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快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー #40「心配が止まらない」/#41「異世界への扉」

デストラにコレクションを奪われ、重力操作と時読みの能力で歯が立たない両戦隊。快盗にしても警察にしても、まずはデストラからコレクションが奪われてくれなければならないという一次目的が一致している為、互いに相手を利用する策が練られる。

快盗と警察がお互いの行動を利用して自分たちの目的を果たそうとする。対立しながらも結果的に互いを信頼していなければ出来ない作戦。「ルパパト」でしか出来ない話になっていて、シリーズ後半でこれまでの積み重ねが活きるお話でもあります。

クライマックスでは互いの思考を読み合う事によって快盗が囮役になり、警察が金庫を開けるという逆転の手でデストラの隙を突く。
これまでの両者協力・呉越同舟から更に進んで、互いの役割までも交換し得るまでになる。快盗が自己犠牲の手を使うというのは変化を感じさせる。
言葉も交わさず理解し合う敵同士という熱い展開。

それだけに、「え、デストラをクリスマス直前まで引っ張るんじゃないの?」という驚きも。
ただでさえ幹部が少ないシリーズ、年末をどう展開するんだろう…。

そろそろ終盤でもありますが。
「快盗vs警察」というトリッキーな企画の戦隊ですが、結局以て「協力する」というオーソドックスな部分にドラマの面白さが集約される作りにならざるを得ないのは当初からの想定なのか、あるいは戦隊という番組(ひいてはヒーロー番組)に約束された宿命なのか、どちらなのだろう…とも思えます。
「アギト」の際に「どうせ3人のライダーが協力するクライマックスなんでしょ」という期待から抜け出せなかった…みたいなコトを白倉さんは言っていましたが、良くも悪くも、いかに企画をトリッキーにしてもオーソドックスな展開に落ち着かざるを得ない呪縛みたいなモノもあるのかなぁと思えなくもない。
オーソドックスが別に悪いわけでも無いだけに判断がつかない。

単純に2戦隊が協力していく物語だったら「戦隊VSシリーズを1年間やった番組」でしかないわけで。それでもいいと言えばいいのかもですが、全体VSシリーズのように協力しても快盗と警察には絶対に分かり合えない一線がある…という部分が企画としての肝でもあります。ので、それをどう処理していくのか。
その肝を守った上でドラマが成立するのか、という部分が気にかかるのだ。

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