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2008年 09月 12日
本日放送は「アドベン茶」と「ベロ相うらないで大当たり!」でした。

「アドベン茶」は珍しくパパが主役のお話。ま、基本的には「苦労ミソ」とあまり変わりませんが(ちょ)。
アドベン茶を飲む事で次々に降りかかる災難から切り抜けてボウケンするパパ。
てゆか、序盤から虎と一緒のオリの中に閉じ込められるとか冒険の域を脱している気がします。既にその時点でクライマックスだろ!
…と思いきやさらにその後降りかかる冒険の数々はそれ以上だというのが凄いですね。
これはもう純粋にアニメ的なアクションの楽しさを感じる話として出来上がっていたと思います。
その中でも先生とパパのやり取りとかが可笑しかったりもしましたけど。
つか、先生はそんなボケ役だったか…? 中の人に吊られているのではと勘ぐってしまうなぁ…どうなんやろうなぁ。

「ベロ相占い~」は絵コンテに渡辺歩のお名前があって「うほっ」と興奮。
実際、期待に違わぬ、ちょっと渋いけれどイイ~話になっていましたねぇ…。正直チビッコが見て楽しいと感じるかどうかも超越した渋さがイイな(え)。
演出の佐藤真人さんはコナンの監督やっていた人か…豪華だなぁ。

てゆか、この話のシナリオ担当のお名前が無かったんですけど…。
もしかしてコレって、渡辺監督がコンテを切りながら、同時進行的に台詞及び事実上のシナリオを考えたとゆーパターンなのでしょうか?
そう考えると、画と密接に結びついている自然な台詞や丁寧な描写の数々などが成されていたワケも納得できますね。ほぅ。

演出こそやっていないとはいえ、なるほど節々に渡辺監督っぽさが出ています。
季節感とか夕景、町のリアルな描写(しかも何故か昭和)、あと坂道を描く事もやけに多い気がするよ、この人は。
その所為か、まるで劇場版の感動名作シリーズかのような雰囲気を感じ取れるのがステキなのですにょ~。

画だけではなく話についても、エエ話やった…!
夢叶わぬ未来の自分の姿を伝えられた元高は夢を諦める。そして未来が変わったかと再びドラ達は未来へ行くが…元高は夢を捨てられず、やはり貧しいままだった。

一見変わっていない未来。

原作では“諦めずに自分を信じる”コトが活路を開くのだというメッセージと受け取れるのですが、このアニメ版では、一度夢破れたからこそ自分の大切な物だと寄り強く理解し、さらに広い世界へ飛び出せた事こそが活路になったのだと受け取れます。
凄く大雑把に言えば、原作は“変わらない大事な事”なんだけど、コッチのアニメではドラのびが未来を教えた事で確実に“変わっている”ンですよね。
その変わった事、成長があるからこそ小説も進化し、文学賞を得る事が出来たのだと。
この辺が原作にあった「ちょっと御都合ちょうのん?」な部分を昇華して、より「エエ話」にしてくれていると思います。

貧しい家だけど、町に沈む夕陽を望める景色は元高さんの宝物。
自分の中の信じて誇れる部分こそが、あの夕陽のキレイさなのか…。
あ、この景色を見せるが為に坂の上の家にしたのね…。


前回もそうでしたけど、力のある演出家さんが入るだけでホント凄いんだなぁ…なんて演出の事が良く分からない人間でも漠然と思ってしまいます…。

で、来週まだあるんですね。てっきりそろそろお休みなのかと思っていたのに…アニメ誌をチェックしない人間はコレだから困るぜ(え)。
しかもあの話ですか…いやぁ~あの話は正直変な話だと思うんだよなぁ。
終わった後、絶対モヤモヤが残ると思うんだけど…どうなるのかねぇ、うん。
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COMMENTS

Commented by 黒森コウ URL at 2008-09-12 23:28 #B1SxDUpc Edit
Title :
どうもどうも。

アドベン茶に出てきた先生。
「ちょっと危ないですよォ」なんて台詞はアドリブじゃないのぉ??とか余計な事考えてしまいますが(笑)

ベロ相占いは、元高さんに作家は諦めるように告げた後からの、間の取り方が凄く良いですね。
元高さん役のチョーさんの演技も秀逸でした・・・って、どっちが役名かワカラン(笑)
Commented by snya URL at 2008-09-13 01:40 #Uc30oIRw Edit
Title : 最高傑作は「がんばれジャイアン」ですかね
こんばんわ

>もしかしてコレって、渡辺監督がコンテを切りながら、同時進行的に台詞及び事実上のシナリオを考えたとゆーパターンなのでしょうか?
画コンテから脚本をあげていくやり方がありますね
例えばクレヨンしんちゃんの原恵一さんも映画は脚本を介さず画コンテに入るそうです

渡辺監督は、今年の映画を観た時は正直苦笑いしか出なかったのですが
今回はしっかりファンの期待に答えてくれたと思っています
前半こそ押さえ気味でしたが、後半元高さんを探しに工場街に向かう件からは
もう渡辺節全開で、唸りっぱなしでした。
出来れば演出ローテーションに加わってほしいですね

また、今回のドラえもん子供向けにしてはどうなの?
という意見も当然あると思うんですが、今回のような演出の作家性(の様なもの)が全面に出てて
大人に向けた(或いは未来の大人に向けた)話が
放送できてしまう事がドラえもんという作品のスゴイ所なんですよね
人気や数字といった小さい事に拘らずにのびのび好きなように
作られてる感じがして非常に好感が持てます
そういう魅力に取りつかれて、かれこれ10数年の付き合いになります。
現在放送中のアニメも見習ってほしい所ですね、本当に

(もっともそういうことが出来るのも人気や数字の後ろ盾があるからこそ、なんですけどね)
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2008-09-13 14:16 #ZAYoVZVs Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!!◆
>黒森コウさん
あの先生とのシーンはついつい、「これはちゃんと画と台詞が合っているだろうか…」と思って観てしまいました。
もし少しでも違和感があれば、ブンビーさんとドーナツ国王で自由にやっているのでは…なんて。
結果、特に違和感が無かったのが凄く残念です…(え)。

Bパートは間の撮り方なんかも贅沢というか丁寧というか…渡辺さんが演出までしているのではと思うほどでした。
それだけ佐藤さんがコンテの意図を汲み取っているって演出しているってコトなんですよねぇ…豪勢な布陣です、ホント。
あぁ…渡辺監督、プリキュアのコンテ切ってくれないかなぁ(ちょ)。
圧倒的な日常描写とか…エヘ☆


>snyaさん
コンテとシナリオを同時に上げるというのは、アニメ作家特有の方法として時々見かけますね。まぁ、実写では不可能な方法論ですし…。
そういえば、宮崎駿も…そんな方法を使う人だったかも…?

ボクも「ドラえもん」はベースがしっかりしている作品だけに、表層部分では各々の制作陣が遊べるふり幅は大きくてイイと思っています。
あまりシリーズの統合性なんて考えないで「なんか今週は違うッ!」とか、どんどん思わせて欲しいというか…よっぽど極端で無ければ成立できると思うんですよねぇ。
そもそも「ドラえもん」は色んな会社の莫大な利権が絡み合っているだけに、そう易々と終わらせる事は出来ないコンテンツですから(うわ)、短期的な数字に拘らずに遊べばいいのだとボクも思います。

実際、ここ最近は割とそういう雰囲気を感じる作品が続いていて楽しんでいますしね。

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