■一瞬、カツラがお父さんの説得にほだされる展開かと…ラビリンス三人衆の中で最もFUKO収集の成績が悪いというウエスターさん。
幸せな人を狙って的確にFUKOを集めるのがウエスターさんの戦略…などと思っていましたが、最近の傾向を見るとそんなコトもなかったような…割と面白さ重視に振れて来ている感じのウエスターさん。
互いに牽制し合っている筈のイースとサウラーから助言を貰うほどに落ちぶれてしまった…早っ。
何だかラビリンスの皆さんはこのままいくと、テーマやプリキュアとの対比構図とか以上に、そのキャラクターの面白さを全面に押し出し始めたりしないかか…という懸念が。
このままブンビーさんとかガイアークみたいに貪欲に面白オカシクなっていったり…まぁ、それはそれで面白いとは思いますが。
今回のお話は、仕事に情熱を傾ける桃園父と、その父に冷めた態度であたる娘のお話。
お父さんがメインのエピソードとかどんだけ久しぶりですか…S☆S以来ですよ。
プリ5はお父さんなんて概念が存在しない世界の物語だったからなぁ…(え)。
嫌いじゃないけど、恥ずかしいやら何やらで父親には厳しい態度になってしまうラブ…というのが、中学生の女の子と父親との関係性として、共感出来る立ち位置になっているのがなんとも嬉しい。
そりゃまあ実際に昨今の中学生の父娘関係がどうかは知りませんけども、ベッタベタに仲イイわけでも無く、ギッスギスに険悪なワケでも無い、身内にはちょーっと厳しくなっちゃうぐらいな思春期の親子関係の感じが好いではありませんか。微笑まし。
桃園ラブは極端ではなく、割とフツーのどこにでもいる中学生らしさってーモノを持ち合わせてくれているような、そんな主人公な気がするんですよねー。そのヘンテコな名前以外は(うわ)。
ウエスターに操られ、町中のみんなにカツラをかぶせてFUKOのどん底に陥れるコレ以上ない卑劣極まりないカツラナケワメーケ!キャー!!
そこにスコップで立ち向かう桃園父と山吹父。スコップは手軽に使えて、尚且つ殺傷力の高い武器としてお馴染みですもんね(え)。
無茶だとしても倒すしかないというのなら、生みの親の自分たちで…!
お父さん達が熱い…! 相手はカツラだけど…何か熱い!
自分たちで丹精込めて開発してきたカツラを手にかけねばならないとは…何というジレンマ。何という哀しさ。
ボクも二人の熱さに共感しつつ、「いや、それ所詮カツラじゃん」という冷静な気持ちとのジレンマでいっぱいでした!
くそぅ、どうすればいいんだ!(ちょ)
今回のバトルでは、戦闘中にお父さん…そのドラマにおけるプリキュア以外の中心人物が介入してくるというのが、これまでのシリーズにも無い展開で新鮮でした。フレッシュ!
父親のカツラに対する熱い愛情の言葉を耳にして、父親の事を理解するピーチ。
ストーリー的なクライマックスだぜ!なバトルシーンと父娘ドラマの解決シーンが同期していて、とってもスマートなお話になっていた気がします。無駄が無い作り。
これは民間人にもプリキュアという存在が周知されている中で戦える「フレッシュ」だからこそ出来る展開なのですよねぇ。
他のシリーズだと、プリキュアという存在自体が知られちゃいけないから、バトルに他の人間は介入出来ない。
だからバトルとは関係の無いところでドラマが完結するだとか、バトルと同期してもドラマはプリキュア自身のモノであるとか…そのぐらいのパターンしか出来ませんでした。
プリキュア(やケモノ)では無い周りの人々のドラマとなると、バトルと同期させる事は非常に難しかったのですけど、「フレッシュ」ならばそれが出来てしまうんですねー。
プリキュアが一般に周知されることでこのようなパターンの広がりがあるとは…いやぁーなるほどなー。
なんかさー、ネタ回のくせに熱い話とかズルイですね(え)。
お父さんのカッコ好さも、「言いすぎちゃって後悔…」というラブの凹みも美味しいです。
神回…そうか、神回なのか…。
■背景も密度濃かった気がする…演出よかったですにゃあ…さすが松本理恵さんだわにゃ。尖ってるよなぁ…。
作画も十二分に可愛かったし、イイ動き…。ええなぁー。
さらにはガイキングとかプリキュアウィッグとか、東映セルフパロディのオンパレードでもありましたね。ベリーとパインの鉄柱垂直着地とかもゾクゾクさせるものがあったし。
遊園地の時の妙な五人組といい、フレッシュは割と開き直ってセルフパロディにも手を出しているんだなぁ。
それにしてもガイキング犬がめっちゃ可愛いんですけど。
なにあれ。困る。欲しいし(え)。
⇒
フレッシュプリキュア 各話レビュー
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コメント
夕陽の河川敷!!
今回は、敵役の中間管理職的な悩みや、メインキャラの家族の日常・生活風景等の
回想、街並みや風情を背景に盛り込んだドラマ展開など、少年マンガやアクション
アニメにあるような「身近な庶民視点」が盛り込まれていて、面白かったですね?
ラビリンス側も、イース様やサウラーもギャグテイストだったのも隠し味で
良かったです。
さて次回は…遂にパイン@ブッキーメインの話。スティックが授かるのか?或いは
別の力(技)を習得するのか?ナケワメーケもゲームのモンスターを具現化…と
あるので、デザインを楽しみにしている次第です。
では、乱文になってしまいましたが、まずはこれにて。m(_ _)m
2009/04/19 19:10 by ラビリタミン URL 編集
風の中のス~バル~♪
いや、今回は特に狂ってましたな(イイ意味で
鬘関連でも、ガイキングの他にドラゴンボールやあんみつ姫、ジョジョがありましたね。おまけにナケワメーケはマクロスの「キラッ☆」をしていました。
…なるほど、去年のゴーオン魂はフレッシュに受け継がれていたんですね(爆)
しかし、父と子の距離というのは、形にすると重くなりがちなテーマです。それを軽妙ながらも熱いタッチで分かりやすく伝えている今回のスタッフさんたちはモノホンのプロっす!加えて、鬘の存在が殺伐さの緩和に繋がっていたと思います。とにかく、脱毛…じゃない、脱帽レベルです、はい。
そして、ラブ=アフロと西=バカキャラはもはやデフォなんすかね?
最後のFUKOの自家発電は、今後の伏線のようにも取れましたが、さて…?
では、失礼します!
2009/04/19 21:02 by 弁慶 URL 編集
やってる事は毎回似たよなもんなんすけどねぇ…細部のコダワリ、遊びでこうも楽しくなるもんなのかと。
S☆Sでもありましたねー父ネタ。なんで受け入れてもらえなかったんですかねェ(遠い目に涙)
色気かっ、色気が足りなかったのかっ!?
2009/04/19 21:53 by ソラフ URL 編集
ガイキングって・・・^^;
確かに昔の『大空魔竜ガイキング』は、フェイスオープンして顔の外装が取れましたけど~。
すぐ目の前でピーチからウィッグを手渡されたのに、娘の正体がばれないのはお約束ですねえ。
むしろ少女向け作品だからこそ、ちゃんと父親の仕事を理解するエピソードは必要だと思うんですよねえ・・・。母親に感謝するエピソードは多いのに(・・・あれ?去年、そんなステキ親子エピソードありましたっけ?)
そうすれば、母親に比べて父親をないがしろにすることもなくなるような気がします。
2009/04/19 22:19 by サンザイオー結城 URL 編集
◇コメントありがとうございます!◇
サブキャラクターからの視点ってのが個人的にもとてもツボな部分だので、今回の父親エピソードはなかなかグッと来るものがありました。
やっぱりレギュラーが10人近くいるとかどうかしていたんだよ…前のシリーズは…。
次回は遂にブッキーが新アイテムのようで…。
まさかベリーさんを抜かして獲得とは…。今月下旬発売だけにこれからが本気で売る気もモードなんですね。
早く黄色い新バンクが見たいです!
>弁慶さん
そういえばプリ555のファイブDEチャンス前編の時も演出の松本さんは色々とネタを仕込んでいたそうで…若いってすばらしいな…。
カツラに真剣すぎる大人たちは笑えるようでとても熱い話でした。
お父さんがスコップで立ち向かった時は、お父さんの説得でカツラが正気を取り戻して改心するみたいな話になるのかと本気で思いましたからね…その超展開はそれはそれで見たかったですけど…(え)。
>ソラフさん
プリキュアでこんなにもネタが仕込まれることは少ないので大いに新鮮であると同時に楽しい演出でした。といっても元ネタは東映作品が多いので権利的に難しくないモノばかりでしたけどね。
プリキュアのパロディが堂々と出来るのは東映だけ!そうゆうことや!
S☆Sは家族話がホントに染み入るイイ話だったんですけどねぇ…。
だけど…だけど…どうしても地味であるというコトが拭いきれなかったんですよね…。
今回はその問題点を看破してくれていた気もします。
>サンザイオー結城さん
身内にも正体がばれないのは魔女っ子モノのお約束(魔女っ子…か?)。
以前、ラブがベリーの正体に気付いたけど、ブッキーはピーチとベリーの正体に気付かなかったというコトから鑑みて…プリキュアになった人からはプリキュアの正体は分かるけど他の人には気付かれない、というセンサーが働いているんですよ、きっと。
だからどんなに町を破壊したって大丈夫なのさ。
親子分かり合うエピソードは和みますね。まぁ、こういう所帯じみた話はプリキュアでは定番なので…あれ? 去年やってな…いや、うららのお母さん話があったじゃん、そーだよ。
もう亡くなってる人だったけど…。
2009/04/19 23:58 by TJ-type1@管理人 URL 編集
言いたい事は色々あるけど 全ては言えない~(ってのは発毛のCMか)
優作もマイケルナイトもギャバンもジャスピオンも、みんなモジャモジャだったんだ。
モジャモジャはヒーローの証し! 80年代のな。(うわ)
パワーアップの遅延に業を煮やしたバンダイさん。次回、シフォンに毒を盛るようです。
いや、ブッキーはシロですよ。自作自演なんてありえない!…多分。
555第39話のレビューが、そっくり流用できない位のドラマを期待しましょう。
実はラビリンスの「北」の人は警視庁に潜伏し「プリキュア捕獲作戦」を立案中とか、
アギト編を見ながら考えてました…。
ガス弾でハチの巣にされるブッキー…燃えるぜ!(ちょ)
2009/04/20 17:34 by オニギリ URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
モジャモジャは線が少ないからアニメーターさんにも優しいねん!(え)
次回の話はやっぱりかれんさんのあの話と重なりますよねぇ…そういや今思うとあの話がかれんさんのラストエピソードなんだっけ…よく分からんラストだった(ちょ)。
しかしまぁ、かれんさんと違ってブッキーの場合はちゃんと最初から獣医志望ですからね。しかも実家が獣医で子どもの頃から仕事を見ているから、“ただ医者を目指しているだけのOLぽい中学生”よりは明らかにアドバンテージは高いです。
まぁ、それでもお父さんに頼れよ、て話ですけど…。
北の人「プリキュアを捕獲する為に新たな戦力を導入します」
イース「こ、これは!」
北の人「その名もV1システム…(ニヤリ)」
G3のスーツを銀色に塗っただけというのは気のせいだ!(え)
2009/04/20 20:56 by TJ-type1@管理人 URL 編集
ブッキーの態度急変
前々回のラストでも呼んでましたが、タルトへの呼びかけが”タルトちゃん”になってましたね。
相手が金田一君だからの親愛なのか、それとも小動物相手の上から目線なのか、どちらでしょうか。
レモンさんも珍獣相手にはタメ口だったので、上下関係の主張のような…
そんなブッキーさんにも来週新商品が支給されるようですね。
その代償としてシフォンのお世話をまとめてするみたいですが…。
555のかれんさんの話でも思いましたが、
医者志望ってだけで病人を押し付けるのは止めてあげて欲しいです。
何かあったらトラウマですまないでしょうしね。
>G3のスーツを銀色に塗っただけというのは気のせいだ!(え)
あれってどっかのレスキューチームのスーツの流用では?(自信はないけど)
2009/04/20 23:30 by 紅 真太郎 URL 編集
ガイアーク反応
何気にブッキーと総統はゴーオンから仲良く移籍したクチですが...。
ナレーター「娘に、嫌がられた...」
「プリキュアが、現れた...」
というネタは、うちとこのレビューでも使っちゃいました。
2009/04/21 00:11 by 小松球神 URL 編集
名称って素敵で大事
>アギトのV1システム
ボディはG3ですが、頭部は確か「特救指令ソルブレイン」のソルブレイバー
の流用だったはず。まぁ、結果的には東映お約束(お家芸)の使い回s(ry)。
>北の人
名前は「ノース」でしょうかね?。安直すぎるカナ…。_| ̄|○
>名前と名乗り
今更述べるのも野暮ですが、今回のプリキュアのキャラクターの名前は、変身前と変身後
(の名乗り)と繋がっているんですよね?
「桃園ラブ→桃ピンクとラブで『愛』」とか、「蒼井美希→蒼い…青で、希から『希望』」とか
「山吹祈里→山吹色…黄色系で、名前から直球で『祈り』」…と。近所の仲の良い
園児たちが自信満々で教えてくれました。
この視点に気付いた子供たちの発想と可能性の向上を信じたいです。(^^)
では、まだ見ぬ4人目戦士(仮)も、そのモチーフになるのだろうか?いや、もしかしたら
変化球で投入されるのだろうか?
それはまだ、誰にも分かりませんが…。
2009/04/21 09:48 by ラビリタミン URL 編集
◇コメントありがとうございます!◇
レモンさんはケモノには敬称無しで呼んでいましたよねぇ…その辺、上下関係の厳しさをわきまえているんですよ、あの娘は。私が上、ケモノは下!
来週はどんな経緯でブッキーがお世話することになるのか…コトと次第によってはかれんさんのようなオカシさがつきまとってしまいますよね。
まぁでも、計算高いブッキーのことなので…きっと何とかしてくれるよ!(おい)。
>小松球神さん
そのうちイース様がプリキュアとアイドルユニットを結成するとゆー夢のようなお話がですねー…あったらいいと思うのですよ。
イースさんがあのピンクのフリフリ衣装を…くそ、なんて破壊力!
イース「か、勘違いしないでよ。今回だけ協力しただけなのよ」
ブッキー「つれない娘ね、ボンボン」
>ラビリタミンさん
V1は頭部もリペイントだったんですか。ついこの前CSの再放送を見たら、どうもボディがG3ぽいぞというコトには気付いたンですけどねー…頭ぐらいは新造でもよかったのに。
四人目のプリキュアは赤い「幸運」のプリキュア…という噂なので、名字には赤的な字が入っていて、下の名前には幸運的な字が入っているのではなかろうか…という予想が出来ますよね。
だけど…東せつなさんにはどちらの要素も無いんですよね…。
やっぱり新キャラでしょうかね。
四人目「私、転校生の赤井運子(さだこ)よろしくね!」
2009/04/21 20:32 by TJ-type1@管理人 URL 編集
本日の感想
戦闘中顔が崩壊、一般人がナケワメーケに立ち向かうのは今までにない展開で斬新です。そのうちラビリンス対策として民間企業が兵器を開発しそうな勢いです。
4人目の話題が出たので話が大きく変わりますが、自分は4人目は生身でも強くラビリンスのメンバーに立ち向かう事もある。一人でも弱体化せず十分強い。
わけあってラビリンスを憎んでおり、滅ぼそうとする。特に北の人(仮)に因縁がある。
相棒の妖精は言葉を話す超能力者。追加なら同じ方法で力を得ないと予想。
四ツ葉町にやってきた理由は表向きは自身の一族が運営する団体の新たな活動拠点だが、本当の目的はプリキュアとラビリンスの調査。
普段は国立中学に通っている。
口調は軍人風。
自分の理想的とする4人目はこんなところです。簡単に仲間にならない方が仲間になった後で価値が高いと思うのです。
感想が3割くらいになりました。ネタばれを知ったのでますます加熱してしまったのです。
2009/04/21 20:54 by ミスターボイス URL 編集
◇コメントありがとうございます!!!◇
ギャグっぽいオチではありましたがラビリンスの面々からもFUKOを収集できるのであるとするならば、メビウス様も自分の既に支配下にある世界でFUKOを集めりゃええのんちゃうかしらと思ってしまいます。
そっちの方が絶対やりいいと思うのですが…あ、でもFUKOはあくまで無限メモリ獲得のために集めているのであって、この世界を支配するのは別問題なんでしたっけね。この世界でのFUKO集めは同時に世界征服の進行も兼ねていた…のかもしれません。
合理的…なのかしら。
何やら楽しいネタバレがあったのですか…個人的にはネタバレ情報は入手せずに見るタイプなので、言うなよ?絶対に言うなよ?(振りじゃない)
2009/04/21 21:40 by TJ-type1@管理人 URL 編集