
※これは仮面ライダー電王のレビュー記事です。カスミ草の花言葉は「清らかな心」。
その花の名を貰った小林カスミは売れっ子ジュニアモデル。
しかし、少女は清らかな心を何処か忘れてしまったかのような…
父に勘当され、カスミはジュニアモデル界で一人頑張ってきた。
華やかな表向きとは裏腹に、時にはライバル達との陰湿な確執。
服をズタボロに切り刻まれたり、衣装に墨汁をかけられたり、目にタバスコを入れられたり、鼻でスパゲティーを食べさせられたり…(多少事実と異なる事例アリ)
そんな世界でトップでいるには、清らかな心を持った子どもではいられない。
「ちゃん付けはやめてほしいな」なんて鼻につく台詞だって、誰かに甘えないように自分を支え続ける為に必要なのよ。
とはいえ、やはりまだまだ同じ年頃の女の子の様に、誰かに甘えたい年頃。
だから、良太郎に甘えている時のカスミは普通の女の子の顔に戻っているのですよ、ええ。
星は簡単に位置を変えないように、彼女もまた親に甘えたい普通の女の子でしかないのです。
ちょっとした心の擦れ違いで離れた父娘が、再び絆を取り戻す件はベタでもちょっとグッと来たなり。
「仮面ライダー電王」はタイムスリップを扱った物語。
今までサラッと流されていたタイムパラドックス云々の言及が遂に劇中なされました。
でも、やはり詳しくは流されて…いる?

図にするとこんな感じかしら?
タイムパラドックスの典型として言われる歴史改変の不可性ですが。
2007年、カスミ親子の不和知って過去へ戻り、その親子の不和を何とかしようと歴史を改変し
A´の時間軸に移行する。
しかし、そうなると親子の不和は存在せず、キンタロスが親子の不和を解消すべく紛争しようとする動機すらが存在しなくなる。
しかし、そうなるとキンタロスは過去に戻らず何もしないことになり、やはり元々の時間軸である
Aの歴史になってしまう。
しかし、そうなると親子の不和を知ったキンタロスが過去へ戻って、親子の不和を解消すべく紛争する為、やはり
A´の時間軸へ移行して――
――とワケが分からなくなってしまうわけで。典型的なタイムパラドックスですねぇ。
こういうのがワケ分からないから、歴史はタイムスリップする事も全部含めて構築されたモノで、改変は不可という話もあって、実はそれが一番分かり易い気がするんすよね、ボクは。「サマータイムマシンブルース」とか「ドラえもんだらけ」みたいな?
ただ、ここで出てくるのが特異点。
特異点は如何なる時間の変更の影響も受けない。不死身という意味とは違いますよ…ムフ、とはオーナーの言。
もし仮に、特異点である良太郎に憑依したキンタロスによって過去が改ざんされたとしても、現在時
A´の良太郎の記憶や行動は影響を受けずにオリジナルの歴史
Aに則したままであるならば… 歴史は改ざんされて新しい歴史
A´になりつつ、キンタロスが過去で暴走した事実も事実となる …というコトになるのかも。
その場合、イマジンとカスミ父が契約していない歴史だので、イマジンの過去での破壊行為は無かった事にされつつ、キンタロスがバスで「やりなおすんや!」と言った事実だけは残っているという、かなり都合のイイ歴史となってしまうんですが…
ま、要するにさ。
特異点ならば歴史の改ざんは可能なのではないかってコトなんですよ。
ま、「できる」ことと「やっていい」かどうかは全く別問題ですし、オーナーの言う通りやっぱりそれは「変」ですからして、今後は気を付けたまえよ、キンタロス君!
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仮面ライダー電王 各話レビュー