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2019年 01月 27日

クライアス社との闘争は終結を迎え、ハリーたちが未来へ帰る日となりました。
トラウムさんはデンライナーまで作れてしまうのですが、はたしてこの場合、帰る先は新たに生まれ変わった未来なのか、それとも並行世界として分岐した元々の未来だったりするのか…気にかかると言えば気にかかります。


テーマ準拠で考えるならば、過去を無理やり変更して無かった事にするというのは劇中悪となるでしょうから、トゲパワワが増えて時が停まってしまった未来へ戻ってコツコツやり直す…というのが穏当でしょうか。
ただこの場合、前回変えられたはずの未来が変わっていないという矛盾も起きてしまうので、やはり未来が分岐して、ハリー達は元の未来でやり直す、野乃さん達は最終話で描かれた未来へと辿り着く…とするのが納得みが深い。
未来トランクス番外編のような頑張りがハリーたちに待っているのでしょうなぁ…。

デンライナーと同じく列車型タイムマシンなので、「分岐」した未来にも自由に行き来するコトが出来る。列車型であることこそが分岐ENDの証左になっているとも言えます。

ひょっこりと現れたオシマイダー戦には、新たなプリキュア・キュアスターさんが助っ人で参加してくれます。
第1話ではぐたんさんを守ろうとした野乃さんでしたが、最終話では未来のプリキュアが同じ行動をすることでバトンが繋がっていく。
時が動き出したからこそ、こうして未来のプリキュアも登場することが出来るのです。
でまた、スターさんがなかなかヤバそうな人なので新シリーズも気にかかります。

未来往きの列車に乗って、BACK TO THE FUTUREしていくはぐたん達と涙涙でお別れする野乃さんら。若干、キンプリを思い出してしまった…。

それから時は流れて2030年。

愛崎さんはロックスタァに、輝木さんはフィギュアでグランプリに、薬師寺さんは産婦人科医となっている。
そして野乃さんはアカルイアス社の社長だそうです。

ここ数週、クライアス社のデカイ人は闇落ちした野乃はなではなかろうかと書いてきましたけど、野乃さんがパラレル未来でアカルイアス社の社長に就任しているのは、その間接証拠になり得るのではなかろうか…。何となくプレジデント・クライが社長なのかと思っていたのですが、「PRESIDENT」は「会長」だとついさっき気付いたので、やはり社長はあのデカい人なのではないでしょうかねぇ…。

てなコトを考えるだに、もしそうならキュアトゥモロー主役のシリーズは話が重すぎるのではないかと思えてなりませんが。

ルールーさんは成長型アンドロイドとして誕生し、野乃さんは生まれた娘にはぐみと名付ける。
「未来で待ってる」の約束を果たしたわけでありますが…先に書いた通りパラレル未来説が濃いので、同一人物という解釈が出来るのか否かは何とも…。
そして、「やっぱり『ママは小学4年生』じゃないか!」と、1話で思った事に還って来る。

色々とフラグらしきモノが立ったようなそうでもないような男子もおりますが、野乃さんのお相手が誰であったかは我々には分からない。
あえて分からなくさせる為に布石を残して行ったのかなという気もします。
我々に2030年の事はまだ観測できないのです。
その未来がどうなるのかは、まだ決まっていないのだから。


■HUGTTO

プリンセス、魔法使い、パティシエとモチーフが明確化している近年のシリーズですが、今作では「働くお母さん」がメインテーマ。

そこに何年も突き詰めている、「幸福の王子はどうやったらバッドエンドを回避できるのか」なテーマが重なり合います。

これまでは、その「幸福の王子」的テーマに対して「一人の英雄では世界は救えない」「ヒーローだけにまかせていて民は何もしなくて良いのだろうか(反語)」といった風に語られていたかと思います。

「王と国民」「ヒーローと市民」のあり方ではありますが、今作ではもそっと日常的で身近なモチーフにする事で、より共感性・実感性を高めようとしているのかなぁと感じました。
王子やヒーローといった実際には見慣れない素材ではなく、「働くお母さん」にする事で、誰もが身近にその大変さを想像することが出来る。
元々のテーマ自体が「リソースを分け合おう」とか「困ってる人がいたら助けてあげよう」というメッセージなので、今作ではそのメッセージを比喩無しの直球で投げてきたのだなーと思います。
先週のお話で世界中の人がプリキュアになっていましたが、それもこのテーマを描く上での剛速球ストレートみたいなもんです。

てなコトを考えていくと、「ドキプリ」から描かれていた「幸福の王子」的テーマが行き着くところまで来たのかなという印象です。
もうこれ以上は無いぞという決着の仕方でもあるかな。


何故だか芸人キャスティングの多いシリーズでもありました。
最終話で級友が漫才師にまでなっているコトを鑑みても、芸人に対して何らかの熱い気持ちがあるのかなと感じます。
しかも、いわゆる「一発屋芸人」とされる方々が多い。

別にブレイクした後に失敗した人たちというワケではありませんので、どうテーマと絡ませたキャスティングなのだろうかと考えておりますが、作中で用いられた“写真”と同様に、短い間の強い“記憶・思い出”の象徴としてキャスティングされたのかな…と考えることは出来るかも。人の心も世も移ろいやすいモノだからこそ、その時々を覚えておこう。

そんなこんな。
平成プリキュア15作目「HUGっと!プリキュア」――

シリーズにノータッチだったサトジュン監督が召喚されてどんな化学変化が起こるのかしらと思いましたが、物凄く正当にこれまでのシリーズを踏襲した番組に仕上がっていて、もはや監督の一人や二人に大きく作用される様なタイトルではないのかもなーとも感じます。
必要なのはたった一人の英雄ではないのだ…。

まぁサトジュン監督が呼ばれたのは、東映アニメのキッズ向け番組の作り方を後輩に継承して欲しいという狙いがあったそうですが。

平成プリキュアも終わるという事で、過去戦士が総出でテレビにも登場して、テーマを踏襲しての総決算なシリーズなのだなと感じます。
「みんながプリキュアになる」の映像化も、15年続けてタイトルが知れ渡ったからこそのメタ表現とも言えるかしら。

1年間、ありがとうございました。


そして来週からは新シリーズです。

集大成的なシリーズからのバトンを受けて、「START」の名から始まる新たな始まり。


プリキュア 各話レビュー
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