■NewYear楽しい楽しいお正月。お餅を食べながら節分とバレンタインで食べるモノを考えて幸せに浸ります。年も明け、これからまた輝かしいイベント事が目白押しなのです。
そんな折、野乃さんは偶然タワーのエレベーターでクライ社長と遭遇します。「永遠の幸福」という花言葉を持ったクラスペディアを抱え、誰へ向けての餞(はなむけ)なのか…。
最近、「塔」は「絶望」の象徴(タロットにおける)であるという記号を知ったので、塔が出るたびに「不穏不穏」思いながら見ております。
未来で時が止まったのはクライ社長の差し金ではなく、民たちのトゲパワワによって停まってしまっただけだとのコト。
時を停める為のトゲパワワは未来に絶望した人々から発せられるモノだから、社長を殴ったからといって止められるモノではない。
だからこそ社長は苦しみを取り除くためにも時間停止を促進している…というコトらしい。
人の心に悪意がある限りトゲパワワは発生するので、プリキュアさんがどんなに戦っても無意味なのだと社長。
結局は絶望の未来に行きつくから無意味じゃいという旨を話しているんですけど、これ、社長は何度かループしているってなコトなんでしょうかね…?
回避ルートを探して何度も何度もループしてるのに同じ結末になったら、もうイヤだ!って時間停めたくなる気持ちも分からんではないかも。
後日、社長はクライアス本社ビルと共にこの時代へとやって来ます。
ついに未来では出社しなくても会社の方から来てくれるシステムが完成していたんだ…。
プリキュアさんが世界を救っても、結局民衆によって世界は滅びたという点に社長は虚しさを感じている様子です。
構図としては童話「幸福の王子」と同じでしょうか。王子が民を救っても、民は王子を救わなかったし、民から新たな王子も生まれなかった。英雄一人では世界を救うことは出来ない。
社長もプリキュアさんが救った後の世界を「王国」と言ってるんですよね。王(プリキュア)によって民が導かれる世界だったらしい。
だから民主制にしておけと…。
今回のお話を見る限り、社長は未来における野乃さんのお婿さんのようです。であれば、やたら女子中学生に馴れ馴れしく接して来ていたのも筋が通る(どうにせよ怖いが)。
社長の回想に写る未来の野乃はなさんは、前髪ぱっつんではありませんでした。キュアエールは野乃さんの未来の「なりたい自分」のはずなのに、その姿は噛み合わない。
エールさんの前髪ぱっつんは失敗を糧にして前へ進んでいく象徴ですから、前髪が長い社長嫁Verの野乃はなさんは、イジメ体験から進めていない状態・時が停まった状態だと解釈し得ます。
野乃さんには、失敗してもそれを糧にして進んでいく大人か、失敗を恐れ時が停まってしまう大人か、その二つのルートが用意されていると言える。
でも社長の話を聞く限り、どうにせよ野乃さんはプリキュアになるんだ…というコトも分かる。はぐたん関係なく…選ばれし者だったのかぁ…。
社長は現代の時間を止め、ハンコを押すデカい人を呼び出してはぐたんさんを吸収して、次回へ。
■未来の魔王社長の嫁が野乃さんなら未来の野乃はなは何処におるねん…とか考え出した頃にデカい人が登場するものだから、まさか…と妙な予想が浮かんでなりません。
しかし、未来の闇落ちした自分がラスボスでもテーマ的にはありよなぁとか、オーマジオウだなぁとか、納得しやすくもある。はてさて。
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プリキュア 各話レビュー
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