2018/05/28
仮面ライダービルド 第37話「究極のフェーズ」
エボルトは戦兎の体に入ったおかげで万丈は解放されるも、万丈は変身が出来なくなる。万丈の中にあったエボルト遺伝子は本体へ吸収され、万丈は普通の地球人になってしまったのだとか。戦えるのは一海と幻徳しかいないものの、父親を失い意気消沈の幻徳も変身出来ないという。ライダーシステムは感情の閾値が一定のラインを超えなければならないが、父親の死で幻徳は気持ちが消えてしまったのだと。
この設定は結構面白い設定だので、こういった後出しジャンケンじゃなくて(ぉ)もっと早めに出してくれたら良かったかも。変身という現象と感情のドラマが一体化し易いし、感情の高ぶりで強くなれるというコトを原理的に説明可能になる。
変身出来ない筈の万丈はフルボトルを握って生身で立ち向かう。その中で、再び変身が可能になる。
エボルトの遺伝子が抜き取られたとはいえ、生まれる前から備わっているなら残っていてもおかしくない(というか『抜き取る』コトの方が分かりませんが)。
感情の閾値を超えたことによって変身が可能になった、というコトでもあるのかもしらんですな。
これによって万丈は、エボルトとは関係なく仮面ライダーという力を手に入れたコトになる。
桐生戦兎が葛城巧の影響を受けずにライダーの姿となったスパークリングと同様に、誰かの策略も思惑も関係なく、自らの意思と力で変身した姿がグレートクローズなのだと言える。
支配から逃れた、自由の戦士・仮面ライダーの姿。
誰の影響下になくといっても、正確にはグレートクローズはクローズドラゴンを利用している事とその赤と青の色合いから、万丈と戦兎のベストマッチを意味しているので、その二人の関係性の深化によって新生するコトが出来たのだとなる。
そんなこんなでエボルトさんはエボルトリガーをゲットし、戦兎は葛城巧の人格に戻ってしまう。本当に佐藤太郎じゃなかったんだな…。
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