今までリュウタロスが良太郎を殺っつけずに一緒にいた理由は、愛理お姉ちゃんがいたから。
ウラと同時期に良太郎に憑いたリュウタは、三浦に発見されるまでの潜伏期間中に愛理を自分のお姉ちゃんのように認識してしまったようです。
何となく憧れただけなのか、はたまた良太郎の深い所にいたコトで軽く意識の共有が行われたとかなのか、理由は定かではありませんが、リュウタにとって愛理は実の姉のように、もしくはそれ以上に大事な存在。
そんな人から拒絶反応を受け、ずっと支えにしていたモノが崩壊してしまう。
いつも惚けているくせにこんな時だけ察しのイイお姉ちゃん…。たとえ婚約者の事は忘れても、弟の些細な違いは見逃しません。
目と靴の先が尖ってて、マフラーが黄色い方が偽者の良ちゃんよッ!
既にこの時点で涙腺がウルッと来ちゃってて…
ダンサーズにタコ殴りにされ、そのうえ自分の所為でデンライナーとゼロライナーが暴走したという罪悪感で胸がいっぱいの中、さらにお姉ちゃんから拒絶され、もう泣きっ面に蜂にもほどがあります。辛すぎる…
光が見えないリュウタ…。
「ボクが邪魔ならキミが直接来て。ボクは絶対逃げない。だから、二度とリュウタロスに近づかないで」
あぁ涙腺が…
カッコ良過ぎるよ、良太郎…
絶望に打ちひしがれているリュウタにこのモーションは素敵すぎる。そりゃ惚れるしかないよ(え?)。
他三人のタロスと違って、同意の上に憑依させているワケではないし、危なっかしいし扱いに困るし、どっちかというと良太郎にとっては殆ど迷惑なイマジンでしかなかったりするけど、それでもキッパリと淀みなくこんな台詞が出る良太郎はやっぱり凄い。
そしてオレはもう泣きそうだ、ゥゥ…
お姉ちゃんに拒絶され、一緒にいる理由がなくなったと言ってもいいリュウタだけど、今度はそれが良太郎にシフトするんですね。お姉ちゃんの為に良太郎に力を貸すのではなく、良太郎の為に力を貸す。
それでも尚お姉ちゃんの絵を持ち続けるのは、それが自分のお姉ちゃんで無いと理解しても大事な人である事に違いないから、そのちょっとした自分の矛盾を内包出来る成長を遂げたってコトなんでしょーか…。
お姉ちゃんじゃないけど、やっぱりお姉ちゃんなんだと…。
Bパート、終始目がウルウルだったんすけど。あぁもうなんてピュアなんだ、オレは。
暴走アクションから良太郎の宣言、さらにバトルへと息も吐かせず熱い展開が連なってゆくのが堪りませんぜッ。
あーもー何て普通に楽しんでるんだーッ!
キングライナー… 36話でしたか、ラストでチラッとお目見えしたヤツってコイツなんでしょーか。
あれ? でもそいつは新しい路線の先に見えてたような…
別のヤツ? それとも考えちゃダメなパターン? え?
⇒
仮面ライダー電王 各話レビュー
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コメント
お久し振りです
この処、いろんな事情でブログ休止してましたが
再開させる事ができました。今回は観損ねたのもあって
レビューせんでコメントのみにて失礼します。
キングライナー、玩具出るんですね。
しかもデンライナーと連結できるとは(驚)
気になったのはイラストの下の御言葉。
「おじさまー!」って、もしかしてクラリス?
いよいよクライマックスに向けて走り出した感のある
「電王」ですが、どんな形であれ
無事完結してもらいたいです。ハイ
にしてもカイ、あんまり好きなタイプじゃないな。
「パトレイバー」の内海も好きじゃなかったっけ。
こうまるで犯罪をゲーム感覚で行なうっていうか、
子供の嫌な部分を増幅しているというか。
このタイプは最後は碌な目に合わないでしょうね。
2007/10/22 21:01 by doudeshiyou URL 編集
今回はリュウタの切なさと、良太郎のかっこよさにやられました。
リュウタの成長をこんな形で見ることになるとは夢にも思いませんでした。
そして、今回の話はそう、リュウタが「お姉ちゃんのため」ではなく「良太郎とともに」へシフトする話なんですよね。
この変化の描き方がまた泣かせました。
電王、本当に毎回毎回やってくれます。
これからもぜひこのクオリティで、そして、みんなが幸せになれるようなラストを迎えて欲しいと切望します。
2007/10/22 21:35 by 風水 URL 編集
こうなったら“ケイタロス”で“変身一発”しかありませんね
ベルトを付ければ灰になり~、過去にとんだら砂になる~
彼もまた自分の存在を消して時間に関わろうとする者なのか…
螺旋の線路が2枚重ねだったので特に意味はありませんでしたね
もしかすると「分岐」を意味しているのかもしれませんが二股じゃなかったですしね
キングライナーらしき物がその向こうにいたのは常に分岐点にいるからなのか、単に宣伝なのか…
中に入れてしまえば暴走が止まる当たり親切設計ですね
2007/10/23 01:10 by MF URL 編集
◇コメントありがとうございます!!◇
ご無沙汰ですー。でも見逃したんですかい。
そうですか、残念ですね。今回の話は今までに無いぐらい超絶面白かったのにぃー、見逃したなんて一生の悔いですよ、お客さーん!
ま、それはともかくとして。
イラストの下の言葉は… あまり深く追求される意味も無いんですが、「ケロロ軍曹」で電王のパロディネタをやった時、「電車の王様、略して…で!(今にも言いそうな所で)」「おじさまーっ!」と制止されるという件があったのです。
ええ、それだけです。知ってガッカリですよね…。
てか、ネタが我ながら自己中過ぎる…
>風水さん
良太郎とリュウタロスとの関係をこんなにも燃える展開で描くだなんて、相変わらずヤラれまくりです。良太郎もカッコ良過ぎて、もう抱かれてもイイかなって。(ちょッ!)
ラスト、どうなっていくんでしょうか。
哀しい予感もちょっと匂わせているのが何とも気になるんですが… でもとりあえずこのクオリティが維持されるならば、最大公約数の視聴者は幸せになれると思います。そこは是非クリアして欲しい…
2007/10/23 01:20 by TJ-type1@管理人 URL 編集
◆コメントありがとうございます!!!◆
あと白鳥座カイ星てのも含んでいそうな名前です。
でも白鳥座はデネブと被ってます。ハッ、デネブ裏切りフラグかッ!?(おい)
線路の螺旋、デンライナーとゼロライナーの二つの路線が繋がるんじゃ? とか期待していたんですが、二つ合わせて一つの線路になってましたね。
要するに、そっちの方がカッコイイからだ!ってだけなのね。フッ、ブラボーだぜ。
2007/10/23 01:29 by TJ-type1@管理人 URL 編集
ダイナミックチョップ・ナマ・・・
武器を使って戦っている姿を見て「そういえばコイツらイマジンだった」と再認識しました。別れの時が近いのから心の準備をしておけ!と言うことですか監督!
リュウタロスは元々良太郎を倒すために憑いた・・・。すっかり忘れた設定を掘り下げ、リュウタロスを守り共に戦うことを決意する良太郎・・・やはり最弱にして最強のライダーですね!獣拳の拳聖どもにも見習って欲しいです(←ヒドイ?)!!
しかし金田一桜井はなんかイマジン出てきた時頷いてたけど・・・彼がどういう方法で時間を行き来してるのか、そしてカイの特殊能力との関係は・・・なんか今までの流れからいって・・・期待してしまいます!去年と比べれば(←苦労したな解釈に・・・)、なんと幸せなドキドキ!!!
2007/10/23 10:18 by イソタス URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
伏線の回収とドラマの盛り上げががっちり組み合って素敵でしたけど、残り十話程あるのに、やけにお別れの香りが強いんですよねー。
今からそんな匂わせていたら、ホントの最終回はどーなるのかと。見えないんだよなぁ…いい意味で。
いや、去年も最終回のカタチが見えない番組でしたけど、あれは決してイイ意味では無かったですからして。
それに去年のドキドキは展開への期待に対するドキドキではなく、番組に突き放されてゆく不安からのドキドキでしたからね…。
2007/10/23 21:10 by TJ-type1@管理人 URL 編集
リュウタロスは感じただけじゃなく考えた
愛理に対し
おねえちゃんを求めるだけだったら、
「ごめんなさい」と言うことはなかったはず。
愛理への欲求を我慢し、
愛理の幸せを優先して考えられるようになった
リュウタロス。
彼なりに色々考えたんでしょうね、偉い。
ウラタロスのさりげなくリュウタロスの心の機微を察していたところや、
モモタロスのナオミさんを心配する科白やら、
キンタロスの「ダイナミックチョップ・ナマ」発言やらも、
それぞれの個性が出てて良かったです。
で、良太郎がキメてくれるから、またいい!
2007/10/23 21:24 by 仮帯 URL 編集
◇コメントありがとうございます!!!!◇
今までモモ達の前でも何らはばかり無く「お姉ちゃん好きー☆」と言っていたリュウタが、ラストは一人でお姉ちゃんの絵のシワを伸ばしていたのが印象的でした。
自分のお姉ちゃんではないと理解して、人前でその気持ちをさらけ出す事はしないんだけど、でも気持ちはそう簡単には変わらなくて、一人でいる時にお姉ちゃんに思いを寄せるだけにしているリュウタは、やっぱり色々考えられる子になったてコトなんですよね。
偉いで、リュウタ。ネコより出来る子やで!
2007/10/23 21:37 by TJ-type1@管理人 URL 編集