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2007年 05月 04日

劇場版名探偵コナン第11作。
…11作目にして初めてコナンの映画を劇場で観ました。
元々漫画は全巻買っている身なのですが、今まで劇場に足を運んだ事はありませんで。
今回は…ちょっとした勢いで行ってみました。


軽く独り言ですが…
最近、漫画をもう一度1巻から57巻まで読み直していました。
すると、色々気付く部分も多いなぁって。
一度目に読んだ時はストーリーに吊られて読むだけだったんですけど、二度目に読み返すと、ちょっとしたキャラの表情やコマの使い方、伏線の張り方が本当に上手い作品だなって思いましたよ。
36巻から37巻にかけての「東都タワー爆破予告事件」なんて映画そのものだし、特に42巻の「対ベルモット戦」なんて秀逸ですね。それまで綿密に貼られた伏線とミスリードが爆発して一つに繋がるトコロは何度読んでも良く出来ています。
演出上手いよなぁ、青山剛昌…。


と、まあ映画とは特に関係ない事はそこそこに。


映画も11作目の今回は、新たな気持ちで今までとは違った感じに仕上がっているとか。
でも、初めて劇場に来た人には何が新しいのかが分かりません。いや、別に分からなくても存分にエンターテイメントを楽しみましたけどねん。
しかし相変わらず冒頭の設定説明が長い…。毎度毎度必要かしら? とか思うのだけれど、お約束だし無かったら無かったで寂しいのかもしれませんね。


今回は実在した女海賊アン・ボニーとメアリ・リードがモチーフ。
かつて並み居る敵を背中合わせに戦った二人、背中を預けられるほどに信頼した二人の絆を、蘭と園子の友情に重ねている。

…という風に聞いていたので、てっきりメインのドラマが蘭と園子の友情モノなのだと思ってしまいましたが、特にそういう事は無かったんですね。ん~…確かにこれまでのシリーズと比べれば、幾らか二人の友情をクローズアップした物語にはなっていますけどね。
メインとかじゃないじゃん…

と、この辺りがちょっと物足りないボリュームな気もして。それに友情を謳うならば蘭よりも園子をフィーチャーした方がテーマが出易いような気がするのよね。サブキャラだからこそ、そういう男気(女気)を見せた時に活きるのでは無いかと、どうよ?
まぁでも背中合わせに構えるシーンはちょっとグッと来たけどね。声が震えてる園子とかにさ。


で、ふと気付いたのは、これはあくまで「名探偵コナン」であって、主役は江戸川コナンにおいて他に無いんですよね。つまり、メインがコナンであることは絶対的に動く事は無く、その上でサブ的メインのドラマが蘭と園子の友情になっているワケなんですね。
そっかー、あくまでこれは「名探偵コナン」というスター映画なんですね。確かに「コナンは泣かない」という原作者ルールからも分かる通り、コナンは割と王道的な強い主人公タイプですから、そういう作りになっているのも納得できる。
ついつい個人的には、バラエティに富んだカウンター的エピソードが好きなモンで、蘭と園子の友情話がメインだったらイイなぁという願望が膨らんでしまっていたんだわね。もっとフラットな状態で観ないといけません、はい。


相棒と言えば、個人的フェイバリットキャラの灰原さんをコナンは相棒扱い。
…ふうん… そっか、そういう風に思ってたんだ…
どうなんだろうね、恋する乙女は相棒と呼ばれて嬉しいモンなのかねぇ…


ところで今回の悪役、悪事の動機がユル過ぎるコトでも有名な殺人ラブコメ漫画「名探偵コナン」においても、かなり極悪なヤツらな気がしてなりませんでした。

サメのエサにするが為に女の子を二人利用しようとか…(魚とかの血でイイのにわざわざ人間って…)
園子にいきなり切りかかったり、ワナの確認の為に扉を開かせたりとか、極悪非道極まれり。さすが国際指名手配…情状酌量の余地無し…


「棺」と書いて「ジョリー・ロジャー」と読ませる今回のタイトル。
クライマックスでなるほど! という説明が。
台詞で全部言っちゃうんだ~とは思ったけど、おそらくあの台詞が無かったらオレは気付いてもいないので、その優しさに感謝します、どうも。

結局あの船は二人の主人を乗せることは無かったけど、同じほどの友情を背負った蘭と園子を乗せる事が出来て、最後に使命を果たす事は出来たんじゃないかなと思うんですけどね。(ただ、そういう演出は特に無し)


さてさて、コナン劇場版を全作観たわけじゃないですけど、何となく感じる印象として、推理のクライマックスとアクションのクライマックスとの乖離性を感じるんですよね。

元々「推理モノ」てのは文学的娯楽でして、物語のクライマックスは種明かしの推理ショーなんですが、これは殆ど台詞のみでただただ説明をするわけです。
紙の上の活字媒体においてはそれでイイんですが、これが映像となると、キャラクターが説明台詞をだぁ~~~~~~っと喋るだけで動きが無い。つまり推理モノは本来映像的でないのです。
コナンの漫画とかも台詞長ぇもんなぁ…

とはいえね、コナンの映画ともなればファミリー映画であるのは当たり前ですから、老若男女楽しめるように映像的な面白さ、アクションの要素は必要不可欠。
推理ショーのクライマックスとアクション面のクライマックスの同一化、これはコナンだけではなく、全ての推理モノ映画ドラマにおいての命題なのです。

「銀翼の奇術師」なんかは二つが乖離した分かり易い例ですね。殺人事件は中盤で終わっちゃいましたし(面白かったけど)。「探偵たちの鎮魂歌」もラストのジェットコースターが推理劇と有機的に繋がってないのが残念だったですね。オプション的だったもんなぁ…

んで、「紺碧の棺」では… まぁ、見事に同一化した!てコトも無いけど、バラバラやんけ!てコトも無く、素直にドキドキ出来るかと思います。そういえば、コナンの蹴ったあの鎖…どうやって切ったんだろう…?


エンディングでは油断して作画に青山剛昌の名前があるのか確認し忘れました。
ま、たぶん今年も入ってるんだろうけどさ。何処かなぁ~、いつも一番の「決め!」の部分を描いているらしいからな。
予想としては、ラストの中学生シーンか、蘭と園子の構えのカットか…ではないかと。

余談ですが、パンフレットのキャスト紹介で松井菜桜子さん、山口勝平さん、高木渉さんの主な出演作に「S☆S」と「プリ5」が入っていて嬉しかった…
あと、光彦がピカチューだと初めて知った…遅い…
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