■大きいことはいいことだダイヤとエメラルドのリンクルストーンが認め、遂に完成した魔法陣。
それは太陽の姿をした魔法陣です。OPでも太陽と重なってました(今週気付いた)。これもまた生命の源、「親」モチーフかな。
ミトメールとデウスマスト眷属が対の存在であるというなら、ミトメールはラパーパの力の一部ですから、全てが集まった時には強大な力が蘇ります。
じゃじゃーん、フェリーチェが巨大化しました!(ぇ)
ミラクルさんマジカルさんのフォームチェンジによる怒涛の攻撃と巨大フェリーチェさんの重い攻撃。動きを合わせて攻撃する様はGガンダムやジャンボーグのようだ…。
巨大化したフェリーチェさんがいつもと同じく物理的に殴る蹴るしてて全然神々しくないのが最高でゲラゲラ笑ってたんですけど、この辺もまた初代シリーズのオマージュという風にも見れますね。
初代「ふたりはプリキュア」でも、巨大なクイーンとジャアクキングが対峙するという展開がありましたが、あの際は互いに手を掴んで押し合っているだけでしたので、今回はそこから殴り合うところまで発展したのだと見ることが出来る。
プリキュアさんも13年やってますけど、ボクが最も分かり辛いと思っているのは他ならぬ最初の2年間で、あの無印からMHまでの話をかなり噛み砕いて分かり易くしてくれているのが今シリーズなのではないか…と、すら思えます。今見返せばルミナスさんの事も少しは分かるのかしら…。
地球に輝く無数の光は、生命の光。
一つの大地から無数の生命が生まれ、それらは繋がり、結びつく。
それは宝石のように固く壊れない。
宝石要素を回収。
宝石のアイテムはそれこそ初代から使われていますが、それがプリキュア的テーマと結び付けられる説明は初めて聞いた気がします。なるほど。13年越しに色々と納得させてくれるわい…。
宇宙は混沌から生まれた。新たなモノを生み出す力がある。
フェリーチェさんがデウスマストに最後にかけた言葉は願いのようでもあるので、それが魔法となって新たな変化が起きたりするのかしら…?
かなりカロリーの高い戦いでしたが、バトルは早々と終了し、デウスマストさんを遥か遠くへ追いやりました。元々戦いに対して興味の薄いプリキュアさんですが、やるとなれば宇宙を超越するラスボスでさえもあっさりAパートだけで倒してしまう。もしかして、この人たちめっちゃ強いんちゃうか…?
二つの世界は再び別れ、リコさんは魔法界へ。
はーさんは二つの世界を元へ戻すため、神様に。
朝日奈さんとリコさんの出会ったことで動けるようになっていたモフルンは再びただのぬいぐるみに…。
キャリッジも冷凍ミカンに…。
魔法は解けて、時は流れ、朝日奈さんは大学生に。
数年後だとか大人になった姿を最終回でちらっと出す演出は今までもありますが、こんなにガッツリ出すとは思っておらず驚きでした。
リコさんは分かれる間際、また出会う為の魔法を願う。
これ、以前「一緒に居たい」という魔法を願った際、リコさんだけ言ってなかったんでしたっけ。それも全てここに集約してくるのか…。
おばあちゃんの不思議な話を幼い頃から聞いていた朝日奈さん。
そのおかげで魔法使いも不思議と素直に信じられたし、だからこそリコさんやはーさんと出会うことが出来た。
元を辿ると、おばあちゃんが校長と出会っていたおかげで朝日奈さんはリコさんと出会えたし、プリキュアさんにもなれたというコトです。人の出会いは色々と巡り巡っている。
ジュウオウジャーでも同じような事を言っている最中です。
おばあちゃん曰く、素直な言葉が奇跡を呼ぶ。
会いたいと願うことで出会うことが出来ると。
この1年、「魔法」についてはそこそこ説明されて来ましたが、主人公のミラクルこと「奇跡」についてはあまり具体的には述べられていなかった気がします。何となく「奇跡」も「魔法」も同じ意味なのかなーぐらいに思っていたのですが、このおばあちゃんのお言葉で「奇跡」=「出会い」なのだと分かりました。
人と人との出会いは奇跡そのものなのだと。
朝日奈さんは十六夜の月の晩、リコさんと出会った公園で願いを唱える。また会いたいと。キュアップラパパ。
そして、再び世界が繋がり、再会する一同。
これまでのテレビシリーズも映画もこのお話の為に走って来たとは座長・高橋さんの言だそうですが、このシーンはまさに今までの話が走馬灯のように脳裏をよぎる場面でした。特に春映画の再会シーンが真っ先に浮かびます。
全てはこの為にあったのだ…。
今までのコトは全てこの瞬間の為の助走でしかなかったのだとすら思わせてくれます。
プリキュアさんになると何故か少しだけ成長する、未来の姿になるのも含めて、全てがこのシーンを作り出すためにあったのだと。
ははぁ…。
ややシリーズを俯瞰してみると、再会を約束して仲間達が別れるまでを描いた「Gプリ」の後で、実際に再会を果たすまでを「魔プリ」では描いていると見ることが出来る。
企画陣があんまり共通していないので連作としての意識はまず無いと思いますが、結果的にそう見えるのは面白い。
とても充足感ある最終回… え、まだ1話ある?
いや、もうこの後で何するねんホンマーと思いますが、予告を見るに、しっとりとイイハナシではなくワチャワチャ終わろうというのは、パーティ大好きな魔つプリらしい。
■Epilogueラスボスとのバトルは早々に切り上げ、後は主人公たちの別れと再会という関係性のドラマに費やすのは、実に「らしい」と感じました。
基本的に「敵さん、こっち来んなや」スタンスで、バトルに興味ない人たちなので、こういう構成は実に「らしい」。
最終回の一つ前ながら、Aパートでラスボスを追い返し、残りは再会のエピローグ。で、まだ最終回が残っているという、かなり変化球な構成ですね。
てっきり、今週でお別れして最終回で再会するのだと思っていたので、驚かされましたよ。
次回は本当に最終回。何するんだろう…。
最近のライダーのように、アラモードと共演とか…?
あとやり残した事といえば、ホントに鍋ぐらいですよ。
鍋パーティプリキュア…
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プリキュア 各話レビュー
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