
♪なんちゃって、全部ウソ♪今回も前回と同じく一話完結にてお送りされた電王。
それなのにそれなのに…
全然普段の二話完結式と遜色なく好く出来ていました。
凄いな。
てか、もしかして頑張れば毎回そう出来ちゃうってこと?
今回で言うと、野上姉弟のケンカの件を回想じゃなくて普通の時間軸で描けば、いつもの二話完結方式で全然イケるわけですよね。
いや、まあどっちがイイって話でもないンですけど。それが出来ちゃう靖子にゃんが格好良過ぎるってだけです。
凄いにゃ。
花火職人寺崎トオルとその妻とのほつれた関係と、侑斗とデネブ、さらに良太郎と愛理、三組の関係の修復が交差して描かれていた今回。
二組リンクさせるだけでも十二分に美味しいというのに、三組も合わせますか。しかも尺は一話分しかないというのに。ホンットに純粋に凄いと思いました、靖子にゃん(←ええ、もちろんこの敬称は最上級の敬意を込めていますともさ)
花火職人になるといってそのまま飛び出した寺崎や、チケットを使ったのは自分の責任だから合わせる顔が無いと家出したデネブ、魔女がコトコト煮込んだような漢方ジュースを作った愛理にしても、皆ちょっとだけ不器用なだけなんです。
頑固で偏屈そうな寺崎だけど、初めて作った花火に息子の名前「龍」と付けていたりして、職人になったのだって自分の為だけじゃなくて、妻や息子に大きな花火を見せたかった為だったりするんです。
デネブが良太郎と契約を試みるのだって、それは侑斗を思ってのコトなのです。
魔女ジュースを作った愛理にしたって、それは良太郎の身体を考えてのコトなのです。
その誰かを想う気持ちがほんの少し噛み合わなかったコトと、ほんの少し気持ちを伝えるのが不器用だったコトが、互いを離れさせてしまっただけのこと。
決して憎みあって別れたワケではありません。
だから、仲直りに余計な言葉など要りません。
ただ家族を抱きしめるだけでいいし。
「こんな程度の事なんだよ」とチケットを捨ててみせたり。
浴衣を直してあげたり…。
それだけで十分なんです。だって、離れていてもずっと気持ちは繋がっていたのですから。
夫婦、姉弟、友人(?)と三つが三つとも違う関係性なのも上手い所です。
男女という一種の契約関係に、血縁という宿命的関係、友情という実は一番掴み所の無い関係と、人と人との繋がりの基本を網羅して描いているんですね。凄いにゃ。
どの関係のドラマも好いんですが、チケットを川に捨てる侑斗にグッと来ました。
自分たちのこの関係を壊す原因だと言うのなら、どれだけ大事なモノであっても捨ててやったってイイ。そんなモノよりもデネブの方が大事なんだという侑斗が格好いいです。でも、スゲー不器用。
そう言葉に出すのはあまりに恥ずかしいから、本当にチケット捨ててやる、ウオー!…て、もうバカ…。
何て良く出来た話なんだ。
一話完結だとか、もはや関係無いじゃないですか。今回も夏のギャグ回じゃなかったのかよぅー。
ま、いつもギャグ回みたいな番組だけどさ。
あえて今回の苦言を呈するなら、このサブタイはどーかと…
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仮面ライダー電王 各話レビュー