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2019年 02月 14日
ザミーゴを倒して目的を果たした快盗。
国際警察の方はドグラニオを倒せるのか…という最終回。

金庫に収められた多くのコレクションの力で圧倒的なチカラを見せるドグラニオさんでしたが、金庫の中に侵入している快盗たちが次々にコレクションを盗む事で弱体化してしまう。
無意識に老いをコレクション能力でカバーしていたドグラニオさんは、とうとう敗北するのでありました。

前回、快盗の方は警察が使用するコレクション能力のおかげでザミーゴを倒していましたが、今回は快盗がコレクションを盗む事によって警察を助ける事となる。

快盗のテーマ「過去を取り戻す」にあるように、ルパンコレクションは「過去」戦隊のアイテムをモチーフにして、「過去」を表したモノ。
その「過去」の助けによって「今を守る」という警察のテーマも果たされる。

てなことを考えつつ、ではギャングラーは何かとも考えてみる。
ギャングラーの行動目的がドグラニオに代わる次代のボスになる事であったと考えると、「未来」をテーマにしていたようにも見える。
ただしそれは、「過去」を閉じ込め、「今」を破壊することによって得る「未来」です。

快盗と警察が、「過去」も「今」も必要だとせめぎ合いながら作る未来と比べれば、ギャングラーの作るそれは「過去」とも「今」とも断絶された未来であると言える。

終盤、権力の引継ぎも捨て、ただ自分が「今」楽しむ事だけの悪党に戻ったドグラニオだからこそ、「今」を守ろうとする警察サイドのラスボス足りえるのだと感じます。


今を守る為に快盗が捕らえられたままドグラニオを処分する…のではなく、活かしたまま捕らえる事でいつか救出できる可能性を残しておく。危険人物とはいえドグラニオの拘束がどぎつくて、裁判無しでの処分こそしないものの、やはりギャングラーに人権は無いのだと背筋が凍ります。

1話の快盗戦隊が人気を博した世界から逆転し、警察戦隊が巷を賑わす中、再び快盗が復活する。
ドグラニオの金庫を開けさせる能力を持つのは劇場版に登場のジャックポットストライカー。さらに、ジャックポットストライカーを見つけ出したのは新たに快盗となった魁利の兄たち3人。

魁利の兄は圭一郎によく似た真面目人間と評されていたのですが、そんなお兄さんが泥棒になってまで魁利たちを救ってくれたというのが胸アツポイント。
結局、警察だけでは魁利たちを救い出せなかった…という風にも思えるのですが、警察がリスクを背負いつつ捕らえた事と新・快盗のおかげで救出出来たのだとも読める。

警察は引き続きギャングラー残党を追い、快盗はコレクションを盗む。ついでにギャングラーも暴れ続ける。
両者の関係性が決着するのではなく、「戦い続ける」という結末なのがとてもしっくり来るなぁと感じる。
1年間「VS」するというシリーズだけに、どういう決着となるのかは気になる部分だったのですが、どちらかが勝つのではなく、どちらも必要なのだという、ずっと描かれてきた決着。
「VS」し続ける事こそがアイデンティティとなる。

でまた、これからも仲良くケンカして行くんだなぁというのがほっこりさせてくれる。
個人的に、こういう卒業しないラストが好きだったりするというのもありますが。


1年間、戦隊としては変則的な企画なので色々ご苦労あったかと思いますが、見ている分にはカウンターなシリーズとして楽しませて頂きました。
ありがとうありがとう。

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