あ、これ販促だったのか! という謎の快感が好き。
■Reform朝日奈さん宅に住まう事となったはーさん。
ですが、以前のように朝日奈さんと同じベッドで寝ていると鬱陶しくて仕方がない。これからどんどん暑くなっていくというのに、これでは朝日奈さんが睡眠不足で死んでしまいます。
そこで物置として使っている屋根裏部屋を片づけてはーさんのお部屋にする事としました。
誰もが一度は憧れるあの屋根裏部屋です!
屋根の熱が直接作用して、夏は暑く、冬寒い、あの屋根裏部屋です!!
早速屋根裏部屋の掃除に取り掛かる皆さん。
荷物を寄せて埃だらけの部屋を綺麗にするにはだいぶかかるぞいと思われましたが、はーさんの魔法によってあっさりと終わってしまいます。ははぁ。
さらに先週同様、質量保存の法則を無視して家具まで自分で生み出してしまいます。
重たいモノを動かす高度な魔法、本来あり得ない無から有を生み出す魔法…あまりにもルールを無視したその魔法に、リコさんには敗北感ばかり圧し掛かります。
はーさんは所謂ナシマホウ界の人が思い描く、宇宙の法則を無視した力としての“魔法”を使えるようです。魔法を使って疲れて喉が渇くという代償はあるようですが、あとで莫大な家具代を請求させられるとかではないようで。ドラえもんなら請求書が来るオチなんだが。
エメラルドの力によってか、万能の魔法を使えるはーさんでしたが、朝日奈パパの日曜大工を魔法で手伝おうと試みると咎められました。
魔法を使わず、肉体によってDIYすることで得られるモノもあることを知ります。
努力するという過程にある価値。自力で山に登る達成感のようなそれ。
バーベキューの時に言っていた、あえて苦労することによる快感でしょうか。「あえて」と書くとひどく趣味的に聞こえて、また無用な努力までも肯定する危険もあるかもですが。
一方モフルン師匠は、魔法も使えない自分は役立たずではと悩んでいましたが、朝日奈さんと幼い頃から一緒にいてくれたそれだけで大切な存在であると再認識。
これ、当時は友達がモフルンしかいなかった…みたいなエピソードがあったりするんでしょうかね。その辺の関係が描かれるとしたら劇場版かなぁ…。
朝日奈さんとモフルンとの大切な思い出…さらに自力で努力する事の肯定…その両者の融合によって生み出された販促、それこそがくるくるビーズメーカーです!
今年もビーズメーカーが帰って来ました。アクセサリーショップが舞台では売らずにおれませんぜ!!
アイキャッチではずっと販促してましたけど、本編では満を持しての登場です。ヒーローは遅れてやって来るのじゃ…。
ビーズメーカーのメイン販促回ってかなり難しいよなーって思うんですが、今回はふたつのドラマが一つに融合した結果がビーズメーカーになるという構成で、ビーズメーカー回(?)の中ではかなりしっかりと出来ているお話になっていたなーと思います。
ブツ自体は突然出てきて驚きましたが、ドラマ的にはキレイな流れが出来ていました。
エメラルドを手に入れ強力な魔法が使えれば、どんなことでも出来ると襲い掛かってくるヤモーさんのヨクバール。
対して、魔法は万能では無く、それを使う者の心こそが大事であると説くフェリーチェさん。
どんな魔法を使っても、それで心が豊かになるわけではないのです。
心の豊かさとは願いを叶える力の有無に因るのではなく、それこそ頑張って努力した先であるとか、助けてくれる仲間がいたりであるとか、そういった中に心の幸福はあるのだと…。
万能の魔法よりもビーズメーカーによって得られる幸福がある。
しっかとビーズメーカーの優位性を立てる販促回でありました。
■Beads maker今回、お父さん達がDIYして作り上げた赤いチェスト。
てっきり、はーさんの部屋用に作ってくれていたのだと思ったのですが、ラストの完成したはーさん部屋にはそれらしいモノは見当たらず、違う部屋用だったのかなと肩すかし…。
あるいは、せっかく作ったのに娘たちから趣味が悪いと言われて引っ込めたのか…。
カメラに映らない所にもドラマはあるんじゃ…。
次回は海水浴へ出かけるお話。
今年も水着が存在する世界だとは…。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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