Yes！プリキュア５ ＃44「お世話役ってどんな人？」

■理想のお世話役

寝坊して食事の仕度を出来なかったミルク。
しかし、ココナツはミルクの世話を受けずとも別段問題は無し。まぁミルクの来る前から問題無かったわけだし…。

ミルクの、お世話役としてのアイデンティティが崩れそうです。
そこでクエスション。

Q.あなたの理想のお世話役って、どんな人ですか？

レモン	「毎日一緒にいなくても、一番肝心な時には必ずそばにいて、叱ったり励ましたりしてくれる、そんな人」
りん	「みんなの為に泣いて、みんなの為に怒って、みんなの為に笑って、みんなの為に悩んでくれる」
こまち	「思っていても実際に行動するのは難しいわ。でもそれが簡単に出来ちゃう人がいるの。とても強い意志の人よ」
かれん	「どんな逆境に立たされても輝きを失わない。いつだって信じるコトを忘れない子よ」
のぞみ	「よく食べて、よく遊んで、よく寝て、いつも健康で幸せいっぱいの人ーッ」

それ、お世話役じゃなくてただの友達の事じゃないの？
つか、もっと限定的な特定のある個人を指し示しているのですね。その本人までもが自分の事を言ってますし…。
お世話役の話題が、いつの間にかのぞみ好き好き合戦にシフトしているという不思議。てゆか、夢原さんどんだけスーパーヒロイン扱いなんですか…。
お世話役って言うから、てっきりメイド的な役割の人のコトかと思いきや… 自分がお世話になっていると感じている人、いつも支えてもらっている人、理想の人…とテーマがスリ替えられています。

とはいえ、「いつもそばで支えになってくれる人」という意味では、確かにお世話役の仕事とも共通するわけで。
ピンク同士、何かしら存在するであろうと思って来たのぞみとミルクの共通項はそれだったワケですねッ。
人の為に一生懸命になれる、支えになってあげられる、そんな人。
ミルクはどっちかってーと、これまで水無月さんと連む事が多かっただけに、ピンク同士の共通項はこれまであんまりハッキリと描かれて来なかったんですよねぇ。おかげでやっと納得って感じですにぇー、うむぅ。

それにミルクがうららに言った言葉。

「いつもそばにいて、ココ様とナッツ様の役に立ちたいミル」

ミルクは皆に話を聞かずとも、既に理想のお世話役が何たるかを掴んでいたのです。
そう、青い鳥は意外と近くにいるものなのです。ほら、そこのベランダにも…。


■見た事も聞いた事も触った事も嗅いだ事も嘗めた事も…

ココとナッツのお世話役として、役に立てない自分の必要性を疑問に感じるミルク。
プリキュアを倒せない、コレットも奪えない、もはや役には立たないと見切りをつけられるハデーニャさん。

必要性の無い、役には立たないというレッテルを貼り付けられる二人。
しかしそれは、自己評価と他者評価という違い。

ハデーニャさんは、自分ではまだプリキュアを倒せる、イケると思っているにも拘わらず、カワリーノさんの裁定によって戦力外通告を受ける事に。
ミルクは、自分では役に立たないと思っているけど、ココナツからは心配され、プリキュアさん達からは信用され、決して要らない子ではないのだと勇気付けられる。

どちらも他者評価の方が、より重要視されているのが何とも現実寄りなのでしょうか（ん）。
まぁ、どうにせよ、仲間なんて見たコトも聞いたコトも無いナイトメアに対し、支えてくれる仲間がそばにいるというコトがアイデンティティを保持する為の鍵のようですね。
この番組らしいです、ええ。


■残り…5話ぐらい？

いつも通りのオーソドックスな形に落ち着いた気もしますが、それより…ミントが先週の力をもっかい出してくれたら、もっと簡単に勝てた気がしてならんな。出し惜しみしてるんかいな。いけずなこっちゃで、キミ。

そして確か二話ぐらいからの伏線、クリスマスツリーが遂にやって来てしまったのねん！
ツリーの下で好きな人とキスがどーたらこーたら言うてましたけど… この番組が何処までプリキュアなのかにかかっていますとも、フンッ。

あぁ、でものぞみはやっぱりココとの別れについて考えていなかったんだ。
実は分かっていたけど、健気にひた隠していたとかじゃ無かったんだ…。
もぅ、どこまで期待を裏切らない娘なんだろう、夢原さん（どゆ意味）。

⇒プリキュア５ 各話レビュー