■ほいく今回体験する事となったお仕事は保育士さん。
せっかくなのでルールーさんも加わって、1歳児のお世話をしてみることに。
教本を読み込んで予習もばっちりの薬師寺さんと、その教本を盗み見て記憶するルールーさん。
アンドロイドゆえに頭脳派タイプの互換性を持つルールーさんの出現に、薬師寺さんにとっては自らのアイデンティティが揺らぐ事態となってしまいました。
これまで近くに居たのは元気と筋肉でしたからね。
自ずとルールーさんに対して負けん気が発揮されてしまう。
これまでのキャラが崩れるほど必死に張り合ってはみるも、なにせ敵はマシーン。赤ん坊の人気はルールーさんに敵わない。
負けん気の強さを発揮してしまったばかりに失敗してしまう薬師寺さん。恥ずかしいと反省するも、輝木さんは「いーじゃん」と肯定してくれる。
自分ではダメだと思っている部分を他者が肯定することによって受け入れるコトが出来るようになる。序盤から描かれている自己肯定へのステップ。
優等生でちゃんとしている面が目立っていた薬師寺さんでしたが、負けず嫌いという子どもっぽい面が今回出てくる。
大人染みた面と子どもらしい面が同居しているのは、プリキュアという存在の体現でもあるかな。
ひとり赤ん坊が泣くと他の子も泣き出したり、その泣き声にイラつく大人から発するトゲパワワ。デザイナーさんだけでなく保母さんのトゲパワワもあるのかという点から、子ども同士、子どもから大人、大人同士といったネガティブ感情の波及を意味しているのかなと感じます。
逆に、はぐたんが笑うと他の子も笑いだす。
ポジティブな感情も同様に波及効果があるのだと。
今回のお話、ルールーさんがまたこれあっさりと落ちている印象ですが、薬師寺さんと張り合ったり、笑顔を見せたり、赤ん坊を守ったり、感情が芽生えている様が見て取れます。
今話で描かれているように、感情とは人から人へ波及していくモノ。であるからこそ、感情が無かったはずのルールーさんにも感情が生まれてしまったのだろうと。
人為的に製造されるアンドロイドなので、子ども時代が存在しないルールーさん。変化しない、過去も未来も持たないキャラクターなワケですが、それがどう変わるのか、どういう意味を持つのか。
■電気羊の夢前回居候して、今週には既に感情が芽生えているので、物凄いスピードで裏切りフラグが立っておりますが、はてさて。
いや、もう来週ぐらいに裏切ってもおかしくないのではと思わせる転び方。
次回は意外な組み合わせで偽プリキュア回ぽい。
予告からしてヤベイ感じが出ていて、楽しそう。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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