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2017年 11月 10日
本日放送は「葉っぱ探偵のび太」「二十一世紀のおとのさま」でした。

「葉っぱ~」は、近所で起きた謎の破壊、食い逃げ、暴行事件の犯人を突き止めようとするのび太が、調べるほどに犯人はドラえもんではないかと疑念を深めるお話。
葉っぱを付けるだけでその植物の視点を見ることが出来るという“グラスハッパーセット”。
植物にも視覚があるのではという新説に基づくアイテムで、これを利用して真犯人を見つけ出さんとする。
この新説は初耳だったので、へぇーと勉強になったのですが、お話の方は探偵とは銘打ちつつ、ずっと犯人が来るかどうかも分からぬまま観察しているだけだったので、かなり行き当たりばったり。新説をアイテム化するというアイディア部分が先行して、犯人捜しのツールとして機能しきれていないのが気にかかるかな。犯人捜しありきの流れだと、ややご都合さが強いので。
ドラえもんにおける探偵モノは、かなりの割合で探偵が犯人だったというオチが多いのでドラえもんにどんどん疑いが深くなっていく展開は、それを利用したカウンターなのかなとも思えました。

「二十一世紀~」は、暴虐非道な振舞を見せる江戸時代のお殿様が、現代の日本へとやって来る一編。
当たり前だけど原作は「二十世紀」。現代へとやって来た殿様は、殿様は偉いのだと現代人に威張り散らすもさっぱり相手にされない。昔の常識は今の非常識。ただのギャグでもあり、F先生お馴染みの価値観の差異がしっかり描かれる。
武士社会が崩壊し、権威が役に立たなくなってしまった恐ろしい世界。水戸黄門や暴れん坊将軍の逆ザヤのようでもある。まぁ、ああれはあれで権威を利用する悪役が毎回の敵ですが。
このお話、殿様が現代へとやって来るも、それに対してドラえもんとのび太はノータッチで、殿様が勝手に心を入れ替えるという話になっている。能動的に「お殿様の考えを変えなければ!」と主人公側がアクションを起こすのではなく、人の優しさに触れて殿様が自ら理解する。優しい話。
それこそ人の意識を改変するヤベー道具ならドラえもんは幾つも持っていますが、人の心を変えられるのはモノではなく人だけなのだというヒューマニズムを信じる話になっている。
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