プリキュア恩赦回。
■うらないトゥインクルイマジネーションを発見せよ! という宿題を出されてから幾週間。そも、それがどんなモノなのかも分らぬまま時が経っていきます。
過去のデータを解析しても正体は分からず、こうなると頼れるのは未来を読む占いだとばかりに、宇宙イチの占星術師の元へと向かいます。
占いが盛んなウラナイン星、そこでユニさんが宇宙イチと称するのが星読み師のハッケニャーンさんです。かのバケニャーンさんはこのハッケニャーンさんを参考に肖像権を侵害していたようです。無断で実在の人物を模倣することはヒューマギア法でも規制されている!
かつて、ネコ型星人に同胞の姿を求めてやって来たユニさんは、そこで自分の求める宝の在処を教えてもらった。
故郷と仲間の全てを失い、怒りと憎しみが煮えたぎるユニさんが見つけるべき運命の星についてをです。
そしてその運命の星は、現在すでに見つけているとハッケニャーンさんは言うのです。
仲間を求めて宇宙を放浪していたユニさんにとっての運命の星とは、そのまんま“スター”こと星奈さん達を指している。ならば、その仲間こそが故郷を取り戻す鍵になる。
プリキュアさんらの動きを追って、アイワーンさんも同じくウラナイン星へと辿り着きました。そこで目撃したのは楽しそうに仲間と追いかけっこをしているユニさんの姿です。
作中でも見たことが無いぐらいに楽しそうな顔をここでしていたので、アイワーンさんの怨みは更に膨らむのです。うーむ、あの顔を見ると若干気持ちが分かってしまう。
ガルオウガさんに連れられた過去のアイワーンさん、そこは行く宛の無い者が集まり、恨みや憎しみを力に変えようというノットレイダーの本拠地でした。
これはこれでガルオウガさん優しいかよと思えてしまって辛い。
アイワーンさんの過去が回想されたことで、孤児から居場所を見つけたものの、また居場所を失ってしまったという、ユニさんと近しい境遇の方だったコトが描かれます。
ユニさんとアイワーンさん、互いに恨みを抱える者として対比されていただけに止まらず、過去の境遇まで似ていたとされるコトで何が両者を別けたのかと描きます。
ハッケニャーンさんとかガルオウガさんだとか、出会っていた順序が違っていれば逆だったかもしれない。
アイワーンさんがプリキュアになっていた可能性も宇宙には在り得た。
アイワーンさんに自分の姿を見たからこそ、ユニさんは怨みを捨てると決意する。自分だけではなく皆と共に未来へ進むために。その皆の中にはアイワーンさんも入っているのです。
過去に囚われていたユニさんが、過去ではなく未来を選び、明確に恨みを捨てる。
アイワーンさんの方もまた同様にユニさんの過去を見てしまっているので、ユニさんが到達した許しへの変化に、アイワーンさんもいつか辿り着くという示唆にもなりましょうか。
■謝罪の儀といったわけで、カッパードさんのお当番回に引き続きアイワーンさんの掘り下げ回です。キッズ向けなのに回想シーンが何度も挟まるのでちょっと心配になってしまった。
次回はテンジョウさんの掘り下げの様子。
一見、虐げられた過去とか見えない印象ですが、ヒトを見た目で判断してはいけない。
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