魔法つかいプリキュア！ ＃37「魔法が決め手？冷凍みかんのレシピ！」

■cold mikan

またも校長が行方不明になったと聞いて魔法界へとやって来た皆さん。
水晶さんの通信から校長先生は太陽の丘にいると聞いてやって来る。
一年中、夏が続くヌクイ島にある太陽の丘なる場所。
校長はその島で冷凍みかんの材料となるピーカンみかんの収穫を行っていた。
あぁ、ついに引退して農業に勤しむのか…。

校長は、今年は日照不足で育ちが悪いと評判のピーカンみかんの収穫を手伝っていたとのこと。今年はみかんだけでなく、花火を出すドンドン花も育ちが悪かった。天候不順の原因は如何にと疑問が残る。
結構長く伏線として描いているし、ムホーの皆さんはいつも雲の上にいるし、ラスボスさんは太陽と何某かの関係があるってコトなんでしょかね。
太陽は不思議な力起こさせるからなぁ…バイオになったら勝ち目ないでぇ…。

冷凍みかんの製造を手伝う事にした朝日奈さん方。
ピーカンみかんを収穫すると、次はヒャッコイ島のアイスドラゴンに凍らせてもらいに行く。しかしなかなか上手く溜息を吐いて貰えない。
アイスドラゴンさんに冷たい溜息を吐いて貰う為、説得したり、温泉を作ったり、過剰運動をさせてみたりとアレコレ画策するも、どれも上手くいきません。
もうナシマホウ界から冷凍庫を調達してくれば…と思いますが、そうするとアイスドラゴンを活用している業界団体が困るのかしら。

えらく粘ってまで冷凍みかんを作ろうとしている皆さんにはチクルンはハテナマーク。何故そこまでするのか？
その疑問、8か月ぐらい見ている視聴者も実は同じ気持ちです。
何故？ 何故、冷凍みかんにそこまで執着する？ 販促でもないのに？

それは冷凍みかんがみんなで食べた思い出の味だから。
冷凍みかんは絆の表れなのです。だからチクルンにも食べて貰いたいとの事。

チクルンがプリキュアさんを調査する話が続いていますが、それは結果的に今までの事柄や設定を振り返る話になっている。
モフルンと朝日奈さんの絆や、冷凍みかんに集約される一同の絆など。
終盤に向けてのおさらい、復習のようでもある。

今回のお話、初見では「え、なんやこの話…徹頭徹尾、冷凍みかんだけで終わっとるがな…」って妙な気持ちになったのですが、これまでの絆の振り返りという視点で見返してみると、割と腑に落ちる。

みんなの努力や絆が冷凍みかんという成果によって結ばれる妙とも思えた話も、冷凍みかん＝レインボーキャリッジという図式によって全て正当化され、ちゃんとプリキュアの話に落ち着いてしまう。なんと…。

アイスドラゴンが恋の溜息を吐くのは…「愛」が全てを解決しうるコトを示唆している…のかもしれない（ぇ）。

チクルンはポッと出のキャラっぽかったけれど、意外と重要な秘密を隠しているようでもあり、重要キャラになっているのかしら…。


■Queen

突如出てきた妖精世界とその女王に関する情報。
ムホーさん達を封印した「アレ」。
そろそろ終盤かという季節ですが、風呂敷がまだ広がっている。
いや、7月からは第2シリーズであると考えて見れば、まだ風呂敷が広がるのも詮無いコトか。

次回は魔法界のお祭り…ハロウィン的な何かっぽい。
まゆゆが本人役ゲストだそうで、てっきり劇場版に出るのかと思っていたのですが、そうですかテレビの方でしたか。
なるほど。ありがとうございます。

⇒プリキュア 各話レビュー