■Driveご両親への友人紹介を済ませた花寺さんは、両親からも安堵を伝えられる。それが普通の人間にとって当たり前のようなコトでも、とても尊い出来事に映るのだから。
娘の学生生活に安心したお母様は、仕事に復帰することとなりました。元々トラックの運転手をしていたとかなんとか。
しかして、ご両親ともに外で仕事に出るコトとなり、家ではラテが一匹になってしまう。
花寺さんの母上は、ラテにとってもいつもなでなでしくれるもう一人の母であるため、とても心細いのです。
そこで、いつもの如く脱走します。このワンコ、ほんまいつも脱走しとるな…。
お母様の職場でラテを発見した花寺さんは、心細い気持ちに共感を寄せる。自身も入院中に寂しくて抜け出した事があると。
つまり今のラテは、病気で入院していた時の花寺さんと同期した状態にあるというコトです。
メガビョーゲンが現れていない時も決して良い状態ではないわけです。現状維持というワケには行かない。
ある意味、キングビョーゲン様と似ている。どっちの病状を回復させるかの戦争なのだ…。
いちご農園にメガビョーゲンが出現したとの報を受け、おっとり刀で駆けつける一同。
何故いちご…? そうです、苺の中にも母がいるのです。
いちごを守る事、すなわち母を守る事なのです。
ダルイゼンと対峙し、ねっとりと顔に泥を塗られる嫌がらせを受けるグレースさん。攻撃力は無いけど普通に嫌な攻撃だな…と思いましたが、この描写って素面出ししているプリキュアならではとも言えるのかもしれない。
ライダーや戦隊なら別に…ってなりますもんね。
ビョーゲンの皆さんは自分たちの住みやすい環境にテラフォーミングしているわけですが、そうなると他の生き物は生きられなくなってしまう。
自分たちさえよければいいのか?という問いにも、いいけど? とけんもほろろです。
自分たちのコトだけを考えて環境を変化させていくビョーゲンさん達と、他者(娘)の為に自分の環境を変化させた母親という対比によって、個人と共同体の優先事項の対立が浮かびます。
シンプルに利己主義と共生・利他主義の対比でもいいのか。
また、娘が回復したので再び仕事へと戻る母親は、娘から自分へと優先度を上げているのが分かり、一方で娘が今度は母親を守る側へと回っている。
個人と共同体というほどではないかもしれないけど、共生関係としての理想を込めていると言えようか。
グレースさんがダルイゼンさんへの私怨よりも仲間を助けに行ったのも、今話のテーマ性そのものであるわけですね。
■うぇってぃ隙あらば過去の大病に関する湿っぽ…エモいお話が展開するので、香村さんっぽいなぁと思いましたが、やはりそうでした。
すごくエモいんだけど全体的に湿っぽくならないかとまだ心配しております。
などと思っていると次回はだいぶアホっぽいノリが垣間見える予告。
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コメント
No title
映画も楽しみです!
イラスト笑いましたw
2020/03/10 23:11 by 凪 URL 編集