■パルミエが一年でめっちゃ復興してる…フローラが館長に送った種。
館長が「価値の無い物」と切り捨てたそれこそが本当の宝だとフローラは言う。
フローラ「種にこそ全てが、無限の可能性が秘められています。そしてその可能性を開くのは育てる心。心には力があるのです」
種は命の源。
そこには命が持つ全ての可能性がこめられている。
それは世界中のどんな価値ある宝物でも敵わないほどの大きな力。
そしてその種を、命を運ぶ事こそがシロップの仕事だという。
そうか…シロップの正体はコウノトリだったのか(え)。
フローラさんからの教えを思い出したシロップは、可能性の詰まったその種を握りながら石像プリキュア五人に言葉をかける。一人一人、この一年で分かった五人の事を。
金八先生の最終回みたいだ…(え)。
シロップ「シロップはみんなと行きたいロプ! キュアローズガーデンに一緒に行くロプ!」
キュアローズガーデンに一緒に行く。
これまでシロップがのぞみ達から言われて来たその言葉を、今度はシロップがのぞみ達に向かってそれを言うのですね。どちらかからではなく、どちらも互いに想い合うという相互関係。
それが理想のコミュニケーションのカタチ。
…で、石化していたプリキュアも不思議パワーで復活です!
何かこの前観た映画でも同じような事があったようなデジャブなのですが、相変わらずこの不思議パワーてヤツが…ホントに凄く…何でもありですね(うわ)。
まぁ、“仲間パワーは万能兵器”というのがプリキュアの御馴染みなのではありますが…アナコンディさんが命を賭してかけた術なだけに、何か一つ理屈がくっ付いて欲しいとか思っちゃうのですよねぇ…。月の光を浴びている間だけ術が解ける…みたいな。
頭でっかちだなぁ、オレ。
要するにあれは青いバラ…奇跡の青いバラの奇跡の力が術を解いた、みたいなコトなんですよね。
うん…まぁ、嶋さんが実は生きていたとかいうよりは全然納得出来るんだけどさ(おい)。
石化プリキュアの前でどうすればいいのかと項垂れるシロップとローズの姿を見ていると、この物語はシロップ(と、あと少しローズ)の物語なんだよなぁ…なんて思ってしまいましたね。
シロップという孤独な運び屋がプリキュアと出会い、どう変わるのかという成長の物語…。
そう思うとプリキュアって結構オプションなんだなぁ(ちょ)。
二年目ってホント大変ですね…ふぅ。
■ちょ、フローラさん先言えよ!キュアローズガーデン。
またの名を「命の庭」。
その庭園に咲き誇るバラの花々は、この世界に存在する命たちを司っているという。
つまり、このキュアローズガーデンを支配するというコトは、この世界の全ての命を支配するというコト。
館長が求めていたのはキュアローズガーデンだけではなく、この世界そのモノだったのです。
ちょ、えええ!
ラスト2話でいきなり世界の大ピンチって!?
今まで「別にキュアローズガーデンとか行かなくても誰も困んねえし~」とか言ってたのは何処の誰ですか!(オレ)
キュアローズガーデン=世界の全ての命、って何でそんな大事なコト今まで黙ってたのよ!!
知ってたらプリキュアさん達だってもっと頑張ってたよ! 怠けずにパルミン探してたよ!
フローラさんはもう少し色んな人に対しての説明能力を持って欲しいですね…。
世界の危機だなんて一言も言って無かったじゃないか…そんなトコもったいぶらないでよ…。
館長はキュアローズガーデンの花々を破壊し、世界の命を散らす。
そうして世界を永遠に手中に収めるために。
常に変化を続ける「命」というのは、「永遠」を求める館長にとっては邪魔な物でしかないのでしょうか…。
てっきり館長さんはフローラさんに恋してて、その想いからキュアローズガーデンに行ってフローラさんに会いたいのだと邪推していましたが…ここに来て世界を手中にしようとか、何かもうイイ感じにベタなラスボスめいて来ましたね。
かたや世界がかかっているとか、凄くプリキュアっぽくなって来ましたな。
つか、今までの和解フラグはいったい何だったのだろう…とも思っちゃいますけどね。全部この時の為のフェイク、ミスリードだったのかしら…。
こうなったらもう和解エンドは無さそうで、ガチでケンカして最後まで立ってた方が勝利ってコトになるんでしょうね。拳で決着つけるとか、去年の和解エンドからある意味で後退しているような気もしないではありませんが…で、でも本当の最後を飾るという意味ではこちらの展開の方が相応しいのかもしれませんね。
うん、やっぱどうしてもケンカの方がカタルシスはあるから…。
■「ブンビーさん、ありがとう」今回は前シリーズから引き続いて登場しておりましたブンビーさんの、この二年間の集大成的な活躍もありました。
ナイトメアでの身内に非情な組織体制に疑問を抱き、エターナルではプリキュアこそが自分に相応しいステージだと気付いたブンビーさん(え)。敵でありながらプリキュアと同じく“仲間の大切さ”に気付いてしまったブンビーさんは何処へ行くのかと思っていましたが、プリキュアを助けるというあるべきトコロに落ち着いたような気がします。
カッコイイな…オッサン…。
まぁ、ぶっちゃけて言うとそういう役割は去年やってくれた方がもっと美しかったのだとは思うのですが(うわ)。
ホント二年目って大変ですねぇ(ちょ)。
でもドリームに「ブンビーさん」と名前を言って貰った時はちょっとジュンと来てしまいました。
いつもいつも「ナイトメア!」とか「エターナル!」とか「あんた!」としか呼ばれていなかったブンビーさんでしたが、ちゃんと名前を覚えてもらっていたんですね…。
うんうん、よかったやんなぁ…。
ということで…次回は最終回。
「GoGo!」の最終回であると同時に、二年間やって来た「プリキュア5」の最終回であるとも言えます。
その最後の活躍を眼球に刻み込む気で観ないとですな!
⇒
プリキュア5 各話レビュー
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コメント
やはり・・・
「ありがとうブンビーさん」と言われたシーン
こっちまで涙腺がゆるゆるになりました。
(石化解除時、心配されていた、過労死なくて済みましたし)
以下は、次回のEDクレジット前の予想です。
シロップ「これからシロップは、世界中の人達に
キュアローズガーデンの薔薇の種を渡していく
ロプ!」
ブンビー「及ばずながら、私も協力するぞ、
エターナルの宝も元の場所に返さんと
いかんだろ?」
ドリーム「ブンビーさん・・・」
ブンビー「だから、ナッツハウスに住まわせ
て・・ねねスミっこでもいいからぁ!ね」
一同「ズッゴー!」
くるみ「もう、居るときは、こきつかうからね!
覚悟しなさい!」
ブンビー「姐さん!(泣)」
2009/01/18 22:40 by じえっとB URL 編集
◇コメントありがとうございます!◇
これで晴れてブンビーさんに関するモノは消化したって感じでしたね…。
でも増子さんとか、かれんさんの両親とかはもう…あはは。
ブンビーさんは最終回にもチラッと出そうですが…個人的にはブンビーさんにはもはや自営の道しかないと思っているので、いつぞやのカレーショップで修行して店を持つまで頑張ってもらいたいです。
いや、そうすればレモンさんの擬似友達も一瞬ぐらいは映るでしょうし(え)。
2009/01/19 01:04 by TJ-type1@管理人 URL 編集
47話を見て思ったこと
そこに咲くバラは世界の命を司るもの。
圧倒的な力を見せる館長の命を司るバラもあるはず。
つまり、それを伐ってしまえば館長も倒せる?
メルポ、頑張れ!
勝利の鍵は君とハサミだ!
来週のクライマックスが楽しみであり寂しくもありですね。
2009/01/19 01:12 by 紅 真太郎 URL 編集
◇コメントありがとうございます!◇
ということは、価値の無いものなど要らぬと花を破壊する館長も、下手をすると自分の首を絞めてしまうコトになるわけで…。むしろ自分のを潰さないようにしないとだから、そこら中地雷だらけみたいなもんです。
世界を支配するというのは、やはりそう簡単にはいかないんですね…。
来週、ちゃんとメルポの謎が解明されるのかちょっと心配です…。
2009/01/19 22:49 by TJ-type1@管理人 URL 編集
光の翼でぇぇぇっ!!
先日、内容に誤りがあったらしく、かれんさんが日付だけ言っておしまいということがありました。(他のは日付のあと、何かネタを言う)
何を言ったんだ、かれんさん!?知性の青い泉が何を口走ったんだ?
キュアちっす、エリオットです。
前置きが長くてスイマセン。
さて、後9時間もしないうちに、この『~GoGo』も完結してしまいますね。最後のひと時にお付き合いください。
>今週のイラスト
大判+リアルイラストをチョイスした果敢さに拍手。
夢原さんは描けない、とか言いつつきちんと描けているじゃないですか。しかも、アニメではオミットされている鎖骨の線も入っています(笑)
ただ、もしまた同じ題材を選ぶことになるときのために一言。このプリキュアの衣装は肩にボリュームがあった方が魅力的かもしれません。
>バンク無しで放つ必殺技
前年も最終回一話前は必殺技にバンクは使っていないのですが、ディテールが違います。コレでもか!!というくらい書き込んでいる風に見えます。
>空を飛べる事で空間を自在に活用して戦える
それに、飛んでいると地上と違って色々な制約(背景の書き込みや重力など)から解放されるので、画を書く側はやりやすいんだそうです。
>それは世界中のどんな価値ある宝物でも敵わないほどの大きな力
何だか、『エクスカイザー』の最終回みたいなことを言っていますね。
いつだか、『ここ20年くらいシリーズとして成功した作品は無い』みたいな話になりましたが、『勇者シリーズ』というのが、足掛け10年、9タイトル(ゲームオリジナル含む)でした。20世紀末の話です。あったんですね。
>石像プリキュア五人に言葉をかける
良いシーンなのですが、正直こっ恥ずかしかったです(良い意味で)。アニメ観て恥ずかしいと思ったのは久しぶりですね。
>仲間パワーは万能兵器(中略)頭でっかちだなぁ、オレ
力も無く、知恵も無く、お金も何も無い子供にとって、『火事場のクソ力』的な奇跡が見せ場になる、みたいなことを以前マンガの評論で聞いた事があります。まあ、お子様向けアニメだし。
頭でっかちだなぁ、ボク。
>この物語はシロップの物語
ロプニストとしては放送開始当時から思っていたことですね。この一年で誰も触れてくれなかったので、最後でも取り上げてくださり嬉しいです。シロップの代わりにお礼申し上げます(おい)
>プリキュアって結構オプションなんだなぁ
でも、続編にのみ許される楽しさでもあるんですよね。既存の世界観に別の主人公を立ててお話を進めるという贅沢さで、脚本家してやったり、という感じがします。こ~いうやり方をされると、脚本家やシリーズ構成がテクニシャンに見えて尊敬しちゃいます。分かりやすそうなところで言うと、長峰と浅黄が出てくるけど、あえて綾奈が主役の『ガメラ3』みたいな?(この映画の話はしはじめると止まらないからやめる)
>ラスト2話でいきなり世界の大ピンチって!?
一応フローラさんは手紙を送った時点で「危機が迫っています」とは言っているんですよね。
分かりにくい・・・。
>和解フラグはいったい何だったのだろう
和解は去年やってますからねぇ。ムシバーンも結局倒しちゃいましたし。
でも、この『和解は美徳』という視点はドコから来たのでしょう?『ウルトラマンコスモス』でしょうか?(え)
そんで最終回ですが、楽しみな反面、終わってしまうのか、という寂しさも感じています。
最後まで泣かないで済むでしょうか、ボク・・・。
2009/01/25 00:04 by エリオット URL 編集
◆コメントありがとうございます!!!!◆
もう終わっちゃうんですねぇ…。
もうレモンさんをいじくり倒して画におこせないと思うと…ちょっと寂しいなぁ…。終わっても別に描けるじゃんという正論は置いておくとして。
今週のレビュー画ですが…実質プリ5新作としてはラストとなりますので、ちょっと気合を入れた次第です。最終回の画はもう出来てはいるのですが…この二年間頑張ってきたオレだけに出来るモノ!という感じで…ちょっと遊んでみました。あとは最終回を見てレビューを書くだけです。
果たしてフレッシュまでに書きあがるのかな…?ふふん(おい)。
飛んでいると背景は楽…確かにDBZはやたら飛んでいたモンなぁ…。しかもすぐに周りを瓦礫だらけにして、背景さんの塗りやすい感じにしてくれる(え)。
力も無く、知恵も無く、金も無い子どもにとって…て、いやいや、力と金はともかく知恵は出せ!知恵と勇気で乗り切るのが古今東西クライマックスの王道じゃないですか。ん~、やっぱりそこを「チビッコ向けだから理屈を言っても仕方ない」とか言わずにちゃんと描いてもらいたいのです。そんなコト言ってるからキバみたいなコトになるんです(ちょ)。
だってだって、ドラえもんはちゃんとやっているじゃないかぁー(うわーん)。
555はシロップの話ですが、思い返すとMHも九条ひかりの物語だったんですよねぇ…。
ま、要するに本来プリキュアで二年もやるコトは無いってコトですよね(ちょ)。
実際問題、100話もかけてやるような話なんて無いじゃん(こらー)。だからこそボクは二年間デフォルトじゃなくて一年ごとに新シリーズでやれと思っているんですけどねぇ…どうしたらこの気持ちは東映さんに伝わるんだろう…。
コスモース!は観ていないンですが、プリキュアそのものが調和・協調の話なだけに、和解エンドというのはある意味当然。問題はそれと同時にドラマ的カタルシスを共存させるコトなんですよねぇ…。
やっぱ和解は去年に任せて、今年はカタルシスの方に走ったのでしょうか…。まぁ、それはそれで正解だと思うけど!(ん)
2009/01/25 00:56 by TJ-type1@管理人 URL 編集