グレイブさん、前回といい今回といい、ただの犬好きなのでは…。
■リスとライオンのフレンズ立神さんの懇意で、とある高級菓子メーカーの新作発表会へ参加することとなった有栖川さん。
社交界で不手際があってはならぬとマナーを立神さんから教わる中で、マジでお嬢様なんだなという姿を見せつけられる。
水嶌さん曰く、タイプが違う友達であると。
そしてやって来た新作発表会。
しれっと、いつもの面々も別ルートで潜入しています。プリキュアは1匹いたら30匹はいると思えの原理。
有栖川さんがふと思い出すのは、4話で作ったシュークリーム。
あの時は色々と失敗したものの、今では作り方もこなれて来たのだと自負を持つ。
初めてまともに付き合う頃に作ったショークリームと、仲も深まった今回も同じ素材で描く事で、その対比を浮き彫りにする。
今はあの時よりもうまく出来ているハズだと。まぁ、あの回はさほど、黄青回という雰囲気でもなかったですが。
社交界の中で毅然と、お嬢様然とした立神さんの姿を見て、ショミーンにして勇気の出せない自分との差から複雑な心境の有栖川さん。どうしてタイプの全然違う者同士、友達なのかと疑問符が。
思春期の面倒くさい感じが表れます。好い。
ここで近くに立神さんが居たことが分かり、もしや今の発言を聞かれたかもという不穏な空気が一瞬流れる。好い。
目玉の新作発表がぶち壊され、怒り心頭の会場。
いい大人が公然とここまで怒るという事は、それだけ新作スイーツを楽しみにしていたのでしょう。残念な事です。
非難の言葉を浴びる立神さんを擁護すべく、有栖川さんは勇気を奮う。
お菓子作りもバンドも本気でやっているのだと、本当の立神あおいの姿を知っている者として声を上げる。
自由を奪われ、情熱を否定されそうになっていた立神さんに、自由と情熱を回復させたと言える。
同様に、立神さんは有栖川さんのノート(知性)を探してくれたし、立神さんきっかけで有栖川さんは勇気を奮った。
立神さんによって、知性と勇気が回復させられたと言える。
互いに「本当の姿」を知っているからこそ成しえる助け合い。
大好きというだけの理由で友達になってよいのだと立神さんは仰る。
つまり、有栖川さんの「何で私たち友達なんでしょう?」という言葉はやはり聞こえていて、それに対して解答している。
青いっすなー(二つの意味で)。
友達か否かという話、どちらかというとシリーズ前半でやっておく話なのではという気もしたのですが、「なんとなく仲良くなった」というシリーズ序盤のあいまいだった描写を受ける形で悩む話になっているので、この時期に描く事に矛盾なき話として出来上がっている。なるほど。
■中身たっぷり今週もアニマルスイーツではなく普通のスイーツのみの登場でありました。
ふたりの共通点は頑固でシュークリームみたいに中身が詰まっているコトだね、と割と強引なこじつけで軽い笑いを提供してくれる。
大福でもいいよね…。
次回は宇佐美さんと剣城さん。
あ、これは序盤に布石があるので不自然さの無い取り合わせだ。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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