■film薬師寺さんの新たなお仕事は母親との共演作。
中世欧州を舞台にした騎士と姫を描いた映画との事で…何故これを日本で映画化したのか激しく気になります…。
いざ本番という間際、いつぞやのクライス社製VR空間に巻き込まれ、一同はその映画の世界に入り込んでしまいます。
しかして、みなさん特に気にする事も無く謎空間で映画の撮影は続行されるのでした。
見終わってから考えると、異空間でも映画撮影するならこれ別に現実のままでも成立するのでは…と思えますが、撮影所編は異空間に飛ばされるという特撮ではお馴染みの約束なのでしょう。
撮影所編はロケをせずに倉庫にあるモノを自由に使えるのが利点なので、異空間設定は必要なのだ…。
どうにも心ここにあらずで芝居していた薬師寺さんは、一条蘭世さんにその事を見抜かれてしまう。
迷いの中にいる薬師寺さんの前に突如現れたのはダイガンさん。脈絡もなく突然の登場ですが撮影所編なので問題ありません。撮影所編はどんな奇怪な事が起きても許されるのだ。
ダイガンさんは薬師寺さんに救われた者として改めて感謝の意を示す。振り返ると、アンジュさんが明確に「癒した・助けた」人物ってダイガンんさんぐらいしか思い至れませんので、今回突然の登場は必然なのですね。この1年分の薬師寺さあや関係者全員来なはれって感じです。さすがまとめ回。
自分の心に正直になる事。
そう決めたことで良い芝居も出来るようになる。
前回のフィギュアスケートと同様、心に正直になるコトで羽ばたける。
薬師寺さんは女優ではなく医師になる事を決める。
それを知って、娘の成長を感じつつも切なさと哀しみに襲われるお母さま。
しかしながら、医師になるという新しい夢は、母と同じ女優になりたいという夢を追う過程で発見したモノでもあるのです。役作りの取材だったかしら。
新しい夢が生まれても、これまでの夢が無駄だったり失敗だったりするワケではない。これまでの歩みの先に新たな道が発見され、古きモノも血肉となって共に歩いていく。
だから、哀しみや絶望に触れても時計を止めずに進んでいこう…とね。
薬師寺さんの未来の姿であり、白衣の天使たるアンジュさんには女優ぽい意匠は見当たらない為(女優ぽい意匠とは…?)、帰結点は明示されていたのでした。
にしてもテーマ的に近いから当然かもしれませんが、医師になりたいプリキュアさんの多いコトよのう。
■Angelといったわけで薬師寺さんの道を示すお話。
一条さんで泣かせに来るのが意外で、一条さんというキャラクターが昇華するポイントにもなっているので好き。
そしてまもなくクリスマス。
はぐたんによって召喚されたサンタクロースが高所落下により体調不良を起こして代役を引き受けるというお話でしょうか。
なるほど、こういうお仕事体験エピソードも…。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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