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2005年 04月 05日
 これ撮影はたしか03年の夏とかぐらいじゃなかったかなと思うんですが……ちょっと公開待機が長いス。てっきり実写化ブーム04年公開と思ったのに。


 予告編の映像はご覧になった方多いかと思われますが、「なんかいかにもCGぽくなぁ~い?」という印象を持たれた方も多いかと。うむ、まあ確かに。
 で、実際に鉄人とブラックオックス観たらですネエ、「あれ?」て感じです。何ていうか……一見ツルツルし過ぎてて、いかにもCGなんでやすが、良ぉ~~~く観ると凄い良く出来てるんです。周りのビルとか空とかがボディに映り込んでて、存在感あるんです。よぉく観るとね。よぉ~く。
 でもさあ、俺なんか特殊技術系の映画良く観るからともかく、パンピーが一見してCGと思ってしまうような造形はやっぱ苦いですよ。よぉく観なきゃリアリティ無いなんて…普通逆だろ。要するに鉄人28号とブラックオックスのボディの感じは新車のピッカピカ感と良く似ていると思ってください。
 で、ブラックオックスが東京を破壊するんですが、この破壊シーンは両者の造形とは逆に、一見して凄ぇ良く出来てる。ビル破壊や東京タワーのひん曲げる所とか。ただブラックオックスは22mて設定だもんで東京タワーと比べてあまりに小さい。パワーが凄いのは判るんだけど、玩具みたいなのネ…。
 あれ?今公式サイトで調べたらブラックオックスて身長22mに体重23tだって?体重23t…?ビルほどの高さのくせに自動車二十台程度…?軽くないか…?
 ま、それはともかくこの映画の主役は正太郎くんです。正太郎くんが勇気を出して闘う事を描いたエピソードと言ってイイでしょう。監督は富樫森です。よく知らないけど…たぶんニンゲンドラマ重視監督でしょ?たしか何かのインタビューで「鉄人28号の監督にはアニメ特撮系の人ではなく、人間ドラマに定評のある人にお願いする事は決めていました」みたいな事を読んだよなぁ…。確かに正太郎くんが挫折し、また立ち上がるまでを丁寧にやってるのかなぁ……確かに。しかし何というか、別に悪い所は無い映画ですかね。ただ…好い所も無いていうか。
 これ、鉄人28号の映画ですよねえ?ロボットとロボットが街でバトルする映画ですよねえ?うむ、確かにそうなんですけど、ナンダこの地味な空気は。まさか鉄人、というかこんなドカーンとした原作でこんなサラッとした映画が出来上がる事があるなんて思いも寄らなかったぜ。
 何故?富樫森だから?勉強になりますね。確かに特撮を担当した松本肇さんはベテランだけど、それだけなのかな?もっと熱い感じになるにはやっぱアニメ特撮畑の人材活用は重要だと感じますね。人間ドラマが上手くてもバトルはそうでもないって事すか。松本さん頼りだけでは上手く運ばないすか。
 そうねぇ、やけにリアリティ出すのよねぇ。ブラックオックス東京襲撃の後の病院のシーンでは、血だらけの病人だらけで、さっきまでの空想科学のファンタジーが掻き消されるのよ。ま、これぐらいはOKなんだけど。
 一番には、鉄人とブラックオックスを「ロボット」と言うより、「重機」として捉えて、あのゆったりした動きにしたらしいんですが。……それはどうなの?そういう事じゃ無くない?リアリティ?知らないね、そんなモノ。そこはホレ、格好良さ重視じゃろうて。「ローレライ」じゃろうて。メインターゲット子どもなのに、あのスピード感を削ぐバトルは……。
 役者は結構お気になんだけどなぁ…。もっと皆あそばせて欲しかったなぁ。蒼井優の超天才美少女科学者とか。もっと天才ぶり発揮させて欲しいんだよなぁ。個人的な事を言えば、天才美少女科学者=生意気キャラなんだけどなぁ…。中澤姐さんの刑事ももっと遊びが欲しかったす。個人的妄想は尽きないのに…惜しいな。

 やっぱ各々の得意ジャンルてあるんだなぁ…。実感だよ。好きこそモノの上手なれ――
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TAGS : 映画
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COMMENTS

Commented by 乾坤一擲 URL at 2012-06-21 16:34 #V5TnqLKM Edit
Title : ある時は正義の味方、ある時は悪魔の手先
どうしよう、レビューと言いたいことが被ってるw
確かに実写版は「鉄人28号らしさ」が薄れていた気がします。ワタシは2004年版のアニメから入って原作を呼んだクチですが、実写版もそのまま「あの空気を再現する」でよかったと思います。正太郎が少年探偵で悪人の操るロボットに鉄人で戦いを挑む。そんな当たり前の王道ストーリーにしたほうが評価は上がってたと思うわけですよ。ロボットのCGの出来にはあえて突っ込まないとしても話の流れでなんか、「これじゃない感」が拭えない…。
警官隊がオックスに立ち向かうシーンがありますが、原作だと自衛隊がそのあとに出撃してます。戦車を出すほどの予算が無かったのかも知れないですが、それぐらいはやるべきだったと。
ロボットのリアリティですが、ワタシも無視の方向でよかったと思います。原作者の横山光輝先生も「ロボットという単語だけで他の理屈はいらない。大人っぽい理屈じゃなくて夢があった」というようなことを仰ってましたし。ゆっくり動くのが悪かったというのではなく、ゆっくり動くのならそれなりの重量感が欲しかった気がしますね。とにかく、一番に突っ込みたいところは監督のインタビューに「正太郎君みたいな男の子なんて今はいませんよね(笑)」みたいなのがあって、
いや、「今は」じゃないよ。「今」なんてどうでもいいんだ、期待してた人の求めていたのは「あの時の鉄人28号」であって「今の空気にあわせた鉄人28号」じゃないんだ。
…そう突っ込みたいですよ、うん。
良かった点は…そうですねぇ。なんとか原作の雰囲気を再現しようと努力したところが垣間見えたところぐらいでしょうか?オックスの武器が電磁波だったり、最初の鉄人の操縦機が原作チックな形だったとか。
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2012-06-22 21:49 #- Edit
Title : ◆コメントありがとうございます◆
>乾坤一擲さん
原作もアニメも見ていないので「鉄人28号らしさ」というモノをボクは理解出来ていないのですが、全く初心者の観点からすると「せっかく巨大ロボット出てきてゆっくり動くンかい!」というツッコミは抱かずにはいられないのではないでしょうか。
この映画の時はまだ公開されていなかったかもですが、一般的なお客さんが欲していたのはやはり「トランスフォーマー」なんじゃないかなーと思いますね。

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