相変わらず人並み外れたブルジョア振りを発揮する水無月家。
何と家の中に乗馬コースが設営されているという。てか、水無月さんチはいったい日本のどの辺りにあるんですかね… 都市近郊ですらありえないレベルの敷地面積ですよねえ…?
いっそ開き直って何処ぞの金持ちみたいに「住所 東京都練馬東全部」とか言ってくれた方が分かり易いんだけどなぁ…。
きっとモノの弾みで馬を飼育している事が露見し、皆を招待する羽目に陥ったのだと思いますが、店舗化出来る建物を無賃で貸したり、南の島を所有していたり、家の敷地に馬がいたり、かたや邸宅には二人しか住んでいなかったり… 水無月家にはボクらの知らない謎と神秘が満ち溢れているんだなぁ…。
そんなこんなで、ミルクの風邪を治すにはキャッピーなるピンキーが必要になり、一同は探す事に。何故かムダに可愛さを振りまくカットが挿入されていたけど、何なんだろ。
しかし、34話にして初めてピンキーが話の軸に絡んでいますね。ここに来てやっとこさ必要性を発揮する場面が。
まぁ話としては、ピンキーが治すという締めじゃなくて、かれんさんの看病で直ったという締めでもイイとは思うんだけど… て、あれ?
む、むしろそっちの方が話としてもイイような…? ん、あれ?
ま、まあピンキーの疎外振りはいつものコトだから、良しとして。(良くは無いけど…)
今回の話は… 要するにどーゆう話だったのかがよく分かりませんでしたなー。
かれんがミルクの看病をするべく、以前じいやに看病して貰った事を思い出す。
じいやに看病の仕方を訊き、どれだけ自分を心配して気遣ってくれていたのかに気付く。
「じいや、ありがとう…」
普段、両親が海外に演奏旅行しているかれんにとって、じいやは父親であり母親でもある存在なのだ。
じいやもまた、それほどに頑張れるのはかれんに笑顔でいて欲しいからだと言う。執事という仕事をこなしているのではなく、もはや一人の家族として接しているのだというコトです。
じいや、カッコイイな…
この辺りの件を見ると、かれんとじいやの、血縁こそ無いけれどずっと一緒にいる事で育まれて来た家族の絆の話なのかなぁ~? とか思ったんですが、特にコレはここから発展する事も無く終わってるんですよね。
そして、今度はかれんがミルクに看病を。
だって、ミルクの笑顔が大好きだから …と、かれんさん。
じいやがかれんにした看病、それがかれミルへと受け継がれている。
最終的に風邪の治ったミルクも、先のかれん同様「ありがとうミル」と感謝するに至って、受け継がれているのは看病のノウハウだけでなく、そこにある想いまでも、人から人へと受け継がれてゆくのだなぁ…という話なんですが…
だから何なのかがよく分からないんだなぁ…
てゆか、何でかれんとミルクなのかが分かりません。
何かしらの接点であるとか、対比させられるキャラクターとして、これまで配置されていましたかね、この二人。
せいぜいの共通項といえば…「世話好き」というキーワードぐらいしか思い当たらないンですが…。
まぁ30話でかれんがミルクを優しく諭すという一件もありましたけど、だからってその後二人が何か特別に感じあう関係性にまでなっているとも思えないわけで。だから、かれんが看病をする理由として「ミルクの笑顔が大好きだから」って言うのが、いやに唐突な感じがしてしまうんですよ。
これまで、かれんがミルクの笑顔に元気付けられた、なんて瞬間が描かれていたならば成立するとは思いますが、ボクの思い出す限りでは無かったと思うんだよなー。
だもんで、かれんとミルクの話としても納得出来なんだ。
結果、二人の関係性に何か変化が起こったとも思えませんで。
さりとて、かれんとじいやの話でも無かったし、かれんの成長劇とも思えない、ミルクが実は頑張っていたと教えてくれる話にしても弱いし…
結局、どういう話だったのかがイマイチ掴み難いっちゅーか。
ああいう話なのか、こういう話なのか、ハッキリせず散漫な感じが拭えないんだよなぁー。
まぁ、あえて言うならバトルが新しかった話ですよ、今回は!
ボロボロになって独り戦うアクアは、孤高感が漂ってとってもヒーロー然としていました。
何でこの話でかれんさんがメインなのかなー? とか思ったけど、この孤高に戦う雰囲気はアクアにしか出せないような、そんな気がしましたよ、ええ。
それだけでも理由が分かればいいよね、答えは聞かないけど。
アクションも大塚さんらしく縦の構図を使いつつ、空中を自由自在に動きまくります。
空中でどうやって反動つけて切り返し出来るんだよぅ! とか思いますが、もう宇宙の法則なんてカンッケー無いんだゼ!
ギュルルルルル!!!!
ハデーニャさんも風を操るという素敵必殺技を披露してくれます。
ウハッ、強いよ、このオバさん!
挙句の果てに騎馬戦、尚且つアクアリボン… じゃねえ、剣だよ、剣!!
バカな、アクアの新アイテムはリボンなのに… か、完全な設定無視だとぉ!?!
でも明らかにコッチの方が強そうだし、カッコ良さそうだ!!!
き、きっとリボンがアクアの力を受けて剣の形に固着したとか、そんなコトなんだよね、そーだよね!
この意気なら、カスタネットですら凄い武器に変化しそうだな! ピアニカとかトライアングルとか。あぁ、夢は広がる…
てか、プリキュアさんは徒手空拳で戦うという約束が破れた瞬間だったような気もする。
アクアがブラックRXになっちゃったよ…まあ、あくまでイレギュラーな演出だとは思いますけど。
おかげで馬上での剣戟戦という今までに無い迫力あるバトルが観られて面白かったですし。
鍔迫り合いの気合の入った迫力とか、「これ何のアニメですか?」て思えるところが素敵です。何処を目指そうとしているんですかね…
そ、それだけ新しかったってコトだけどね、うんうん。
いやぁー掴みどころは難しかったけど、思い返すとやはりバトルの事しか残っていない回だったような気がしました。
その内プリキュアも、平成ライダーみたいに武器を持つのが当たり前みたいに変化していくのかなぁ… スポンサー的にはそっちの方がありがたいだろうしさ。
そんな、プリキュアの未来が垣間見えたお話だったよね(え?)。
⇒
プリキュア5 各話レビュー
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コメント
騎馬戦がすごかったです。
バトルすごかったです。何となく
マジレンジャーを思い出したりも。
かれミルですが、メインターゲットの
女の子はミルク、その親御さんはかれんさんにと
自身を投影できるようなお話にしたかったのかなと
こちらの感想で書かれている家族的な絆がテーマだと
思って自分はみていたのですがどうでしょうか?
かれんさんもミルクも初期は孤独という共通点が
あったと思うので。ああうまくまとまらない。
かれんさんがミルクの為に戦うまでの描写が
よわいといえば、よわかったかもしれないです。
先週のチームワークバトルと逆といえば逆なんですよね。
とりあえずバンクもちゃんと描かれて、
バトルもカッコよく満足でした。では~。
2007/09/30 20:41 by TS URL 編集
◆コメントありがとうございます!!!◆
マジレンジャー。そんな作品もありましたね…(おい)
他の皆さんの記事を読むと、二人には孤独という共通項があって、以前かれんが孤独の中で救われた事を、同様に今度はかれんがミルクを救うという構図になっているのだと、気付く事が出来ました。
でも、観ている間は全然分からなかったんですよ、ボクには。
ふと考えると、ミルクに対して「孤独」要素を加味せずに見てたんですよ…。言われると「あぁ、そういえば孤独だったよね、あの子」ぐらいの認識だったりして。疲れてるのかな、オレ?
レビューって難しいなぁ… 理解した上でもっかい観てみます。
でもまあ、バトルはめっちゃ格好好くて。
バンクに追加カットがあったのは驚きでした。
他の人でもやって貰いたいですよね、あの試みは。
2007/09/30 21:09 by TJ-type1@管理人 URL 編集
アクア立つ!!
2008/04/30 19:50 by なおや URL 編集
◇コメントありがとうございます!!◇
幼女かれんは鉄板ですよね(おい)。
プリキュアさんにも時にはこういうグォォォ!!!という熱いモノを入れ込んでもらいたいものです。
最近あんまり見かけない気がしますけど。
2008/04/30 23:10 by TJ-type1@管理人 URL 編集