自分自身を確立するという部分を採り上げたのではないでしょうか?
超・電王はイマジン達のお話なのかもしれません。
まぁ、映画とリンクしていなければもっと良かったかも知れませんがね…。
2009/05/06 02:20 by MF URL 編集
◆コメントありがとうございます!!◆
何やかんやでディケイド半分終わってしまったんですよね…早い。
ライダー世界を巡り終わったらどうするんだろうという疑問もありますが、ディケイドの次もそうか、そろそろ…。
噂じゃ「士」の名前が十号ライダーなのに「十一」を意味しているのが気になる…なんて話もありますが…超ディケイド、もしくはディケイドRXが始まるのかしら(ええー)。
>MFさん
なるほどー、ディケイド版ライダーは世界も資格者も違えど、同じ物を守る為に戦っているからこそライダー足りえる…。
そう思えば今回のリョウタロウ不在事象に対しても、ちょっと優しく見れる気がします。
大事なのは人じゃなくてガワの方だった!(え)
ただ、やはり今回のエピソードを観て、電王を観ていない人が「電王」ってどんな物語なのか分かるかと言えば…ちょっと物足りないよなぁ、という気がしてまうのです。
時間は記憶、ぐらいの言及はして欲しかったですねー。
2009/05/06 19:51 by TJ-type1@管理人 URL 編集
実は映画とあんまりカンケイない・・
あまりディケイド本編と映画を絡ませないように、TVはTVという配慮が今回はあったように感じました。
・・となると余計アリゲーターとモグラは何やってたんだよ、になっちゃいますが。
仰る通り今回の2話はディケイドというよりも超電王の第1-2話と考えた方がいいのかもしれません。
さすらいのモモタロス、みたいな感じで。
皆さん期待がおおきかったせいか評価低いみたいですが夏海のイマジン・コスプレオンリーで30分でも私はかまわない・・(おい、おい)。
あ、カブトの脚本は古怒田さんでしたね・・・高まる期待を裏切られた・・いや、案外響鬼編で驚くような展開(後篇の脚本が・・・とか)があったりして・・気が抜けません・・。
2009/05/06 20:26 by 大阪歩 URL 編集
◇コメントありがとうございます!!!◇
あー…やっぱそうなんですね、やっぱほぼカンケーないんですね、映画とは。
なんか、要するに「電王」を観た事が無い人が「超・電王」に興味を持ってくれるように、イマジンが憑いたらこうなる世界観なんですー…という説明をするコトが狙いのお話だったとか、そうじゃなかったとか…。
まぁ、冷静に考えると「電王」観てない人が「超・電王」観るワケないだろ、とか思うわけですが…大人の事情に振り回されたディケイドが不憫です…。
まぁ確かに、夏海のコスプレとか、コハナがどんどん美人さんになってる!という発見があって楽しくはありましたが(おい)。
響鬼編は後編だけ違うライターに変わる…そんなオリジナルへのオマージュはたくさんだよぉ!
いや、でも実際あの平成ライダー最多執筆のセンセは参加されないんですかねぇ?マジで。
2009/05/06 21:30 by TJ-type1@管理人 URL 編集
電王編最高!!
コメントに賛否両論のようですが私は十分楽しめました。この話が終わった余韻の後に映画を堪能したので格別でした。電王だけ全くのオリジナルは現実以外の時間も舞台になっているから他の世界のような別キャラに変えるべきでなかったのは正解でした。次元を超えるディケイドと時をかける電王のコラボは相性が良くて最高です。批判コメントを見て映画に繋がる話が悪くて映画の後日談の話が良いと思ってしまいます。自分はこう言う映画に繋がる話をアニメでもやった方が盛り上がると思います。ちなみに映画も最高です。その映画の主役は・・・見てのお楽しみです。
話変わりますが、ユウスケが着いてきた理由が何となく分かるような気がしました。答えはオリジナルクウガが主役以外のライダーが登場せず映画化もされてない不遇な扱いからの脱却だと言う事です。ディケイドのはオリジナルでないにしろクウガ自体も出番が用意されて良かったなと思います。
2009/05/06 21:53 by Voiceters URL 編集
◇コメントありがとうございます!!!!!◇
う~む、ボクが納得できなかったのはまさにその「完全に両作品同士が共演している」コトなんですよ。
「ディケイド」ってのはこれまでの平成ライダーを登場させる上で、どうやってオリジナルキャストが出なくても成立するかという事が非常に巧みに考え抜かれた設定の上にある物語になっていると思うのです。ボクはその巧みさに膝を打っていたが為に、今回はその設定を半ば蔑ろにされているコトに対して残念さを禁じえないのです。
どうもボクはキャラクターとかドラマよりも、設定の使い方や構成の巧みさなどに対して激しく心を動かされるタイプなもので、今回の事でディケイドの着地点がぶれないかと何ともいえない気持ちになるんですよねぇ…うむぅ。
2009/05/06 23:01 by TJ-type1@管理人 URL 編集
電王の真の主人公とは、そして
特定の主人公がいないというのは現代の日本人にはなじみがないかもしれません。しかし「ER」など海外のドラマではよく見られます。いわゆるアンサンブルドラマというやつです。日本だと南総里見八犬伝が近いかな。
それに電王はすでに劇場版でキバと、さらにはクレヨンしんちゃんとですら共演してしまっているため、他のライダーと違ってパラレルを用意する配慮の必要がなかったんじゃないかな。また、クウガはキャラクターのアレンジこそはしているものの世界の再構築まではしていない。オリジナルの出来がいいものは可能ならオリジナルのままで出すほうが良いという考えかもしれない。
それと會川氏の降板の原因が電王ではないかと度々言われますが、おそらくそれはないでしょう。ここから先の話は仮定に仮定を重ねているのでこういう意見もあるという程度に思ってください。
まず會川氏がいつ降板したのか。普通ドラマの脚本は放送される何ヶ月も前に作られます。ガン○ムSE○Dのようなものは例外中の例外です。つまり會川氏の降板はディケイド放送前に決まっていたかもしれないし、ディケイドが始まった直後かもしれない。もし後者だとすれば、その理由は改変されたライダー世界が視聴者に受け入れられなかったからではないでしょうか。まあキバ編とか555編とかアギト編は確かに良かったと思うけど。(ん?)私もディケイドを割り切って見られるようになるまでだいぶかかりましたし、いまだにディケイドを受け入れられないという視聴者も多くいると聞きます。それこそが「悲しいこと」だったのかも。
それともうひとつ。九つのライダーの世界がひとつずつ登場してくるけど、その順番どおりにプロットが作られたとは考えにくい。むしろ九つのライダー世界をはじめに作っておき、その後で登場させる順番を考えたんじゃないかな。だから電王の番になって降板するというのはつじつまが合わない、と思うんですよ。
とは言ってもあくまで私の
妄想想像ですけどね。降板騒動はあまり気にしないようつとめて今後もディケイドを楽しみたいと思います。2009/05/07 00:58 by dodeca URL 編集
電王編の賛否はおいといて、それと會川氏の降板をつなげるのは、ちょっといただけないかもですよ。
會川氏はかつてのインタビューで、「プロデューサーやその他諸々の事情で求められるものを受け入れ、自分の作風として確立してこそ、プロの脚本家である」と言い切ってます。
特撮に限らず、テレビ放映作品はそういう事情にあふれかえっており、その中で仕事している人間が「映画の宣伝で電王編使います」といった程度で降板するなんて、自分で「プロ失格」と言ってしまったも同然と言いますか。
シロウトが同人誌作ってるんじゃないんですから(^^;)
會川氏の不満は、映画を自分に書かせてもらえなかったことが大きいようですね。
平成ライダー大好きの會川氏は、ライダー映画というものに特別な感情を抱いており、そのために度重なる白倉氏の厳しい要求にも応えてきたのに、結局映画は米村氏に……。
初めて組んだ人間には映画を任せないのは、龍騎の時にも見せた白倉氏のドライなところですが、會川氏には屈辱的であり、ガッカリ感も大きかったかもしれませんね。
2009/05/07 09:26 by 通りすがりの赤影参上! URL 編集
◇コメントありがとうございます!◇
う~む、いやぁボクはやっぱり「電王」だけ特別視とかは出来ないんですよねぇ。
クウガからずっと観続けて来て、好きとか苦手とかはありますけども、どのライダーも愛着ある作品である事には違いありません。だからこそ今回は著しく「勿体無い話だ!」と感じ入るんですよ。
破壊の後にしか再生はありませんとか劇中で言うからには、やっぱりどんどん壊す事がディケイドの使命なのにー(え)。
あとおそらくですが、この手の番組の場合は合成やスーツ制作等の観点から一般ドラマよりも早めにシナリオが上がるのだと思われますので、會川氏降板の決定は本放送が始まる前であったと思っています。
ま、たぶんですけどね。
>通りすがりの赤影参上!さん
あくまでそのような噂があるという程度での言及でしたが、ボク自身も映画の宣伝要素程度で會川さんが降りたなどとは思っておりません。
會川さんだってゴーオンジャーで劇場版の続きの話とか書いてますしね。
残念ながらボクは會川さんや白倉さんとは面識もありませんし、どのようなお人柄の方々であるかも想像する材料すら持ち合わせておりません。
だので、降板自体の理由がシリーズ構成における葛藤であるか、仕事上の人間関係であるか、はたまた健康上の理由などであるかについても分かりませんし、その一つだけが要因なのか、もしくは複合する要素が積み重なっていたのか、原因が會川さんにあるのか東映側にあるのかに関しても分かりかねます。
だので、その件に関しては議論するだけの材料もありませんが、賞味の話、今後も面白い番組を見せてくれるのであれば、誰が書こうが構わんのですよ、ええ。
2009/05/07 20:52 by TJ-type1@管理人 URL 編集