2017年 04月 29日
あまりに人数が多くなり過ぎたオールスターズは解体され、直近3世代のドリームスターズという新たな冠が付けられる事となりました。残念ながらプリキュア忠臣蔵は実現の運びとはならなかったのです。惜しい事です。
ついでに歌とレビューも無くなっていますが、すっきりとした中でレビュー路線とは別の新たな路線を開拓しようという意気込みが溢れています。


お話は、宇佐美さんの夢と別の世界からやって来たサクラさんとが繋がる所から始まる。
夢で事前に見ているので、割とスピーディーに接触を持てるのですが、何故宇佐美さんがそんな夢を見ていたのか、そんな能力を持っていたのかまでは詳しく語られません。
ボク的には「宇宙開拓史」でのび太とロップルの意識が繋がっていたくだりを思い出していたのですが。

囚われとなったサクラさんの友達、青いキツネのシズクさんを助ける為、宇佐美さん達は協力する事とします。さらに強力な助っ人として、別の世界のプリキュアにも手を借りようとする。

これまでの「オールスターズ」と明確に違う部分の一つとして、別シリーズのプリキュアさんと会う際、地続きの様にも別世界のようにも捉えられる描写をしている事があるでしょうか。
「DX1」で同一世界である描写をしていたASシリーズとは、宇宙の捉え方からして変化していると言える。
ボクが終始、「ディケイドや…」と思っていた要因の一つでもある。

ちなみに他の「ディケイド」要因とは、倒されたプリキュアさんが紙になるくだりと、クライマックスの舞台が岩船山っぽいトコロです。

お話については、ベースはあくまでアラモード。
失敗したゲストをお菓子で励ますというくだりもしっかり入っている。(ただしカレーライスの方が美味そう)
Gプリと魔プリといった先輩がそのサポートという立ち位置になっているのは前シリーズから引き継いでいると言える。そう、あくまで大事なのは現行作品なのだ。

今回の映画は、通常世界、サクラさんの世界、さらに映画館にやって来るサクラさんとでビジュアルが変化していて、本人もそれを認識しているという仕掛けがある。
今回の別班制作体制を話の中に組み入れているという点がとても面白い。
また、ライトの使用頻度もこれまでより多くなっている。

要するに「『映画館で見る』という体験」をしっかと作ろうとしている映画と言えます。
プリキュアさんは元々ミラクルライトを振るという仕掛けによって観客参加型映画として積み重ねてきた歴史があるわけですが、今回は更に一歩メタな仕掛けに、3Dモデルを活用するからこそ出来る仕掛けを使って踏み込んでいます。

かなり今回の映画の諸々要素が噛み合ったことで出来ている感もあるので、この手法が次も使えるのかどうかはちょっとまだ分かりませんが、しかし、映画技術と内容を組み合わせことで出来上がるオリジナリティのようなモノを経験出来て、なかなか楽しい映画体験でした。
やっぱメタはええんじゃよ…。

ついでにアラモード組がよそ様の肉弾戦を見て「強い…!」と驚きと共に若干引いてるようにも見えたのも楽しい。
アラモード組はあれらに影響されて封印を解除する日が来るのだろうか…。

プリキュア 各話レビュー
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Tracked from blog mr at 2017-04-29 08:51
タイトル : 『映画プリキュアドリームスターズ』
 あいかわらず楽しい。  各チームの出会いが、一瞬だけ緊張をはらむのも新機軸かね。