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仮面ライダーキバ 最終回「フィナーレ/キバを継ぐ者」


はっはっはっは…

なるほどなるほど…

よし、分かった。

とりあえず歯を食いしばれ(うわ)。


何でしょうね。
何でバックトゥザフューチャー?
いや、別にギャグで締めるのがイケナイとは思わないのですが。
何かもう最後の最後でとんでもない暴投をされた気がする。
これで終わりなんだ。
ふぅん…。


と、とりあえず「仮面ライダーキバ」最終回のレビューと…まとめです。
■最後の二分間でもうどうでもよくなった(うわ)

渡と大牙。
幼馴染にして実の兄弟である二人が互いに拳を合いまみえて闘う。

ん~…と、正直言ってボクは何でこの二人が闘っているのかがイマイチ分かりません。
ちょっと前なら「渡が大牙の愛する深央を殺したから」みたいな復讐の理由もありましたが、実はそれはビショップがやった事であって渡にさほど非は無いと大牙は知らされていますので、そのポイントで闘う理由はありません。(そういえばその事実を誰も当人である渡に教えてあげていない…おいおい、可哀相だろ)

じゃあ、大牙が人間を家畜としか思っていないから、それを正す為に渡は戦っているのかと思うと…そのコトと戦う事ってあまり繋がらない気もします(え)。

だって、確かに大牙は人間を家畜としか思っていないかもしれないけれど、じゃあその事で具体的に人間に対して悪い事を企んでいるのかというと…特にそんなコトも無いわけで。まぁ、人類の進化に役立つ人間は消す、とかはしてますけど…別に人類を檻の中に囲って本当の家畜のようにしてやろうだなどとは考えてはいないのです。
要するに、心の中で「家畜」と思っているだけで、具体的には何もせず「現状維持」で人間と一緒にこれからも生きて行こう…ってのが目的なんです。
何という卑劣な悪の組織だー(棒読み)。

じゃあキングの座をかけて戦ってるのかというと、それはつい先週出てきた話で、やっぱりその前のバトルがよく分からないというですね…きっとボクには理解できない高位の理由があって戦っているのだと、そういうコトなんだと思います。ふぅ。


「仮面ライダーキバ」は親子の話。

復活キングによって巨大な穴(何の爆心地だ…)に落とされた渡を救ったのはイクサの腕。
それは過去、音也が戦いの際に湖に落としたイクサの腕。
たとえ触れ合うコトが出来なくとも、父はいつも息子の事を見守り、助けてくれる。
それが親子――

あの意味ありげなカットはちゃんとした伏線だったのですね…。
てゆかアレって腕だったんだ。ベルトかと思ってた(うわちゃ)。
この件があったおかげで、何とかこれが「キバ」という物語の最終回である体裁を保てたのではという気もしないではありません。
これ見た瞬間に、「あ、そういえばコレは親子の話だったんだよなぁ…」とか思い出す始末ですよ、ボクは。ウヘハハ…。


■仮面ライダー753とヒロイン

視力を著しく低下させたボクらの名護さん。
それでも何とか戦おうと恵に背中を押され、名護さんと恵のコンビネーション練習が始まる。

…最終回なのにいきなり修行しだすとか、凄い配分だな、ホント。
しかもビショップを倒したら目が治るって…ちょっと待ってくれ、病院行ったのか名護さん!?
よ、要するにこれはいつもいがみ合っていた名護さんと恵が互いに協力するという件を作り出す為に設けられた視力低下という要素…ということなのですね。それは視力低下である必要があったのかというとすこぶる疑問ですが…。いや、だってすぐ直るってのが何かもう…。

いや、きっとアレはですね…ビショップの術的なモノで見えなくなっていたんですよ(あたふた)。
だ、だからビショップを倒したらソレが解けて見えるようになったという…そう、そういうコトですよ、うんうん。
敵を倒したら病気も治る、特撮番組では当たり前のコトです。うんうんうん。

戦いを経て互いを知った名護さんと恵は結婚。

この三十分の中で何とか理解できる展開がコレかしら(ちょ)。
なんやかんや名護さんと恵はフラグ的なモノも立っていたし、こういうカタチに収まる事は割と納得出来るモノであったと思います。

戦士として戦うコトだけに生きて来た麻生恵が、普通の女の子としての幸せを得るという決着は結構ステキなコトだと思います。

しかしあれだ。
よくよく考えるとこの番組で一番成長していたのは、渡でも恵でもなく、他ならぬ名護さんってのが凄いですね。

特に大した理由も無く「キバは人類の敵だ!」と言ってファンガイアを放っておいてでもキバに攻撃していた名護さん。
ボタンの為に警察官を襲う名護さん。
「人類を管理する」とか神様発言をしていた名護さん。
おみくじを狙う名護さん。

そんな名護さんが、キバが渡だと知るや応援したり、ファンガイアハーフだと知っても渡を攻撃出来なかったり、恵の為にイクサを渡したりと…過去から戻ってきた名護さんはどんどんイイ人になってしまいました(ん)。
仲間と触れ合う中で素直に絆を結んでイイ人になっていくとか…井上キャラとは思えないぐらい、正しい成長を見せてくれました(おい)。

最近では「ボタンをよこせ!」とか「その命、神に返しなさい」とかもあまり言って無かったですね。
代わりに「魑魅魍魎が…」とか「爆現!」とか「天魔覆滅」とか中ニ病ぽい単語が増えました(うわ)。

つまり最初は「神に~」と言っていたように、名護さんは自分自身を「神」として人類を守る為にファンガイアと戦っていたのですが、最近になると「~名護啓介がここにいる」というように、自分を神とは呼ばず、他ならぬ「名護啓介」自身として戦っているというのが分かります。

この後半の名護さんの発言や行動から、名護さんはどうにも「一人の人間として」戦うようになったのではないかというのが伺えます。
渡がファンガイアハーフであると知ってもその中にある人間を、渡の優しさを信じていたり、キバに負けた時に「イクサのせいだ!」と自分の非を認めなかった人が、「イクサの力はこんなものではない!」とイクサの力を信じるようになったりと、名護さんは「人の力」というモノを認められるように変わっていった気がするのです。

神になって人類を統括する事を掲げていた名護さんが、仲間と触れ合う中で人間というモノの魅力に気付き、神ではなく人間として戦うようになり、最後はあれだけバカにしていた“恋愛”を経ての結婚をするというのは…なかなか見事な成長談だったと思いますよ。

「仮面ライダー753」イイハナシだたなー(え)。


■「仮面ライダーキバ」の奏でる壮大なメロディ

さて…
この一年間見続けてきた「仮面ライダーキバ」という物語は、いったい如何なる物語だったのでしょう。

こういう時に指標にするのは第一話です。
何をもってこの物語が幕を開けたのかを見れば、最終回との対比において物語が浮かび上がる。
そういうモノですよ、ええ。

という事でキバの一話を思い返すと…ヒーロー番組によくある「初めて敵に遭遇して変身する」というパターンではありませんでしたね。
一話の時点で既にファンガイアの存在も知っていましたし、それ以前にも何度も変身して戦っていた風でした。
そもそもファンガイア自体が何百年以上も前から人間社会にいるので、今更そんな脈々としたモノが09年にいきなり終わるだなんて話は成立しにくいですよ、ええ。

で、敵さんや変身はどうも関係無いようで、もしかしたら「響鬼」のように“誰かと出会って”から始まる物語なのではと推測して思い出すと、一話ってのは渡と恵が初めて出会う話なんですよね。
この事からボクは、「キバ」というのは渡と恵の物語で、恵こそが渡にとってのヒロインなのだと信じていたんですが…結局、恵ンがくっ付いたのは名護さんなわけで…。
しかも最終回で渡と恵の関係性に何か決着が付いた…というコトでもないんですよね…。

いや!
キバとかファンガイアとかヒロインとか関係ない!
「キバ」ってのは渡が自分を見つける、自分の音楽を見つけるまでの物語なんだ!
だから渡はずっと自分のバイオリン(自分の音楽)を作ろうとしていたんだ!
一話でもバイオリンの為の材料を集めていたじゃないか!

そうか。
「キバ」は紅渡という青年が亡き父親と対話し、触れ合いながら、自分が何者であるか、自分が何を求めるのかを探し出すというアイデンティティの物語でしたね。
だから渡が自分の音楽を見つけ出すという事こそが、この物語の終焉に相応しいのです。
そう、つまりそれは渡が父親の作ったモノの真似事ではなく、自分自身のバイオリンを作れた瞬間に、この「仮面ライダーキバ」という物語が完結するというわけです。
そして最終回で渡は遂に自分のバイオリンを…

…バイオリンを

…作ってない…だと?

ちょちょちょ、えええ?
いやいやいやいや、そんなコトは無いです。
だってバイオリン作らないと終われない筈ですもん、この番組。
あんだけバイオリン、バイオリン引っ張って来たんですから、当然最後もバイオリンで締めないといけない筈なんです。

おかしい…巻き戻しても何処にも「僕のバイオリンが出来た!」のシーンが無い…。

まさか…

番組の一番の根幹を…

投げた…?

……


と、とりあえず笑っとくか…アハハ、アハハハハh(泣


えとーまあ、後半の話はどちらかというと自分の音楽云々よりも、「人間とファンガイアの架け橋になりたい」という目標に向かって進んでいたように思えます。

渡という名前は、人間とファンガイアの架け橋を“渡る”存在となるコトを示唆していたようですし、大牙もまた、人間とファンガイアの間を大きく分かつ障害、渡にとって“大河”のような存在として示唆されていたのですよねぇ。

結果的に渡はその大河を越え、人間とファンガイアを繋げる一歩を作る事が出来て、人間もファンガイアも関係無いと言った音也の22年越しの願いが叶えられた…という、そういう物語でいいのかしら。

何故か終始バイオリンが重要そうに思えていたけれど、それはきっと何かの勘違いだったんですね。
あれは単に雰囲気をかもし出す為の小道具ってだけなんです。
別に物語におけるテーマを具現化してるとか、そんな事は一切無かったんですよ?
そうです、全てはボクの勘違いだったのです。

何故か目から塩水が流れてきますが、それも全ては勘違いなのです。ええ、そうですとも。


■一年間観てきて…

結局、敗因は何だったんだろう…(こら)。

ん~…とりあえず渡の成長物語の筈なのに、成長したのかどうなんだか分かりづらいってのがネックだったと思います。
ちゃんとコレコレこういうエピソードがあって、それを経たことでこういう風に渡は変わったんだ…というのが伝わりづらい番組だった気がします。大ちゃんに裏切られたとか深央が死んだとか、挫折のくだりはよく覚えているのに、それが具体的にどう立ち直るコトが出来たのかがあまり記憶に無いんですが…それはボクだけでしょうか?

あとホントに今更ですけど、やっぱり視聴者視点のキャラが一人は欲しかったですよね…。
誰に乗っかって見ればいいのかが、なかなか掴めなかったんですよねぇ…うん。

さらに言うなら…玩具売る気無いってのが切なくもありました…(え)。
もうちょっと新アイテムとか新フォームとかも上手いコト話に入れて欲しかったですねぇ…最終回だってドランもシューちゃんもブロンも出て来ないし…。ガルル達は最終回で今更名前言い出すし…。
バンダイさんにもそっと気を使ってもよかったのではと…ね。

で、でも、個人的にはとても勉強になった番組でもありました。

久しぶりに井上さんがメインライターを務めた「キバ」は、井上敏樹流の方程式がいっぱい詰まっていて、どうしてボクは井上ライダーに苦手意識があるのだろうかという疑問について、あくまで冷静に分析する事が出来たと思います。
そのおかげで井上さんの長所と短所も以前より理解できましたし、そうすると多少苦手なコトがあっても一歩下がれば楽しめるのだという事も覚えるコトが出来ました。
これでいつまた合コンや記憶喪失が来ても動じずにいられるぜー(え)。


何というか…書き出したらキリが無いからこの辺にしておこう…(おい)。
こちらがつい期待してしまったベタな話をことごとく裏切る展開だとか、キバットさんとかのキャラクター化が本気で意味無かっただとか、最終回に何でサガークが出て来ないんだとか、恵のお父さんは生きてる筈なのに何で嶋さんがバージンロード?だとか色々あるけど(ちょ)、もうそれはイイじゃないか。

全ては終わったのだよ、キミ…(遠い目)。

平成ライダーの中でも今までに無いぐらいの作品になりましたね…キバは。

だから心の底から言うよ。

ホント、お疲れ様です!


そして、「仮面ライダーキバ」という番組とそれに携わった全ての人々、またその番組を通じてこんな弱小ブログに足を運んでくれた皆々様にも、心より感謝の意をお伝えいたしたいと思います。


一年間、どうもありがとうございました!


来週からはショッキングピンクのライダーが始まるんだとさ。ふぅん…。

仮面ライダーキバ 各話レビュー
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コメント

楽器が音楽を奏でるのではない。

人が音楽を奏でるのだ…ってどこで聞いたんだっけ。お久しぶりのRINです。

渡が初めて自分の音楽を見せたのは、ケンゴが騙された時。自覚したのはスランプになった時でした。
ブラッディ・ローズを修理した時、渡は足りなかったニスの材料が「思い」であったと知ります。渡の手で作り直され、渡の思い、渡の音楽が込められ、ブラッディ・ローズは晴れて渡のバイオリンになりました。
しかし、渡にはまだ父の事がわかりません。ニスの材料がわかれば父親に近づけるはずだったのに。時の扉の力で父の音楽と触れ合った渡は、直接疑問をぶつけます。「どうすれば父さんみたいになれるの?」父は言いました。
「俺みたいになろうなんて思うな! 自分で考えろ!」
この言葉でやっと渡は、自分の音楽に従う事を決めたのです。
名護さんの結婚式で奏でるのは、正真正銘の渡の音楽。そこへやってくる一人の男。邪魔しに来た? ぶち壊しに来た? いいえ、彼もまた、父の音楽を聴くためにやってきたのです。

さあ、渡。今度はお前が伝える番だ。

レビューお疲れ様でした。

とても共感のできるレビューでした。

自分も見終わった後は、
なんだかな~。
まぁいいや、プリキュア始まるから気持ちを切り替えようっと。
って感じでした。

最終話を見て良かったと思った平成ライダーシリーズは「クウガ」「アギト」「響鬼」「電王」です。
来週の新番組は頭を空っぽにして見るつもりです。

ちょっと追記します。
黒森コウ様が、真夜の生存を突っ込んでますが。
自分としては、真夜が生きていた方がキバットバット2世が大牙に協力した事に納得できました。
先代のキングの真夜にした事が気に入らないって理由で音也に協力した2世が、真夜を殺した相手に協力するのがしっくりこなかったので。

はうっ!そういえばヴァイオリン!

TJ-type1さんこんばんはー!

そっ、そう言われればそうだね!
あんだけ1話ぐらいからヴァイオリン・ヴァイオリン言うてたのに、

ラストでぜんっぜん触れませんでしたな!
もう作るの止めたんだろうか!?
っていうぐらい、全く出て来なかったよね!

ううむ。これは・・・

全く忘れてました。

最終回・・でしたね

キバがとうとう最終回でしたね。

最終回で思ったのですが、22年後からネオファンガイヤと正夫が来ていましたが、それだと、大牙の開発しているライフエナジーにかわるエネルギーとかは、全くの無駄ってことですかね?
それと、正夫にキバの力が受け継がれているってことは、渡は短命だったんですかね?

とにかく、キバのレビュー、お疲れ様でした

ディケイドでもよろしくお願いいたします

俺も…

よくわかりました…あの最終回はなかったと俺も思います。あそこで渡がバイオリンを弾いて終わりだったらまだマシでした…
あと、管理人さんはよっぽどキバはがあんま好きじゃないんですね。
いつもの最終回なら大集合の絵を描かれると思っていたので…

お疲れ様でした

プロの大人がよってたかって作った物語がコレかい!
…まあ…

終わった事ですからね、忘れましょう。

あのエンディングを見て、テレビ慣れしてないカミサンは、『今年の春の仮面ライダー祭は、この続きかしら?』とのたまっております。
天然ですよ、ええ…

お疲れ様でした

>渡に教えてあげていない
そう、かわいそうですよね。
そして最終回でとどめを刺したバットファンガイアが実父であることを渡からもビショップからも知らされておらず、また22年前にも自分が実父にとどめを刺していることも知らされていない太牙が果たして同様にかわいそうなのかは、検討したきところです。

>敗因
戦隊がゴーオンジャーだったこと……かな?(えー)

しかしあれですよ、中盤まで何一つ特筆すべきポイントがなかったこの番組に、最終回までにこうもツッコミ所が増殖しているなんて、去年には予想だにしなかったじゃないですか。
そういう意味ではこの番組、成功したと言ってもいいと思いますよ。ええホント。

ともかくも一年間、お疲れ様でした。来週の東映ヒーロー祭りでまたお会いしましょう(ん?)

そしてディケイドへ

アハハハハハハ・・・(乾いた笑い)。
まぁ、良いんじゃないですか、こんな終わりでも。
個人的に一番予想外だったのはバットファンガイアがかつて自分がガルルにしたみたいに紋章で捕縛→引き寄せて弾き返す、のハメ技を食らったところですね。

エンディングは「これは有り得無い」と思ってた物がそのまま来た感じでしたw。
しかし、キバットⅡ世、Ⅲ世、Ⅳ世と来てなんで初代だけハブられるのでしょうか。
どうせ時間を越えられるんだし出てきたってイージャンイージャン。
久々にキバフォームが出てきたのは個人的にうれしかったです。

物語全体としては後半に行くほどご都合主義とゴリ押しに頼りすぎる傾向が出てきましたね。
ルーク撃破当たりがピークだったんじゃないでしょうか?
去年凄まじく感じた、終わったと言う実感と虚脱感がいささかも感じられませんでした。
まぁ、実際にディケイドでも出るから終わってないのは事実ですけどねw。

しかしマサオは敵が恐いからって過去に助けを求めて、挙げ句敵まで呼び寄せるとか電王にデンライナーでフルボッコされても文句言えないような歴史への干渉ですよ。
つーかあんなホイホイ時を越えるとかファンガイアはキャッスルドラン改造するときに時の列車のパーツでも使ったのかしら。
ハッ!まさか「電王vsキバ」とか作るための複線ですか?
汚いなさすが東映きたない。

内容ちょろっと修正しました。

終わったので

 う~ん、そこまで悲観的かなぁ?
 ボクは感性のネジが一本外れているのかな?

 どうも、お久しぶりです、エリオットです。
 実生活が一段落したので色々書き込んじゃおうと思います。お付き合いください。

 どーでもイイ、みたいに言っている番組についてここまで書けるんですから、TJ様もかなりキテマスネ。結構井上敏樹が好きなんじゃないですか?(笑)

 完結するまではネガティブな意見は言わない主義のボクですので、終わったから両側面でお話しちゃいます。

>別にギャグで締めるのがイケナイとは思わない

 ボクはもう、「一本取られた」と普通に楽しんじゃいましたけどね。ああ、確かに、テーマが『親子の絆』の話なんだな、と。
 でも、批判するならば、名護と恵の結婚式よりは、ココは主人公の渡を立てて、渡のデビューコンサートに乱入するとかの方が良くないだろうか?
 
>何でこの二人が闘っているのかがイマイチ

 これは「拳を交えないと分かり合えない不器用な・・・」という某機動武闘伝的なものかと・・・。
 男同士はぶっちゃけ一回殴りあった方が良い、という昔気質な感じがします。

>「仮面ライダーキバ」は親子の話

 じゃないですか・・・。だいぶ前に『キバ』は『スターウォーズ』なんて事を抜かしましたけど、そのためにわざわざ22年の時間を行ったり来たりしていたわけで・・・。挙句の果てには最後の最後に22年後から来ちゃうし・・・。

>最終回なのにいきなり修行しだすとか、凄い配分

 そうですね。この配分は間違っていますよね。
 もう少し前(名護さんがサガに殺されかけた話あたり)から振るべきでしたよね。

>具体的にどう立ち直るコトが出来たか

 う~ん、これは、音也とコウモリファンガイアを倒した後に笑顔で別れた、ってところだと思っていましたけれど・・・。
 そうですよね、成長を描くって難しいことで、何らかの結論をみせないと視聴者は納得しないのだけれども、あんまりわざとらしいと視聴者も引いてしまいますし・・・。

 ボクが思うに、敗因は『安っぽいこと』だと思います。玩具の販促の関係でキャラを出し惜しみしちゃったり(例えばイクサなんて現代篇の第一話からセーブモードで出ていても良かったはずだし、音也ももっとバシバシ戦えばよかった)、何となくロケが甘かったり(別に合コンじゃなくても良くないか?遊園地とか、もっとあるだろ?)、変に笑いを取ろうとしたり、無駄に媚びているというか、東映さんとバンダイさんのお財布が寒いんじゃないか?と思ってばかりでした。
 だから、安くても見栄えのある話(バイオリン職人ファンガイアとか、健吾初登場とか、弓矢の話とか)は成功していたと思うし、多分予算が潤沢であったろう『魔界城の王』は満足でしたよ。
 あと、このキャラ設定はアニメ26話分しかないですよね。無駄に引き伸ばしている感があります。

 ただ、渡と音也とか、恵とゆりとか、渡と太牙とかで、親子とか家族の話をやってみよう、というコンセプトは買いたいですね。どうしても、絆とかよりも自由や個人の世の中ですから・・・。

 小さい子も観られる番組を作るのは難しいですね。

 長くなりました。では。

なにも無いから、なにも起きない

むう、嶋、名護(の視力)、真夜の扱いの節操の無とか、井上(ライダー)節全開でしたねぇ。

・・・・・・。
渡君は、最も身近にいた(ハズ)の静香や恵が、
不在な事もあったし、キバットとは今ひとつ
コミュニケーションが取れてないしで、日常域の
人間関係が希薄なまま最終回を迎えてしまいました。

だから、戦いが終わって得た、真の日常を描く事が
許された数分間を、(日常で葛藤や主張のぶつけ合いの
あった)サブキャラ達に譲ることになってしまったの
かもしれません。

いろいろ言ってきたキバですが、
過去編と現代編のドラマ作りの違い(特に前半)
を見て、「井上ライダー」風の作風は、それを
好む視聴者層向けに意図されたものと確信でき
ました。それは決して無視できない視聴者数で
しょうし。

その意味で、見続けた事に収穫あったと思います。

でも、大牙の剣が真夜の体を逸れていたのは・・・
無いわ(笑)

はい、終わり、終わり。

そうか・・ヴァイオリン・・・やっちゃった・・・ですね。
明らかにもう音也の最期で話が終わっちゃってたのでもう、ラスト2回はもうただなんとかカタチにしようとただそれだけだったような気がします。

「渡の物語」は善悪のハッキリしない太牙が出てきた事で壊れてしまったような気がします。
そのための深央だったはずなのになあ・・。

仰る通り、これは753のドラマだったと。
全くです。そういう意味では潔く判り易い結末でした。

・・最終回は実は恵とゆりのシーンしか見せ場が無い・・・とかはクチが裂けてもいわないんだから・・・。って言ってるし・・・。

さてディケィド・・肩の力を抜いて見るべき作品じゃなかろうかと・・。

やっぱり193、753乗っても大丈夫

アクセス数753・・まさに仮面ライダー753を締めるに相応しいですね。
名護さんの戦いはまだ始まったばっかりだ!

◆コメントありがとうございます!◆

>ナナシ(RIN)さん
え…あ、あのブラッディローズ修復の時点で渡のヴァイオリン完成なんですか…?
でもそれじゃあカエルおじさんが「父親のではなく自分のバイオリンを…」と言った意味が…いや、そもそもあの時点ではまだ「僕の願いは自分の音楽を見つけて…」とまだ音楽見つけてなかったわけで…。
あかーん、どうしても納得の行く収拾がつけられまへーん…。

きっと、十年ぐらいしたら丁寧な平成ライダー解説書とかでフォロー入れてくれてますよね…。それを待ちます(おい)。


>紅 真太郎さん
ボクも観終わった後はしばらく呆然として首をかしげ…「これでいいのかなぁ…?」としばしでした。
でも…まぁ、基本的に平成ライダーの終わった時のデフォルトってこんなモンだし(ちょ)。

真夜が死んでいない件についてはですね…まず第一に何の伏線も無いのが卑怯(え)。
確かに先週、二世さんは何でお気に入りの真夜を殺されて嬉しそうなんだという疑問もありましたが…でも生きていたら生きていたで、それは尚更二世さんが太牙に付く意味が無いような…。
関係無いですけど、タイガって「太」って字だったんですね…今気付きました(うわ)。


>sorcererさん
ヴァイオリン…ラストどころか、ここ最近全然触れていない気がします。
あの最後のギャグシーン入れるよりは、多少いきなりでも「ヴァイオリン出来た!」て言ってくれたらどんなに安堵できたか…。
考えれば考えるほど、不条理な気持ちに襲われます…。
触れないであげる事が優しさなのかな…(え)。


>みっけさん
う~む…ネオと付いているからには今までのファンガイアとは何か違うんだと思いますけどね…。
旧ファンガイアとはそれなりに仲良くなったと信じたいです。「おじさん!?」と言うからには、それなりに親戚関係も悪くなさそうですし。
それよかキバット家の女性陣は一体どこにいるのかと…。


>タクミさん
バイオリンなんてただの飾りです。凡人にはそれが分からんのです。ボクら凡人には…ぅぅ。
まぁ初回が教会(葬式)から始まり、最終回も教会(結婚式)でってのは上手いんですけどねぇ…。

キバで大集合を描かなかった別にキライとかではなくてですね、現在全面的にブログ所要時間の簡素化に向けて取り組んでいるからなのです。最終回の出来いかんに関わらず、残念ながら集合絵を描く気は無かったのです…。


>ソラフさん
プロとはいえど、その人達も僕たちと同じ市井の人々なのです。我も人也、彼も人也。金八先生はイイ事を言うもんです…(え)。
今は終わった事よりも、未来を見るべきなんですねよ…22年後ぐらいの(うわ)。

春のライダー祭り…あるとしてもそれは「電王&ディケイド」になるんじゃないかとドキドキです。

◇コメントありがとうございます!!◇

>ましゃとさん
劇中の人々はやたらとコミュニケーションが成立していないことが多いです。
そしてそのちょっとしたコミュニケーションの不和が関係無い市井の人々を巻き込んでしまうのです…。結局は痴話ゲンカと家庭崩壊の話てだけだったんですよね、これは(え)。
戦うより先に喫茶店で話し合うという手段を講じて欲しいですよ、ええ。

ツッコミドコロ満載と言う意味では去年のゲキレンジャーとも通じますが…何故だかゲキの方はまだ愛らしさがあったし…とりあえず最終回が楽しかったというのがあったんですよねぇ…。あのカブトだって最終編は楽しかったですし…。
やっぱり、せめて最後だけでも納得させてくれたらもっと清々しかったんだと思うんですよねぇ…。


>P3mさん
キバットさんの初代がハブられるよりも、サガークがハブされている方が気になってしまいました。太牙のライダーはもう完全にダークキバなんですか…今まで一緒に頑張ってきたサガークちゃんが可哀そうでなりません…みんな、変身生物に優しさが無い人ばっかりなんだもんなぁ。

ルーク撃破あたりは確かに盛り上がり的にも時間軸の同期的な美しさ的な意味でも、非常によく出来ていたと思いますね。
仲間と力を合わせて戦うみたいな展開もあって、今思うとあっちの展開の方が最終回的ですね…。
そう、あの時はまだ、最終回はもっと盛り上がるモノだと信じていたんだ…ふ。


>エリオットさん
何を言ってるんですか。
井上センセのコトをキライだなんて、ボクは一言も言ってませんとも!
子どもの頃から井上センセの作品に育てられたようなモノですよ。ただ結果的に苦手な作品が井上ライダーだってだけです(え)。
他のアニメとかは普通に楽しめるんですけどねー…何でライダーだけこんなコトになるのかなぁ…と。

ギャグで締めるというのは…ここまでずっと割とシリアスな作風で頑張ってきた作品を一年間観続けてきた視聴者に対して、最後の最後にギャグっていうのが…何ていうか…いいのかなぁって。電王ぐらいギャグよりの作品だったら全然納得出来るンですけど…ねぇ。

身も蓋も無いことを書くとですね…井上さんはきっと上向きの成長物語って苦手なんだと思います(え)。逆に下向きの、どんどん堕ちて行く人とかを描くのは凄く上手いんですけどね。だから成長物語ってジャンルを選んだ時点で、もう最初の歯車がずれたんじゃないかと…。
それでも面白い話も数々ありましたが…個人的にアレ好かったと思いつくのがアーチェリーの話でしょうか。あれはイイ話でしたなぁ…そしてアレは米村さんが書いた話なんですよね(あ)。
もっと、得手不得手を活かした話作りをしてほしいですなぁ…。


>黒森コウさん
静香…静香か…。
どう頭を振り絞っても彼女にどんな意味があったのかが見えません。日常要素の象徴だったのだとは思いますが…結局最後まで素性が何一つ明らかにされなかった人ですしね…。そんな分からない人にウチの大切な日常要素を預けられませんよ、んもう。

良くも悪くも井上ライダーてんこ盛りなキバでしたが、過去と現代を同時進行で描くという夜の連ドラでも誰もやっていない新機軸に果敢に挑戦した事は、純粋に凄く買っています。
だからこそ、切なさもつのるのではありますが…。

あと、キリバン企画に書き直してコメントしてくださいと言いながら締め切っちゃいましたね。エヘヘ☆
すんませーん。


>大阪さん
過去編は初めから終わり方が決まっていたという話だったので割と納得いくカタチに納まりましたが…案の定、現代編は…案の定でしたね。
過去編のように最初に決めておけば収められるのなら、現代編も最初に終わりの絵を描いていて欲しかったですよ…。毎年同じことを繰り返していて、何故一度ぐらいその方針を取らないのかしら…。

でもまぁ…名護さんと恵ンが幸せになって良かったですよ。
もうそこにしかより所が無いですもん(え)。


>ayumieさん
よし、これで次のキリバンは753315(名護さん最高)に決まりですね!(え)
まったく、仮面ライダーになった挙句に美人若妻とは…弟子にしてくれとしか言えませんよ!(ちょ)

キバは最終回です

久しぶり
俺の大学の入学試験は終わり
目指せ日本語学科!

キバは終わりですね
だから、ディケイドはスタート!
しかし、ディケイドの仮面はイケナイ

いま、俺見てカブト&ボウケンジャー
カブトONコンピューター
ボウケンジャーONテレビ

◇コメントありがとうございます!!!◇

>鯊魚さん
ディケイドが始まりますね。
ディケイドは…仮面のデザインもイケナイとは思いますが、それ以上に桃色というのが気になります。
素直に赤色にすればいいのに、何故でしょう…。
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仮面ライダーキバ 最終話「フィナーレ キバを継ぐ者」

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仮面ライダーキバ 最終話 フィナーレ・キバを継ぐ者感想。

仮面ライダーキバ 最終話 フィナーレ・キバを継ぐ者|東映[テレビ] やきもきしたドラマも、いいフィナーレを迎えた。 まず名護と恵、2人のコンビネーションでビショップを倒した。 そして名護の目が見えるようになった。 渡と太牙、渡がキング宣言したのは兄であ

仮面ライダーキバ 最終話「フィナーレ・キバを継ぐ者」

「そうだ!未来が大変なんだ、パパの力を貸してよぉ!」 正夫wwwww なんつーか、お前のおかげでキバがキレイに終わったよw 最後に笑いと感動をありがとうwww もう、バッシャーフィーバー出てないとかシューちゃんとかイクサユンボ何処行ったとかゆりは...

キバからディケイドへ

最終回から日にちはたってしまいましたが、仮面ライダーキバ、終わりました。とちゅう

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