2019/07/31
仮面ライダージオウ EP44「2019:アクアのよびごえ」/EP45「2019:エターナル・パーティ」
次々と人間が失踪する事件が発生しておりましたが、それはアナザーディケイドの力を持ったスウォルツの仕業なのでありました。アナザーディケイドは、「あり得たかもしれないもう一つの可能性」から生み出した「アナザーワールド」に人間を閉じ込め、更にそのアナザーワールドではライダーに勝利した事になっているダークライダー達を召喚できるようになっている。
リイマジ世界を渡っていたディケイドだので、なるほど確かに「ディケイド」という存在(番組)そのものがオリジナルではない「ニセモノの世界」を生み出していたと言える。
このメタ的な能力そのものが実にディケイドの能力らしい。
ちな「ディケイド」には闇の世界と呼ばれるダークライダーの世界が登場し、そこで門矢士は王として受け入れられております。
ここから個人的な持論展開になりますが、ディケイドこと門矢士は他ライダー世界を支配下に置くことによって世界を繋げる存在です(断言)。
これは最終話(ディケイド31話)で紅渡の言っていた「あなたは全てのライダーを倒せなくてはならなかった」という言葉や、夏映画とMOVIE大戦で全てのライダーの頂点に立ったことを考慮すれば、そういう結論になるからなのです。
他ライダーを倒さず頂点にならなかったTVシリーズは、いわばBAD(ループ)エンドルートでしたから。
ディケイドの役割はライダー世界同士を繋げる事ですが、その方法が他ライダーを支配する事にあるのではないかと考えられます。だからこそ、ライダーが人間を支配している闇ライダー世界において、ディケイドは“王”として手厚く歓迎されているのです。
そして、ライダーは本来なら人間の自由のために戦う戦士なので、支配者の座に腰かけるディケイドはライダーのニセモノであり、はみ出し者であり、常に敵視される存在たりえるのです。
てな持論での前提を考慮しておくと、アナザーディケイドはディケイドとそう大差ないって気もする。アナザー世界に閉じ込めてしまうというのはまさしく反転した部分でありますかね。
門矢士とディケイドは概念的な存在なので、ディケイドではない門矢士なんて存在し得ないでしょうと思っているのですが、このたびディケイドの力を奪われても特に支障なく世界を破壊している士にホッと一安心でした。
士からするとディケイドライバーを取られたぐらいの影響でしか無いのだなぁ。
あり得たかもしれないもうひとつの可能性であるアナザーワールド。
ソウゴによっては魔王になる未来か、善良な王になる未来か、あるいはまた別の未来か…。
ソウゴは自分に自分の目指す未来がありつつ、対峙する相手が作りたい未来も別に否定はしないし、切磋琢磨した結果として新しい未来が生まれるのだと言っているので、それはアナザーワールドの可能性を全否定するモノでもないようにも思えますが…はて。
未来からやって来た仮面ライダーアクア。
アクアはゲイツやツクヨミに自分の時代・世界へ戻るように促すためやって来たという。自身もかつて過去に干渉しようとしたからこそ、その自戒を込めて両者を正す。
そうか、アナザーワールドを悪と定義出来るのは、未来の可能性だからではなく、過去を改変して別の世界を作っているトコロにあるのかな。それならソウゴがアナザーワールドを普通にぶっ飛ばしても問題ない。
アナザードライブの正体はパラドックスロイミュードさん。
ドライブの映画の敵さんですが、既に倒されて存在しないはずの矛盾(パラドックス)を持っているから存在していて良いのか…、あるいはアナザーワールドからひょっこり出てきたのか、それともドライブの正史自体が改変されているのか(まだ映画を見ていない)。
ウール君は偽のオーラさん…ではなく本物オーラさんによる謎スライサーによって殺されてしまう。
子どもは殺さないという暗黙の了解を信じていたので、なかなか驚きでした。
最終回に工事現場で働くウール君の未来もあったはずなのに…。
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