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2006年 03月 11日
      
   ((≡゜゜≡))
  ∽((  ▽  ))
   ⊂⊃ ̄ ̄⊂⊃
   ==
   =  
 ブルルゥゥゥ……ン…


だああああああああああああああああああああ

目、目から水が…ほぼダダ漏れ状態…


新生ドラえもんの初映画にして、超大作といって過言ではない、とんでもないアニメといってよいのではなかろうか。
最近はもう二代目ドラの水田わさびさんらの声も、少し力が抜けてきてイイ感じになってきてますしね。
特にのび太役の大原めぐみさんは、のび太が初声優らしいですが、かなり頑張ってますし。


あれ? もしかしたらドラ映画で併映が無いのって初めてちゃう??
調べてないけど…
その分なのか、上映時間も例年より長いし、ある意味爆発し放題。
まぁ~…正確に言うと… 完全に併映が無いわけでもないワケで… それは劇場に行ってのお楽しみですな。ちゃんと最後まで観ましょうね。

今回の映画は80年に公開された映画第1作「のび太の恐竜」を同じ原作をベースに構築しなおしている、とのことですが。
実際には同じ原作とは言い切れなくて。
「2006」は。てんとう虫コミックス「大長編ドラえもん のび太の恐竜」

大長編ドラえもんのび太の恐竜スペシャルパック
藤子 不二雄F / 小学館
ISBN : 4091590098

↑これね。
で、80年版の原作と思われるのが↓こちら。

ドラえもんのび太の恐竜
藤子 不二雄F / 小学館
ISBN : 4091480284

簡単に言うと下のほうが薄くて、てんコミにあるエピソードとかが無かったりして。
最近、映画の80年版を観返したらてんコミ版よりずいぶんあっさりしてるなぁ、なんて思ってたけど、下の方の本を手に入れて合点がいきましたね。
てんコミ版は後にF先生によって加筆・修正が行われているわけです。
より、先生の意図が溢れていると解釈できます。
そこで、「2006」では、てんコミの方が原作なわけですな。


んもぅ! なによりかれより、なんだいこの作画はさ!!
べらんめぇに動く動く!!
冒頭からいきなり何だと!
ジュラ紀の森林に吸い込まれていくようなこの感覚。
ハリウッド映画みたいな画がぁぁぁぁぁぁ!!!!
森をライトでバシッバシッてぇぇぇぇぇ!!!!!
劇場の子ども? グハハ、泣け、わめけ、恐怖におののけ、グハハハハハッ!!

タッタタ、タケコプターで髪の毛がなびいてるぅぅ!!
し、しずかちゃんが… 色っぽい…

んにゃぁ、しかもピ、ピ、ピ、ピー助の動きとか何さ?
のび太とじゃれあっているトコの作画とか#$%&%$#$&%ッ!!!!!
シンエイ動画の底力がぁぁぁぁ… うをぉぉぉご近所らしいから一度行ってみたいぃ…
いやぁ、当たり前の日常・普段のアクションを作画することが最もアニメーションにおいてはハイレベルなわけですが、この点においてジブリなんてのは確かにすごく巧いんですよ。
重いものをホントに重そうに持ったり、服の質感であったり…
でも、ジブリだけじゃねぇってトコを見せられたかしらね。

だってさ、ピー助の生まれる孵化シーンなんて。
たぶん…人類の有史史上、最も美しい孵化シーンだと思う。
タ、タタ、タマゴの欠片ひとつまでこんなに作画が行き届いている… か、神様…

「……ピューィ…」


あ、やべオレ泣きそ…
こんなトコで泣きそうになってたら、あとどうすんだっての。
でも、ピー助がマジでカワユイ… コレくれッ!くれッ!
金は幾らでも払うよ、のび太君。ンフフフ、さぁ、ピー助をこっちに渡すんだッ!
はまってたなぁ、船越さん。

さらにねぇ、タケコプターでの飛行シーン。
ため息出るようなワクワク感ですぜ。
完全にオレ、6人目のメンバーだったもん、あの瞬間。風吹いてたよ。
クェツァルコアトルス(原作ではプテラノドン)に襲われるシーンとか、よく見たら長回しですよ。
挑戦してるねぇ、あそこで長回しだなんて。しかも、スゲーテンポ感。

ただ、若干好き嫌いのある作画な気もしますけどね。
だって、線にバラツキがあるっていうか?
鉛筆作画のような線があったかと思えば、落ち着いてきて、また鉛筆みたいになって…と。
まぁ、それも演出的な狙いなのかもしれんけど。
最初の方ののび太と、最後ののび太とで明らかに後者の方が大人びている作画だったのは、分かり易く成長を表していて好いと思う。

ティラノの団子を食べた後の目がイッちゃてるのはどうなのかなぁ?
最初は可愛いと思ってたけど、表情が無いから… なんか怖い…


いやぁ、しかしね。
意外と油断していたのはオリジナルなエピソードも結構入っていたことですな。
のび太のパパが、のび太に恐竜が好きだったことを話すところとか。
出たよ、渡辺歩イズム。
画は美しく、ドラマも美しく、それでいて日常の中にあるドラマ。
パパが一瞬、F先生に見えるッす。

F先生が80年版でひとつ出来なかった事に、恐竜をいっぱい出すと言う事があるのですが。
当時は製作環境の都合で、数種類しか恐竜は出ていないわけで。
今回はその意思を受けて、出てる出てる。
ティラノにプテラに、アンキロサウルス、パキケファロ、マイアサウラ…(ry

で、後半になるとどんどんオリジナルが出てきます。
原作ではラジコン粘土で作ったバギーを出しましたが。
今回は変えてますね。だって、ラジコン粘土のバギーがあるなら、それで日本まで行けって話になっちゃいますからね。ここんとこは、原作での穴だったんすよ。
何故、原作とは違うオリジナルな要素が入っているのかというと、おそらくより現代的な空気を盛り込みたかったのではないかと思います。

スネ夫を優しくも厳しく諭すジャイアンとか。
のび太やドラえもんを助けようと試みるしずかちゃんやジャイアン、スネ夫。
ま、一番はタイムパトロールに頼らないってトコですかね。
正直、何で自力であんなすぐにゴールに… ま、T・Pの隊長が何かしてくれたと解釈すればイイのかもしれないけど… あそこんとこが、微妙にクエスチョンですな。

なんつーか、頼らないで自分の力を。
って、感じが現代的なのかなと。
…でもやっぱT・Pに頼らないのは無理じゃ…と思うんだけど…


端々にね、「父と子」のドラマが見え隠れしてくるんですよ。この辺もオリジナルで。
前述のパパの件もそうですが、最後の最後、ピー助とのお別れの場面。
のび太からピー助に別れの言葉が送られるわけですが…
完全にこれは親が子に言う言葉なんだよね。
優しく、暖かく、自立を促して… さよなら… て…
あ、やべ、泣きそ…
ま、劇場では号泣ですがね。
この辺り、「のび太の結婚前夜」なんかの、F先生の父親として伝えるべき事、的な…そういうF先生らしさも感じましたね。
そういや、近年の「不思議風使い」も「ワンニャン時空伝」もペットとの出会いと分かれというプロットでは、「のび太の恐竜」をなぞっていた物だったんだよなぁ。そして、これがある種の集大成的な。

ラスト、ちょっとたくましくなったのび太からボクノート…

♪今 僕の中にある 言葉のカケラ 喉の奥、鋭く尖って突き刺さる♪

脳内ループ中… 2年待っただけの大作だなぁ…。
来年も観てね、なんて言われちゃったし。ドラえもんに。
もう確定なのね。来年はオリジナルだろ?

そーいや、何かの雑誌に映画の紹介が載ってて「藤子・F・不二雄A原作」とか書いてあったんですが。信じがたい、許されざる間違いですよコレは。Fが無かったり、A先生と間違えてるのは、正直まれにあるにはありますけど、どっちもって… なんだよ、それ。
高校の時、出席番号の前の人が「藤子不二雄? 誰?」て言った時までの衝撃は受けなかったけどね。

《2回目のレビューを読む?》
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COMMENTS

Commented by だのん URL at 2006-03-15 11:52 #79D/WHSg Edit
Title :
はじめまして。
小学生の頃、はじめて見た映画がこの「のび太の恐竜」で少なからず思い入れがありました。
そして今回、今度は自分の子供とみることができて幸せでした。
>のび太のパパが、のび太に恐竜が好きだったことを話すところとか。
いいシーンでしたね。ジーンときました。
全体的に細かくじっくり見ておられますね。
愛情が伝わってくるレビューでした。
TBさせてくださいm(_ _)m
Commented by tjtype1 URL at 2006-03-15 15:57 #79D/WHSg Edit
Title :
TB&コメント、ありがとうございます。
私は一人で見ましたが、この父子のドラマを実の父子で観ると、また感慨ひとしおなのかもしれませんねえ。
近いうち、また見に行こうかしら…
Commented by なぐぉん URL at 2006-03-15 16:53 #79D/WHSg Edit
Title :
はじめまして。TBさせていただきました。
ドラえもん、藤子F先生への思い、読ませて頂きました。
本当に、よい作品に仕上がっていてよかったですよね。
来年が楽しみです。新作でどこまで先生の味がだせるか、ですね。
Commented by tjtype1 URL at 2006-03-16 14:08 #79D/WHSg Edit
Title :
>なぐぉん さん
TB&コメントありがとうございます。
どうも、巷の噂ではまた次も新作ではないとか? …らしいです。
なら、個人的には「日本誕生」とか、やって欲しいんですが。

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