
前回、人間でもファンガイアでもなく、自分は自分として生きてゆくのだという決意を新たにした紅渡くん。
よくよく考えると母親づてに聞いた父の言葉でそのように気付いたのであって、これまでに形成した人間関係やエピソードなどとは殆どカンケー無いという…成長劇としての集大成とかでは全然無かったとゆーコトに気付きます。世知辛い世の中だなぁ。
い、いや、きっと集大成的なコトはこれからあるんですよね。
でないと今までやって来た事が全然報われないじゃないですか。
うんうん、きっとそうだ。そう信じさせてくれたまえよ(え)。
そんなこんなでとりあえず落ち着きを取り戻した渡に対し、名護さんはもはやキバ抹殺指令は不要だと嶋さんに言及します。
それに理解はするものの、納得は出来かねる嶋さんがとった行動は渡にオムライスを作る事。夢にまで見たオムライス…(え)。
何という美味しんぼ的カブト的展開と思わせながら、これは嶋さんにとって愛情の確認のようなモノでもあるのですね。
大牙を育てたという嶋さん、しかし大牙は嶋さんが与える食事を一切口にはしなかったとのコトでした。
大牙と嶋さんとの生活がどのようなモノであったのかは分かりませんし、大牙の言うように、嶋さんは大牙をモルモットのようにしか見ていなかったのかも分からない。
どうにせよ、大牙にとっては嶋さんの与える全てのモノが口には合わなかったのです。
その食事も、愛情さえも。
しかし、渡は嶋さんから差し出されたオムライスを頬張った。
これは相手が嶋さんの事を信用し、その想いを受け入れるコトの出来る人間か否かを推し量るための、一つのテストだったのですね。
大牙と違い、渡はそのオムライスを食べた。それだけで渡を信用するコトが出来るのだと…。
死にそうだった嶋さんを、大牙はファンガイア化させるコトによって命を救う。
それは父親的存在の嶋さんに自分と近しい存在になって貰いたいという願いか、それとも嶋さんが最も忌み嫌うファンガイアにさせてしまうという復讐なのか…。
どちらでもドラマ的にはありな感じではありますが、人間にファンガイアを移植とかどういう理屈だとツッコミを入れたくて仕方ありませんね。
石を身に付けていただけで宇宙人化するとかいう某緑色宇宙人作戦に比べたらまだマシなのかもしれないけれど、理屈が無茶すぎじゃないかと思えて仕方ありません。
いやまぁ、やりたいコトは分かるんですけど…。
これは要するに…何つーか、改造人間ってコトなんですよね…。
平成ライダーの怪人はどちらかといえば人間とは違う異種の生物という方々が殆どです。しかし昭和ライダーの怪人と言えばやっぱり改造人間。
悪趣味な見た目的には昭和にしても平成にしても大差のない怪人さん達ですが、何が平成怪人と違うのかといえば、普通の人間が拉致られて誰でも怪人にされるという恐怖があるのが昭和改造人間です。
昨日まで普通に暮らしていた市井の市民が、今日になったら何処ぞの小動物と兵器をモチーフにした身体にされ、若干微妙なセンスの名前で呼ばれなければならないという…そういう恐怖です(え)。
要するに、最初っから別の生物であるグロンギやミラーモンスターや魔化魍やワーム等とは違い、誰でも怪人にされてしまうという可能性があるワケです。
そういう意味では、嶋さんファンガイア化ってのは理屈はどうあれ、とっても仮面ライダーな展開なのだなぁ…とか思うわけです。
いやぁー、ホント恐ろしい事ですなぁー(棒)。
てな感じで、如何にもな最終局面っぽい雰囲気が出て来ましたね。
具体的には嶋さんが死にそうな空気だとかで(ちょ)。
この徐々に徐々に殺伐としていく感じ…あぁ、平成ライダーなのよにゃぁ…ムニャムニャ。
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仮面ライダーキバ 各話レビュー