■ひまりん動画商店街のPR動画に協力する事となった宇佐美さん達。
ネットで人気の動画製作者になるべく夢を膨らませるも、宇佐美さんは着ぐるみでの出演。
リポーターには有栖川さん、撮影は立神さんです。
どうでもいいのですが、顔部分がくり抜かれている着ぐるみってこの手の番組ではよく出てきますが、実際にはバラエティ番組ぐらいでしか見たことないし、どういう意図であれを発注してしまったんだろう商店街は…。
イチゴンさんはもはや役を自分のモノにしている様子ですが、有栖川さんは緊張から上手く喋れない。リポートもインタビューも、話しかけられても話せない… コミュ障の現実を目の当たりにされてるようで辛いです。勇気が出ないのです。
そんなこんなの動画だけに再生数も伸びず。
立神さんのプロデュースでアイドル動画、踊ってみた動画、相撲動画をアップしてみますが、これも不発。相撲動画は拡散の仕方で何とかなりそうな気もします…しますとも…。
偶然にも通りすがった黒樹くんは、そんな頑張ってみた動画よりも噂に聞くプリキュアを映せば再生数が跳ね上がるといいます。
なんとも的を射たアイディアです…。たしかに出現率の高い商店街だけに、一目見ようとお客がやって来る可能性はある。プリキュア饅頭とかプリキュア煎餅を売るチャンスです…。
無理して勇気を振り絞るなんて真似は必要ないのだと黒樹くん。
勇気なんて出さなくてイインダヨー、です。
落ち込む有栖川さんは、チュロス断面が星型であることに疑問を抱く幼女先輩に遭遇します。理由を知っている有栖川さんは衝動を抑えきれず、女の子にその理由を解説します。表面積を多く取ることによって水蒸気爆発を防いでいるのだと。
かつて自分がお菓子に対する疑問を解き明かしたいと思ったからこそ、その女の子にも教えてあげたいと思う有栖川さんなのです。
知性と勇気を混ぜ混ぜする有栖川さん。
動画撮影では勇気を出せなかったものの、お菓子の解説では勇気を振り絞れた。知性の為に勇気を振り絞ったと言える。
プリキュアさんになった時は、宇佐美さんのおかげで出てきた「勇気」なのですが、今回は自分一人で勇気をひねり出したのです。
「知性」と「勇気」をどちらも自分のモノとした話と見れる。
話が長いというオタクの特性を持った有栖川さんでしたが、今回は相手のリアクションを読み取って分かり易い解説になるように心がけるという配慮が出来るようになっています。
わざわざ追いかけて女の子にチュロスの解説をするという行為は、それこそ「その話いるか?」と言われてしまいそうなコトなのですが、有栖川さんもそうならないようにと相手のことを考えられるように進化したのです。
プリキュアさんが混ぜ混ぜする2つの要素。
「知性」は元々持っていた要素で、「勇気」は宇佐美さんと出会ったことで生まれた要素(自分が求めていた要素でもある)なのですが、他者と関わり合う変化の中で、元々自分が持っていた要素の方にも変化が起きているのだと見ることも出来る。
新たな自分へ変身する。
ジュリオくんが奪ったキラキラルは、幼女先輩がお菓子に抱いた理系的興味心。それはその女の子のモノであり、有栖川さんの大切にしている気持ちでもある。ということで、当然ぶちのめします。
今回、一応アニマルスイーツであるフラミンゴチュロスが登場したのですが、ドラマに沿ってお菓子を完成させるといういつものフォーマットはありませんでした。こういう話もありなのか…。
なんか冒頭で巨大戦やる回の戦隊みたいだな…。
■Flamingo Churros有栖川さんがリポーターなんて出来ませんと悩み苦しむ、「もしツア」の特訓みたいなお話でした(ぇ)。
チュロスの豆情報を使う事で販促を成立させます。もし、いつもの如く後半でお菓子を作るフォーマットだったらどうしていただろう…偶然出会ったフラミンゴに勇気付けられるとか、そういう話にしないといけないよな…(?)。
次回は立神さんのお宅訪問。
思い返すと回想シーンぐらいでしかお嬢様っぽい所は見受けられませんでしたっけ。宇佐美さんの部屋に行った時「へぇー、狭いからうさぎ小屋かと思ったよ」ぐらいのお嬢様ジョークをかましておけば…。
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プリキュア 各話レビュー
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