2017年 07月 28日
新たに八鍬監督が座する事となり、諸々の設定も新たになったアニメ「ドラえもん」。
曲はそのままにオープニングタイトルの映像も7年ぶりに刷新。寺本版OP、そんなに使われていたのか。

そんなわけで、本日放送は「ぼくミニドラえもん」「ぞうとおじさん」。

「ぼく~」は、ドラえもんの代わりに小さなドラえもんこと“ミニドラ”を連れてみんなで山へ行くお話。
ドラえもん自体はデパートで売ってるロボットなので、その小型版があるというのはイイのですが、何故か欠陥仕様である耳の無いドラえもんと同一設定になっているというのは、ミニドラという存在の大いなる謎です。映画の「ドラえもん誕生」ではその辺を整理して公式設定として出していますが、あれが今のアニメでも公式見解になっているのかは…どうなんでしょうね。
ミニドラは本体も小さいが、出してくれる道具も小さい。何をもって作られた製品なのかは謎ですが、スモールライトを活用すれば何とかなる。大は小を兼ねるのではなく、小が大を兼ねるお話。ウルトラQの「1/8計画」的なSF要素かもしれない。みんなで小さくなればエコである。

「ぞうとおじさん」は、戦時中に殺されたぞうを助けようと、太平洋戦争中の動物園へ向かうお話。
「戦争ならだいじょうぶ。もうすぐ終わります」「日本が負けるの」みんな大好きなあのシーン。
原作はのび太のおじさんの体験談っぽくなっていましたが、アニメでは大叔父さんっぽい感じになっていました。明確には語られないが、まぁ親戚ではあるらしい。
まるで劇場版の如き作画で動きまくり、最後はほろっと来る満足感の高い一本。
基本的に原作の流れですが、今回のアニメではハナ夫が象を殺そうとする軍人を助け、軍人の方も出来れば殺したくないのだと人間性を見せるくだりが新たに付け加えられている。つまり、動物を殺そうとしたのは軍人という人間ではなく、戦争という現象なのだと描いている。一度始まれば抗えなくなってしまうとも。
原作ではステロタイプな悪役になっている伍長さんですが、それはそれで戦中に理解しがたい存在だと感じたF先生のリアルさなのかもなぁ。現代人の俯瞰した視点で見た当時の軍人と、当時少年として肌で感じた印象は変わるものなのかもしれない。まぁ、漫画として分かりやすく描いただけかもしらんが。

リニューアルしての印象は、色味が鮮やかになったコトでしょうか。
作画の方は、「ぞうとおじさん」が完全に劇場版と同等の動きとデザインで、まさかこれは続かんだろうという気持ちもありますが、そこまで大きく変わったというワケでもないので、おっちゃんの目には気にかからない。
引き続き原作に近しい作風を目指している安心感があるので今後もよろしくお願いいたします。
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