2017年 02月 05日


平成プリキュア第14作目はお菓子のプリキュア。

お菓子に込められた人の想い。

そして、お菓子はみんな人間なのだ…(?)。


■ a la mode

お母さまの作るケーキが大好きだという宇佐美いちかさん。
幼い日に食べたそのケーキはキラキラと特別に見えたという。
時は経ち、今度は母の為に自分がケーキを作ろうと息巻く宇佐美さん。
町の近くでクリームが爆発していますが特に気にする事も無くケーキ作りに取り掛かる。

圧倒的な現実感を持つケーキ作りのシーンに挿入歌が合わさります。
お、ミュージカルか? と思った次の瞬間に現実味のある映像が流れてきて、驚きが相乗効果となる。
さすが新シリーズ。今まで見たこと無いモノと見た事こと無いモノが合わさって脳が着いていくのだけでも精一杯に。
これも毎回のフォーマットなのかしら。驚きに溢れている。

上手くスポンジが膨らまずに失敗が続く中、謎生物のペコリンさんが厨房に飛び込んでくる。
空腹のペコリンさんは失敗したスポンジを食べて回復。宇佐美さんのケーキ作りに注視し、失敗の原因がタネの混ぜ過ぎである事を発見する。
混ぜ過ぎるとキラキラルなる謎物質が消えて、美味しく仕上がらないらしい。はて…。

海外で医者として働くお母さまが1年ぶりに帰宅するとのことで、その為にケーキを作っていましたが、急患で帰国することが出来なくなってしまう。
意気消沈の宇佐美さんの元へ、焼きあがったばかりのケーキ…に含まれているキラキラルを奪おうとガミーさんなる方がやって来る。

キラキラルとは、お菓子を作った人の気持ちが詰まった結晶で、ガミーさんはそれを取り込んでパワーアップするつもりとのこと。エネルギーなのかな…?
監督氏のインタビューを読む限りでは、「他の料理にはない、お菓子のみが持つ、人を幸せにする効果とは何なのか」を考えた結果、キラキラルという謎物質の存在が出てきたらしい。

かつて母が作ってくれたケーキがキラキラしているように、宇佐美さんの作ったそのスポンジにも、母を想うキラキラな気持ちが詰まっている。
その大事な気持ちが込められたスポンジをガミーさんに渡すのは、自分の気持ちを裏切ることになるので渡すことは出来ない。

などと言っていると、突如、ケーキを今すぐ完成させろとペコリンから指令が飛ぶ。ケーキを作る為のバリア空間が発生するとは…。

宇佐美さんは、母に届いてほしいと思いを込めて、うさぎショートケーキを完成させる。
飛び跳ねて届け、という意味で「うさぎ」なのかな。
スイーツガン押しな企画のようですが、ちゃんとアニマル要素についてもこじつけをしてくれるのかしら。
“ライオンのような気持ち”はいけそうな気がするが…リス…リスはどうするんだろう…。

ケーキを完成させると、それはスイーツパクトで使用可能なアニマルスイーツに変換。え、パクトは何処から…。
そして、宇佐美さんはキュアホイップさんの姿に変身。

ケーキを作って完成させるという工程が、これまでのプリキュアさんにも特撮でも見当たらない部分で、特に気にかかります。
ケーキ…というよりはスポンジ生地の方に宇佐美さんの気持ちが重ねられている印象なので、「宇佐美いちか=スポンジ」「キュアホイップ=うさぎショートケーキ」という感じですか。
素のスポンジからデコレーションされて完成したケーキになるのは、主人公自身の成長を表現したモノである…のだろうと。

単に「完成したケーキ=成長」という部分を描くのではなくて、わざわざ自分で作る工程を入れているとゆーのは、「成長の為には自分で動かなければいけないんだぜ」と言っているのだろうなぁ。
人間を一つのスイーツとして捉えるのだ。

母親の為に作ったケーキを母親に食べて貰うことが出来ないという、お菓子モチーフの割に苦い始まりなんですが、これをわざわざ1話でやっているというコトは、「想いが伝わらない事」や「夢破れる事」なんかを描いていこうとしているのでしょうかね…。
甘い物を描くためには苦い物も描かなければならない…と?

変身したホイップさんは肉弾戦… ではなく、クリームを叩きつけてガミーさんを追い払う。
ちゃんとバトル面でも「スイーツ」要素を生かすためには、このスタイルが良いのではないかという判断らしいですね。拳ではなく生クリームで殴るかかる。
あるいは、プロレスではなくビーム合戦になった川北ゴジラのスタイルなのかもしれないが…(ぇ)。

技を決めてもガミーさん自身は無事っぽいので、毎週ガミーさんが変身してはやられるのかなと思えます。この方式も今までにないですね。
ふっと頭に浮かんだのが「あげだマン」なので、ほんとおっさん。


■RABBIT CAKE

幼少期の回想から始まり、敵さんから煽られて自分の本心吐露、変身というお話の流れが、同じく田中仁アニキの「Gプリ」1話ぽいなと思ったり。

てなわけで新シリーズ第1話。
監督両名は女児モノはあまり参加していないとは言いつつ、出来上がってみると歴代最高峰に女児モノ濃度が高い気がします。強い。

「魔プリ」は初代「ふたりはプリキュア」「~MH」のエッセンスを投入したシリーズになっていましたが、「アラモード」では5人組となりED曲がまこぴーということで「プリキュア5」的なエッセンスを感じてしまう。
意図的か否かは分かりかねますが、「ふたりは」→「プリ5」というシリーズの変遷を辿っているかのように感じ取れます。
来年はまたトランプモチーフかな… ほら、トランプ流行ってるし…(ぇ)。

次回は栗鼠プリン。
分かっていた事ですが、全員出揃うのに5週はかかるんですね。

プリキュア 各話レビュー
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COMMENTS

Commented by 人形浄瑠璃 URL at 2017-02-06 07:06 #1wIl0x2Y Edit
Title : あ~キュアがぴょんぴょんするんじゃあ(*´ω`*)
プリキュア肉弾戦やめるってよ
って聴いて戦闘に不安がありましたが魔プリ最終回や今回の戦闘みて
なるほど「クリームで殴る=肉弾戦ではない」ということなんですね。
これは今まで以上に見たことのないトリッキーな殴り合い
正にクリームでクリームを洗うような戦闘が期待できるということだったんですね!
クリームのかめはめ波や拳型のクリームで殴り合う姿が目に浮かぶようです。

開始直後のミュージカルみたいなのと最後のプリアラコーナーに驚かされましたが、
これが本職のお菓子職人さんをアドバイザーにつけた理由だったんですね。
しかも元クッキングアイドルまでプリキュアに・・・
なんだか今回のプリキュアは気合の入り方が違いますね!

リスでプリン>スプーンですくうからリスが食べた後みたいになるから・・・?
・・・苦しいか・・・

魔プリは自分的には初代~S☆Sの所謂ふたりは~の頃のエッセンス混在させたシリーズだと思ってます。
(S☆S成分としては精霊の力=魔法、S☆Sでは消滅させるしかなかったビッグバン以前からの存在であるラスボスの救済、各フォームの変身、必殺技時のポーズなど)
 あとプリキュアが1人1話掛けて仲間を増やしていくのは戦隊が1話~2話で大体揃うのと同じく最早様式美ですが、そこら辺も魔プリはふたりは~の様に1話で揃う辺り総括された気がします。

 そう考えると確かに歴史の遍歴を辿ってるような感じですね。
次はやっぱりトランプですかね?・・・トランプ流行ってますし・・・(ぉ)

人を幸せにする物質キラキラル?
幸せ物質と言われてるセロトニンの事かな?(´・ω・`)
Commented by TJ-type1@管理人 URL at 2017-02-12 23:53 #- Edit
Title : ◆コメントありがとうございます!◆
>人形浄瑠璃さん
クリーム殴り合い、これまでにないスタイルの戦闘を模索するという意味では面白いかもしれません。
どっちが作るのがラクなのかなーという気もしますが、どっちもどっちなのかしら。クリームはエフェクト必至でしょうし。

どちらかといえば懐かしいスタイルだった前作に対し、色々と新たに変更してきた今作がどう進んでいくのか。
ライダーや戦隊も、ぱっと見「えっ!?」という驚きな作品が並びますし、東映さんも色々ボウケンの年だなぁと。

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