■特訓大きな壁を乗り越えたプリキュアさん達によるミーティングが開催されました。
メガビョーゲンは放置すれば強くなって対処が大変になります。今後はチームワークがより重視される事となる。
そこで特別訓練、特訓が行われる運びとなったのです。
やって来たのはどこぞの採石場。
ここでならどんな爆破も、クレーン鉄球をぶつけても、バイクやジープで体当たりしようとしても許されるのです。そう、私有地だから。
そんな危険な特訓が行われるのかと息をのむ中、始まったのはジェスチャアゲームでした…まさかそんな…。
この特訓はついぞ採石場である必然性が一切ないまま、「特訓といえば採石場だよね」などといったフォローやツッコミも特段挟まぬまま進行するのでした。
思ったよりもレベルが高いです。やられました。
ジェスチャーゲームの特訓が果たして有効なのか否かも分からぬまま、ビョーゲンズさんの新メンバー・バテテモーダさんが来襲しました。
バテテモーダさんは前回のメガビョーゲンの種子から誕生した敵さんです。メガビョーゲンの放置はそのままビョーゲンズの勢力拡大に繋がるというワケです。
一応この時期に登場する敵幹部は寝返って新しいプリキュアさんになる可能性もゼロではないけども、ええ。
先輩のヨイショをかかさず、プリキュアさんとの戦いにも自ら参戦するバテテモーダさん。せっかくのバトルなのだから自分で楽しもうというスタイルです。
負ける気がしないと前向き精神の塊だし、ある一面に置いてプリキュアになれる資質もあるし、やはり追加プリキュアかもしれない…。
戦いを楽しむバテテモーダさんは一種の戦闘狂でグレースさんはドン引きしていたのですが、それはマイナス事象もポジティブに捉える能力なわけで、それって肉体の疲れを「生きてるって感じ~♪」と喜びに感じている花寺さんと実は近しくもあるんですよね。
という意味では、殺し合いすらも「生きてるって感じ」だと思えるように至った花寺さんのありえるかもしれない未来の姿とも言える。
「負ける気がしない」と自分の未来に希望しか見ていないバテテモーダさんは、「未来」をテーマとする花寺さんと対比関係にある。
現時点での明確な差異は、仲間がやられても「関係ないし」と気にしない個人主義なトコロかしら。
バテテモーダさんの正体はヌートリアという、日本では外来種認定されている動物です。
ここから若干見えるのは「外来種は悪! 排除すべし!」…などという方向性には至らないだろうなというトコロ。
ビョーゲンという名前の通り病原菌がモチーフであれば、ひたすら排除の論理だけでも成立し得る怖さがあるのだけれど、外来生物をモチーフにしたことで「その生物自体が悪なのではない」という部分に至り易くなり、プリキュア的なテーマへの道筋も見えてくるのではないでしょうかね。
それこそ現在の状況を見ても、細菌やウイルスへの感情移入はまだ人類にはハードルが高いなと感じます。(今の状況をやたら戦争に例える人の多いことよ…)
みんなで力を合わせれば大丈夫…と確認し合うものの、不穏さが残りつつ次回へ。
目の前の事しか見えなくなるでお馴染みの平光さんが未来を不安視するレベルです…。
■ヌートリアバテテモーダさんの参戦で格闘戦の必要性が高まるのでしょうか。
これまで5%ぐらいしかチカラを使っていなかった悠木碧が10%ぐらいまでパワーを上げた声を出していて、先が怖いです。恐ろしいなあ。
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