冒頭、いきなし消されるワーム。
母親の抱える子どもは父が人間の時の子なのだろうか、それともワームとなった後の子なのか… どちらにせよ父親が死んだという事実に相違無いわけだが、先週の時点からやけにワームから悪意や殺意が出ていないのが気になるポイントだったりしますね。
もしかしたら、コイツらは平和的に生きて行こうとしているワームなのかも…て。
でも、天道に言わせればオリジナルの人間を殺している時点でアウトなわけだが…ううむ…
根岸は加賀美に語る。ネイティブと人間、人間と人間の争いの無い真の平和。
ワームは方法を間違えた可哀想な人たち…とか、そんなコトを言いつつワームの残骸液を踏みつける演出にキュンと来ました。
ああ、コイツは信用しちゃいけないヤツなんだなぁ、とすっぱり思わせてくれますね。なのに加賀美は信じちゃうのさ。もー視聴者は気付いてるのに、おバカさんだなぁ。
ワームを感知するペンダント、実は人間をネイティブに変えてしまう道具だった。
加賀美や岬さんなど、配布しているZECTの職員が付けていないのがミソですね。内心疑ってたのか、お前ら。ずるいぞ。
てゆーかー。
その設定はオレ的にはどーもなー…。
いやぁ、まず根本的に意味不明です。何故、人間が他の生物に変化してしまうのか、たかが石を身に付けた程度でさ。錬金術じゃないッすか、それ。
いや、やりたいコトは分かるんだけどさ… 異質な存在へと変えられてしまう恐怖や嫌悪、人がそうなった時、自分がそうなった時どう思うかとか、石ノ森チックな匂いがさ。
だけど流石にSFの範疇として無理がある設定な気がしてしまうのだよ、ワトソン君。
てか、「555」でもう既にやったじゃん! て気がしちゃうし。
では何ですか、ネイティブも元は全然違う生物だったのですか?
石の力だけで他生物をネイティブにさせられるワケですか?
感染病かなんかですか、それ?
藤子F先生のSF短編集「流血鬼」という話を思い出したなぁ…
こちらはウィルスだか細菌だかで感染増殖する話で、肉体まで異常に変化しないので納得出来たんだけどなぁ。
いや、第一さ!この最終編において、ワーム関係無いってどういうコト!?壮大な噛ませ犬でしか無かったというのか!!
この一年間頑張ってきたコトは何だったんすか!?
モテ男対決やラ・メーン対決や黒包丁や樹花のキャンプなど、実は何の意味も無かったかのようではないかー!!!(いや、これらは確実に無かった訳だが…)
これすらも米村さん得意のドンデン返しなんかー!
いやぁ、ホント斬新だよ。一年間頑張って戦って来た相手が、実は全然どーでもイイだなんて…
これはアレですかね、「カーレンジャー」へのオマージュかなんかですかね(違う)。
で、影山が熱っぽいのはネイティブ化の影響だったようです。
で、人よりペンダントをいっぱい付けていたのが他より早くネイティブ化した原因かと思われます。
物理的な量と変化速度は比例するんでしょうかねぇ… ま、どーでもイイけど(投げやりかッ)。
ホッパー兄弟は永遠の光、白夜へと旅立つことが出来たんだね… そっか…。
まぁ、アニキの方は死んでいないんだけど。一応、この人達にとっての終着点へと辿り着く事が出来てよかったですな。
思い返せば、何の為に出てきたのか最後まで全くもって意味不明でしたが…。
ライダーの頭数をそんなに揃えにゃならんかったのかしらね… 大人の事情ってのは難しいモンです。
ラスボスは三島さん。ちょっぴり意外だった。
てか、この人も行動原理が意味不明。ワームを全滅させたり、人間を守ろうとかではないのは分かるけど。かといって、「ハイル、ネイティブ!」と言うほどの何かも持っていないでしょ。
とりあえず執着しているのはZECTのようなんだけど… う~む…じゃあZECTのトップに立つ事が目的?
でも、その目的に自分をネイティブ化までさせる必要性は無いしなぁ。
うやむやのウチに来週爆死しちゃうのかなぁ、仕方無いんかなぁ~。
つか、ラスボスが仮面ライダー的デザインのヤツってのが平成ライダーで多いような…天道は瓦礫の下でシブヤの時を思い出す。
生きる勇気を貰ったのは自分の方だった。
希望という名の花に手を伸ばすも、力尽きる――
あぁ、この辺りのドラマは結構キレイに収束されそうな気がするんだなぁ。
この一年間の縦軸がどーのとか置いておくと、この最終編は普通にボクはドラマチックでサスペンスフルでカタルシスもあって面白いですよ、ええ。
そして、来週は最終回ですね。
さすがにベルトが直った謎はあきらめましたよ… フヘヘ…
もうどうだっていいのよ。(by日向咲)
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仮面ライダーカブト 各話レビュー
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コメント
長い割りに内容のないコメント
ワームって何?ネイティブって何なのよ?
敢えて解釈するならネイティブとワームの人種(ツノのあるなし)の違う同じ星の争いに地球人が巻き込まれた・・みたいな話なんですかね。
で地球に逃げ込んだネイティブはワームが何年か先に攻めてくるからベルトを作らせていわばワームと地球人の代理戦争を目論んでて・・そして今度は人類をネイティブに・・みたいな話なのかな。
・・と書いていてこんな説明、最終回でされてもつまんな・・いやいや。
正直な話、謎がどうとか私もいってますが実はある時点から(赤い靴の頃かなあ)ああこれはまずいなあと思い・・どうでもよくなって・・。
だからこそホントにどうでもいいようなカニとか剣とかホッパー兄弟のコントみたいな話しかみるトコないや、と思った私としてはこの最終回近くのドタバタはまあいつもの仮面ライダーだよなあと・・・思ってしまうわけで・・。
というような感想を抱いている人が多いかどうかはわかりませんがその辺を作り手の方は考えてほしいなあ・・。今回の加賀美と主役のヒトの戦う描写はなあ、あれはないわ・・。
次こそキチン作りこんだ面白い仮面ライダーが見たいなあ・・です。どうだろね。
2007/01/16 23:13 by 大阪歩 URL 編集
◆コメントありがとうございます!!!◆
大丈夫! そんな説明はおそらく最終回ではされませんから!(えー)
お前達もオレ達と同じになってしまえー!
…という支配方法が全くもって意味不明ですよね。すげーガキぽいアイディアのような気がするし…
それとも、今の宇宙ではそういう侵略がトレンドなんでしょうかね。
きっちり作りこんだライダーねぇ… 正直、白倉さんじゃ期待出来ないのではと思ってるんですよねぇ。
はぁ、高寺さんはもうムリだし… 日笠ライダーは「剣」で白倉さんと同じベクトルだと分かったし。
後は塚田ライダーか… 何年後だろ…
2007/01/17 02:04 by TJ-type1@管理人 URL 編集