この姿になるのは久しぶりです。

ちょっとカッコ好かったかな…これまでのプリキュアの等身大でのラスボス的存在とゆーと、三人が合体してメタルクウラみたいになったヤツとバルデスって感じですが、それに比べるとゴーヤーン完全体はだいぶカッコ宜しいですね、はい。
でもなんかアレですなぁ、あの変化はフリーザを思い出しちゃいましたよ、ボク。
異形のモノへと変化する時の恐怖とドキドキを感じたのは、個人的にはナメック星以来かもです。
相変わらず女の子向けとは思えない演出がちょっと素敵でした。
冒頭、アクダイカーンに対峙する時、プリキュアが険しい表情なのに対し、ミチカオが少し哀しい表情に描き分けられているのが好いですね。
プリキュアのお二人とは違い、ミチカオの抱えてるモノの重さが感じられます。
で、アクダイカーンが実は真のラスボスでは無かったわけですが。
ミチカオにとって、自分達を生み出した存在であるアクダイカーン。父親的存在への恩義がミチカオにとって一番の問題であったんですが、そのアクダイカーンが消されてしまい、ミチカオの恩義は、気持ちは何処へ向かえばいいのですかね。
アクダイカーンを生み出したのがゴーヤーンであるならば、ミチカオはゴーヤーンへ生み出してくれた恩義を感じるべきなのか?
でも、そんな間接的存在にまで義理を払っていたら切りが無いしなぁ。
それに、確かにゴーヤーンがアクダイカーンを作ったかもしれないけど、別に操り人形としていた訳では無かった。
アクダイカーンにはアクダイカーンの意思があって動いていた。
ゴーヤーンでさえ、時にはお叱りを受けていたコトもあったし。
てコトは、やはり完全な別個体であり、ゴーヤーンへ恩義を返す義理は無いと思うのですが…
ミチカオがアクダイカーンへの恩義をどう処理するのかを前に、ゴーヤーンが消してしまった為、何だかそのポイントがあやふや~になってしまったのが残念です。
ミチカオは結局、「説得する」という答えしか出せなかったのですね、うむ。
普段は適当なところで「月の力!」「風の力!」と言うがだけの活躍を見せる二匹が、今週は非バンク的に役立ってるムプ。
キャラフェを取り戻したププ。
さらに果敢に、ミチカオに話しかけたりなんかして、中の人も負けじと頑張ってるよ。
中の人の頑張りを考えて、ちょっと笑っちゃったよ。ごめんね。
四つのキャラで、頑張ってるのは二人… でも、全盛期のドラゴンボールZよかマシですね。野沢さん…
ミチカオはいつの間にか、他者への愛情を普通に備えたようです。
ミチカオが頑張るのは咲と舞とみのりの為だけでは無いのです。もっと他の色んな存在の為に頑張っているのです。成長しているんですよねぇ、完全に主役に見えましたよ、ボクには。
「いつものアレを言ってよ」
「私達も言ってみたいんだけど」
「私達は、絶対にあきらめない!!」
うぅ、イイですなぁ…。
ミチカオからのアプローチってのが好いっすね。
直接的ではない、でも互いをしっかり理解しあっているからこその粋な台詞だよ。
うんうん、戦友ぽいよねぇ。男前ッすなぁ。
で、プリキュアとミチカオのマーブルスクリュー炸裂です。
花鳥風月が渾然一体、その調和こそが世界を救うのです。
で、このBパートから作画が良くなったように感じたのはボクだけでしょうか。限りあるからこそ生命は大切なのだと叫ぶプリキュア。
かたや自分で生み出したアクダイカーンを消し去るゴーヤーン。
遂に最終対決が――
ゴーヤーンがアクダイカーンを作ったとはいえ、別にゴーヤーンの方が強いという理由は本来無いんすよね。ロボを作った博士の方がロボより強かったら、ロボの必要性が分からんでしょ。
アクダイカーンだって、力で制したのではなく命の火を消しただけだし。
でもまぁ、そういう正論は少年漫画では言いッコ無しですからイイですけどね。(て、少年漫画ではないが)
意外と30分全バトルでもモツもんですなぁ… で、残り2話ですね。寂しいなぁ…
出来れば「クウガ」みたいに最終回は全てエピローグみたいなのを期待してるんですが、難しいのかなぁ…
とりあえず来週の予告は作画がめがっさエエので大期待!!!
しかも、大塚隆史演出だぜ!!!
予告で空中演出あるのも分かったし、ぬはー早く観てぇー!!!!
⇒
ふたりはプリキュア 各話レビュー
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