■空洞のお菓子前回、下克上を果たしたエリシオさんにより世界は大きく改変されてしまった。歴史改変ビーム…。
記憶も失った宇佐美さんはスイーツアニマルやクリスタルアニマルをゴミ箱へポイ。クリスマスが終わった途端に大事なアイテムをこの扱いです…恐ろしい。
咄嗟にホイップさんの手でキラパティの中に隠されたペコリンと長老は世界改竄の難を逃れたものの、宇佐美さん他からキラキラルの色味が消えてしまっていて、プリキュアどころかスイーツや歌、茶道といった好きな物の事すら忘れてしまっていて、ショックを受ける。
大嫌いという気持ちも大好きの裏返し。ゆえに、大好きという気持ちも大嫌いという気持ちも、どちらも世界から消し去るのがエリシオさんの狙いです。
好きも嫌いも、何の色味も無い世界が出来上がる。
そんな世界であろうと、スイーツさえ食べれば思い出すはずだと、ペコリンはドーナツを宇佐美さんらに食べさせようとしますが、あっさりと確保され連行。
ドーナツが焼却処分されようかという刹那、膨大なエネルギーが溢れ出して、クリーム爆発を引き起こす。1話でも何だかよく分からない中において起きたあのクリーム爆発でしたが、今回も何で起きたのかは…ちょっとあれです。
初めから、爆発という割にはそんなに悪いモノとして描かれていなかったので、感情の爆発的拡散とそれを受け取った者たちという風にも見える。ハピネスチャージで無作為に石を投げる行為みたいなあれ。
この何か月かの中、ペコリンはスイーツに沢山の気持ちが込められていることを知った。そして、感情を失った宇佐美さんらに再度それを思い出させるとしたら、それはペコリンしかいない。
何故なら、ペコリンには今まで食べて来たスイーツのキラキラルが蓄積されているからです。その為の腹ペコキャラだったのか…。
さんざ何の役にも立っていないなどと言われてきたけれど、ペコリンはバックアップシステムだったのだ…そうか…。
プリキュアから与えられたモノを返す役割に目覚めると、ペコリンはプリキュアさんになっていた。ただしクリスマスは終わったので新商品は無いのです…。
それに伴って宇佐美さんらもキラキラな大好きという気持ちを思い出す。
生きていると、つい目の前の事に必死になって大好きな気持ちを忘れてしまう事があるので気を付けないとな…と、そんな風に言っている話のようでもある。
で、若干気にかかるのですが、結局、宇佐美さん達はドーナツを食べることなくキラキラを復活させているんだなと。スイーツを食べる事によって気持ちが伝わり、キラキラルが摂取出来るという基本を考えると、食べた方がスジが通るように思うのですが…。
それともあるいは、食べるとか食べないとかそんなコトはどうでもよくて(ぇ)、好き嫌いという人間の心を消し去るなんてコトはそもそも不可能なんだというコトを言っているのかもしれない。
個人的には、グルメ漫画は全てを食い物で解決すべきだと思うので、食べた方が良かったかなーと思うのですが…(ただしこれを突き詰めるとプリキュアさんが戦う必要性も無くなる)。
■輪っかのお菓子ラスト2話。
自分という存在が無い空っぽのエリシオさんに対し、自分という感情と個性をぶつけて戦いに挑むプリキュアさん達。
予告ではそんなエリシオさんにも自分というモノがあるはずだとのコト。
偽者でカラッポでカード使いだけど最後に自分を見つける…なるほど、これはディケイドですね…。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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コメント
ペコペコとキラキラ・・・
なるほど。そう考えるとちょっとしたギャグかなと思わせる
「ペコペコとキラキラをレッツラまぜまぜ!」も道理にかなっているわけですね。
ペコリンなんて恐ろしい子・・・!
>食べた方がスジが通るように思うのですが
確かに仰る通りかもしれません。
でもあの状況で自発的にドーナツを口まで持っていくのは難しそうなので
その場合ペコリンが無理矢理口に押し込むことになってしまい、絵面的に酷いことに・・・
いや、それはそれで面白いかもしれませんがw
まあスイーツはこの番組では思いを届ける道具みたいなものですし
ペコリンが思いを込める→プリキュアがそれを理解するという図が成り立てば良いのでしょうね。
2018/01/19 00:45 by アメ猫 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
無理やりでも食べさせてしまえばどうにかなりそうなのと、無理やり食べさせたら自由意思の否定になるという真面目な部分との葛藤がありますね。食べたいと思うのは好きという感情あってこそなので、あの状況下で原理主義を貫くのは大変なんですよね。
事故を装って勝手に口の中に入ってきたりしてくれれば…(ぇ
2018/01/26 20:31 by TJ-type1@管理人 URL 編集