わむわむ…
■FESTIVAL今日は魔法学校の夏祭り。
魔法界特有の出店がわんさと並び、朝日奈さんにとっては物珍しい。
回るアンズ飴にポコポコ焼き、ワームー投げ。見たことあるようで、そうでもないモノが沢山です。
祭りの一番の目玉とされるのは打ち上げ花火。
その担当となるのは学校でも優秀だと認められた生徒だそうですが、今年はジュンさん、ケイさん、エミリーさんのお三方。
補習でヒィヒィ言っていた方々がいつの間にやらそんなことに…。
打ち上げ花火は魔法界の各所でも楽しみにされていて、朝日奈さん方がいつぞやあった皆さんにも花火の光は届くはず。
そういえば魔法学校は魔法界の中心にあるんでしたっけね。であるから花火も見易いのだろうか。
しかし、花火を打ち上げるはずのドンドン花なる植物がしおれてしまい、あきらめムード。花火が本当に花から火を出すアトラクションなのか…。そして火薬も魔法界には無いのだろうかなと思える一幕。
ドンドン花はもうダメだ…そこで別の花火を放出する植物、パチパチ花を見つけようとする朝日奈さん。
リコさんはそれに応えてパチパチ花の情報を調べてみるという。
行動力の朝日奈さんと、リサーチのリコさんという久しぶりの要素が。
調査と探索の二手に分かれてパチパチ花を探す過程で、補習組3人がそれぞれ弱点を克服して変化している様が描かれる。
まるでシリーズも終盤のような成長ぶりを見せつけてくれます。どうしたどうした。
図書館での調査結果によって探索組は遂にそれらしい花を見つけ出しますが、どれがパチパチ花なのか分からない。
やらとお喋りしだすペラペラ花や、睡眠を誘うスヤスヤ花の可能性もあるという。
さてここに来てどうするのかと思っていると、最後は直感に頼るとの事。そんな…あ、でも直感の良さは元々朝日奈さんの特殊能力だったか。
途中にラブーさんが来るものの、全員の協力によって花火は成功して、めでたしめでたしというお話。
何というかどうにも絶妙にヤマの無い話だなぁと感じたので、何故そう思ったのかと考えつつ見返してみると、3種類の花から選ぶシーンについての緊迫感が認識出来ていなかったからだろうなぁと思い至りました。
「間違えたらおしまいだよ」と一応言及して選択に緊張をもたらそうとはしているのかと思うのですが、正直、一本引っこ抜いて試したらえーやんと思ってしまいます。
間違えたら毒ガスが出て死んでしまうとかだったら、そりゃあ試せないけど、毒性は無いペラペラ花とスヤスヤ花であれば、3人いるんだから運転手のエミリーは残して朝日奈さんとはーさんが2種類の花を試してみればよいのではないかと…そう思ってしまうではないですか。
あるいは3種の花が1本ずつしか無いのであれば、試すことも出来ず「間違えたら終わり」になるのも頷ける。
微妙にドラマ上の条件が揃ってなくて気にかかりました。
「花の声が聞こえた気がした」とパチパチ花を選んだはーさん。
元が花の謎生物なので、説得力があります。
今回のお話、それぞれみんなの能力が活かされて目的を達成するというお話なので、はーさんに花の声が聞こえるくだりが明確に描かれても良かったかと思うのですが、さらりと流されている。そこをあまりプッシュして描きたいわけではないのかな。
皆さんの能力を駆使して花火を成功させる一致協力を描くお話であると同時に、はーさんが補習組三人と一緒に何かをするというコトを描く意義もあったのだろうか。
補習組は成長し、魔法界の至る所でこれまでに関わった人々が花火を見つめ、まるでそろそろシリーズも終盤のような雰囲気。
夏休みでまたしばらく魔法界編が始まるのかなーと思っていましたが、今回のお話を見る限りではむしろ「魔法界で出来ることは全てやったのだな…」と感じさせてくれるのでありました。
ありがとう…。
そしてさようなら…。
■もふでれ次回は久しぶりの方々が登場のようですが、まるで内容が読めない予告。いわゆる夏のギャグ回なのだろうか…。
平成ライダーでは久しく見ていない夏のギャグ回ですが、その魂は受け継がれて生き続ける。
人間の可能性は無限だ(ゴースト感)。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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