Yes！プリキュア５GoGo！ ＃36「危ない！ファイブDEチャンス！（前編）」

■パ・ジェ・ロ！ パ・ジェ・ロ！

プリキュアさん達がみんなで視聴者参加型バラエティ番組に出演する事になりました。
5人で力を合わせてクイズやゲームに挑戦するという番組です。
一番盛り上がる筈のラストゲームに何故か“コイントス”をチョイスしているという凄く残念な構成をした番組ではありますが、水無月さん以外の皆さんはヤル気満々ッ！
コレもひとえに夢原さんが抽選に当たったおかげなのです。

そうです。抽選なのです。

決して超人気アイドルの春日野うららさんに対する出演オファーがあったワケではなく、素人が送った一枚のハガキが運良く選ばれただけなのです。
“タレント”としてではなく、あくまで“抽選で当たったイチ視聴者”として出演するレモンさんの気持ちをもっとみんな汲んでくれよッ！（え）

他の挑戦者の顔ぶれを見るに、番組自体は中高生に人気のある番組のようですね。
何処かで見た事あるようなオレンジ色の制服を着た学生なんかもいましたが…。

五人をバラバラにして切り離してしまえばプリキュアも大した事は無い…という以前の作戦を有効に活かしながら計画を立案したムカーディアさん。
りんちゃんにはイナズマイレブン（え）、こまちさんには常識クイズ、のぞみさんにはどんなおバカにも分かる影絵クイズをチャレンジさせる…て何だよ、ヤカンを持ったキリンって…。

てゆか、ムカーディアさんはシロップがローズパクトを持っている事を知っているのだから、プリキュアを隔離したら素直にシロップを急襲すればイイだけなのではと思えてしまうのですが…。
プリキュアを倒すってのはあくまでローズパクト回収の上で邪魔になるとゆーだけで、そこが本来の目的では無いはずなのに…。
まぁ、でも結果よりも過程を大事にする人は嫌いじゃないですよ、うん（え）。

しかし、今回は本当にアレですよね…。よく動くったら無いですね。

ダンサーや観客のモブシーンがちゃんと動いているとか、ゲームをしているプリキュアさん達が各々普段はしないような面白い動きで楽しませてくれているとか…いつものプリキュアさんを見慣れている身としては、もう考えられないぐらいよく動いてくれている気がしてなりません（ちょ）。
いつものような五人同時アクションではなく、一人一人単独で動かすだけでイイという余力が、こんなにも動いてくれている一因なのかしら…。そういや、椅子に拘束されたプリキュアさんなんて殆ど動かさずに済んでるしなぁ（おい）。

ウニョウニョと動くりんちゃんや、泣きながら走るこまちさんとか、普段ではありえないアクションがとてもステキですにぇー。


■何だろう…凄く悔しいけど…

うむぅ…面白かったですなぁ…。
勿論オフザケーな回ではありますが、前後編というコトで話の運びにも余裕があったりして、むしろ普段より丁寧な部分があったりするのも嬉しかったりしました。
最近は殆どAパートだけで日常パートが終了して、話の半分はバトルって感じになっているが為に、そのドラマ部分の少なさに切なさを感じていたりしたんですよねぇ…。
だから今回の、ちゃんと間を取りながら水無月会長が描かれている件が、とても嬉しかったりしちゃいます。

で、やっぱりこういうはじけた話は清水さんが得意なのだと…。
演出も好かったにゃぁ…と思ったら松本さんでした。観返すと確かにフレアがいっぱい映っていたし（うわ）。

話は面白いし、演出も小気味イイし、フォーマット崩しも嬉しいし、楽しそうに作ってるなぁーとかも分かって凄く面白いんですけど…何かが悔しい、てゆかズルい！…とか思ってしまう（え）。

いや、コレはコレでイイんですけど…もっとオーソドックスな形でのイレギュラーなエピソード（あぁ、まぁ要するにサブキャラの話ね。ハイハイ）をすっ飛ばして、ここに来ているのが…何か凄く「くそぅ！」て感じなんすよねぇ…。
本来なら「こんなんやる前に他にやる事あるやろぅ！」とか言いたいトコロなんですけど、実際は凄く楽しく拝見させて頂いただけに…ボクの中ではそのジレンマだけが膨らんでいってしまうワケです。
うにゅにゅにゅ～…

んで、次回は後編。
レモンさんがモグラ叩…かれにチャレンジ？

⇒プリキュア５ 各話レビュー