■Build 作る先日、取材を受けたというキラパティの面々。
違法営業なのに堂々と紙面に載るという剛胆さには恐れ入ります。
違法では無さそうだったキラ星さんのお店の方はどうなってしまったのか…。
そんな取材時も後ろに隠れていたのは有栖川さん。一人、違法営業を科学的見地から把握していたので前面に出たくない…といったワケではなく、恥ずかしいかららしい。
そんな折にやって来たのは、有栖川さんの愛書「スイーツの科学」著者である立花先生。有栖川さんのスイーツ科学への見識を見抜いて、イベントの助手をして貰いたいとのこと。
小中学生向けのイベントらしいので、あえて地元の子どもを参加させているのかもしれません。
しかし、憧れの人に誘われるも「私なんか…」と地獄兄弟じみた自信の無さが出てくる有栖川さん。
とは言いつつ、巨大スポンジケーキ作りのイベントに助手として参加する運びとなった有栖川さん。
恥ずかしさから硬直するも、いざお菓子作りとなると大人たちへ檄を飛ばす。科学に関しては口を出さずにはおれない方なので。
生地作りや焼き時間に関して具申し、巨大スポンジが出来上がるものの、しぼんでしまい失敗です。
ただでさえ潰れやすいスポンジを巨大化しなければならないので、さもありなんではありますが、これまた自分の所為ではと凹む有栖川さん。
しかして、スポンジ作りで最も大事なのは人の想いであると言う立花先生。そもそも想いが無ければ、もっと美味しく作ろう、どうやったら成功するだろうかと探求することもないのです。
想い、好奇心、それが大事であると。
観客から拍手を貰い、ケーキは失敗するも実験は成功であるという立花先生。有栖川さんはお菓子作りにおける科学的うん蓄を堂々と人前で話し、受け入れられたのです。
宇佐美さん、いつものメンバー、店に来たお客へと徐々にハードルが高くなって披露されてきたうん蓄。今回は遂に大衆に披露して受け入れられた。
スポンジは失敗したものの、有栖川さんの想いを他者に伝えるという願いは叶えられたのです。だからお菓子作りなんかどうでもいいのだ(ぇ)。
立花先生は、スポンジは失敗でも実験は成功だと言いました。
つまりこれは、スポンジケーキを膨らませる実験ではなく、有栖川ひまりさんの自信を膨らませる人体実験であったのです。
科学実験の体を成しながら、町々で地元の子どもに変化を与えようと実験イベントを行っている先生なのかもしれない…考えようによっては恐ろしい…。
「私なんか…」と言っていた有栖川さんでしたが、「私だから」出来ることをやるのだと他プリキュアさんに指示を出す。
「私なんか」も「私だから」も、自分が他者と違う特殊な人間であるという自己認識においては同一で、それをネガティブに受け取るか、ポジティブに受け取るかの違いであると言えます。
先々週・先週のお話からの流れで考えると、今週も自分のネガティブな感情を受け入れるお話と言える。ネガティブな感情もポジティブに変換出来る。であるからこそ、ネガティブも要らないモノではないという部分に至るのかなぁ…と。
今週の販促は、ひよこケーキポップ。
殻を破ったひまりさんの如きひよこを模して、なるほど上手くまとまっている。いや、「ホエール」の適当な感じも好きなんだけど。
■レベルアップ解説相手が身内から大衆へとレベルアップしてきた有栖川さん。
となれば、次はもっと広く一般大衆へと伝えられるレベルに上がらなければならないのではなかろうか…。
これ以上の大衆を相手にすると言えば…テレビですね。ユーチューバーからテレビにシフトし、帯番組で「クッキングアイドルひまりん」誕生の日は近い…というか、今までの流れとキャスティングを考えたらマジでありそう。
次回は琴爪さんが闇落ちしてしまいそうな雰囲気。
元々別に光っぽくも無かったので支障なさそうな気もするが…。
キュウレンジャーと被ってしまったなぁ。
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プリキュア 各話レビュー
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