■魔法使ってるプリキュアスマホンを飲み込んで骨太の姿となったドクロクシー様。
それは、相異なる力が一つになった時、究極の力があらわれるという予言に記された現象だと言います。
闇の魔法が全てを飲み込む。ドクロクシー様によって魔法界とナシマホウ界のエネルギーが吸収されていきます。
何故こういう時真っ先に植物から吸われてしまうのか…。
世界が危険で危ない。
とはいえ朝日奈さんは世界の危機とかは今置いておいて、とりあえずはーちゃんさんを返せと迫ります。世界の危機より今は我が子です。さあ返せ。返せよ。
強大なドクロクシー様を前にしても、手を繋ぎ笑みが零れるふたり。
戦闘民族…ということではなく、ふたり揃えば最強であという自負に見えます。
これまでふたりが手を繋いできたシーンがフラッシュバック。
ドクロクシー様が異なる力を飲み込み吸収していくのに対し、プリキュアさんのおふたりは手を繋いで異なる力を一つに合わせている。
結構入念な回想シーンなのですが、今ドクロクシー様に対抗できるのはプリキュアさんだけだという覚悟と自信を表す回想のように見える。
勿論この2クールの集大成という意味もあるでしょうけれど。
およそひと月半ぶりのダイヤスタイルとなったプリキュアさんは、リンクルストーンの魔法を駆使してドクロクシー様と戦います。
凄い…魔法を使っている…まるで魔法使いだ…! と驚きの声がそこかしこに。
まぁ魔法を駆使したうえで殴る蹴るなんですが。
かたやドクロクシー様が手首を飛ばしたり目からビーム出したりとロボみたいな戦い方をしていて、光vs闇というより魔法vs科学っぽい画に見えてしまう不思議。
力を一つにする事とは、別のモノを飲み込んで吸収してしまうコトではなく、別のモノと手を繋いで力を合わせることであると説くプリキュアさん。
そしてそれは大切なモノを守る為の力でもあるとのこと。
ただ吸収していくだけではその大切なモノすらも消えてしまう。
クシィさんも本来は世界を守るために力を欲したというのに、力の為にその守るべき世界までも吸収してしまおうとされていた。
哀しいですなぁ。
はーちゃんさんのお力もありドクロクシー様の撃退に成功。いつもは必殺のダイヤモンドで浄化・分離するだけですが、今回は完全に本体であった骨が破壊されています。やっぱり物理的な技じゃないか!ひぃ!
残ったドクロクシー様の怨念は、はーちゃんさん進化態が成仏させます。何処かへと消えたところで次回へつづく。
異なるモノ同士の融合か、協力か、といった対立軸の中でドクロクシー様との決着はつきました。
次回から3人目登場、さらにOPも変わるらしいとのことで、今回でシーズン1の最終回、次回からシーズン2が始まるよ! といった装いも感じます。
思い返すと「ふたりはプリキュア」第1シーズンでも、敵ボスは倒したけど身内のクイーンも一緒に消えてしまって、えらく寂しい最終回なのが印象深いです。
はーちゃんさんとクイーンを同期させると、クイーンが消える「無印」と、その転生であるルミナスさんが登場する「MaxHeart」の流れを1年間の中で踏襲して見せようとしているのでは、とも感じられます。
1つのシリーズの中にふたつのシリーズが存在する。
これは、「存在の意味が変化する」という魔つプリのテーマが、そのシリーズ構成自体にも作用している仕掛け…なのかもしれません。
だとしたらとても巧妙ですわぃ…。
■フラワーエコーワンドはーちゃんさんが消えた直後に3人目さんのCM。
せめてもう1週ぐらい我慢出来なかったのかと思えてしまいますが、宣伝は大事…大事なんや…。
CM見て知りましたが、スマホンは変身アイテムでもあるんですね。
育成アイテムであると同時に変身アイテムでもある…。
モフルンはぬいぐるみであると同時に変身アイテムでもある…。
1つのモノに2つの意味が混在し変化するという番組のテーマ性は、アイテムにも活かされていたのですね…なるほど。
思ってたよりスマホン重要だったんやな…。
次回より3人目本格参戦の様子。
せっかく「ふたりは」っぽいシリーズなので、ルミナスさん的な役割を期待してしまう…。
脚力に期待…。
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プリキュア 各話レビュー
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コメント
ルミナスさんは(逃げ)足が早くて有名だそうでw
まあ、そういうネタは置いておいてやはり今作の3人目さんも
防御に特化したタイプになるのでしょうかね?兼モフルン抱っこ係とかw
3人目さんがどう戦ってくれるのか楽しみです。
販促CMは容赦なかったですね。ある意味潔いですが・・・
とりあえずキャラデザに関しては小さな女の子にウケそうな気はしました。
2016/06/27 09:54 by アメ猫 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
「ふたりは」路線を想起させるだけに、単純にパワータイプがもう一人乗っかるのか否か、判断付きかねますね。
例年なら「どうせパワータイプ」で何も疑問に思いませんが、今年はそうじゃないスタイルが見たいと無性に願ってしまいます。
マイクを使うとの事で、歌によるバフやヒールの可能性も勿論あるのですが、キュアハニーなんかバフも物理もどっちも出来るタイプだったので果たして…。
2016/07/02 03:49 by TJ-type1@管理人 URL 編集
地球にピンチがやってくる
今年の魔法を使う?プリキュアさんは、敵が何を狙った何者なのかも知らず戦ってたので、「そんなのよくわからないし、どうでもいい」って主張の説得力も一際というか、それは当然そうだろうというか。
校長先生、それだけ色々知ってて見当つけてたのなら、事前に教えておいてくださいよ……。
いや「生徒を守るのが校長の務めだ」って、自分よりも強いだろうプリキュアさんを守ろうとしたのは、すごく格好よかったんですけどね。
……なまじクシィさんじゃないかと思ってたからこそ、「あれは予言の危機そのものじゃない、つまりプリキュアさんの使命でもないはず」とか考えてしまったんでしょうか。
リコさんをナシ魔法界へ留学させたのも下手すると、プリキュアさんを温存するため疎開させるって意図まで込みでしたか……?
魔法世界の市民は伝説のプリキュアさんに希望を頼み、校長は「わしの生徒」を守るため立ち、当のプリキュアさんは事情が分からないまま別の論点で決意を固め、ナシ魔法界の人々は完全に何も分からないまま怯える……この一話きりでも、色んな視点が絡み合ってて興味深いところではありました。
(話の主題と関係ないとは思いますけど、魔法界で闇の魔法使いが暴れた結果、ナシ魔法界まで危機を迎えるというのは、密かに空恐ろしい話のような)
消えたパートナーの余韻も減ったくれもなく、次回予告で帰ってきちゃってるのは、これもMH踏襲なんでしょうか。あの時、CMに関してはどうだったか……。
ともあれ、本来ははーちゃんの容態について相談したかったのに、校長を追いかけて扉の先へたどり着いた結果、はーちゃんは消えてしまいましたと。
これまたなかなか本末転倒で、なるほど校長&クシィさんの顛末を踏襲してるといえそうな。
てかクシィさん、結局やっぱり男性でしたね……校長はともかく、この人がプリキュア候補ってのは結構あると思ってたんですが……回想シーンじゃ、顔は隠れていましたし……
いやまあ校長と合わせプリキュアのシャドウに当たるのならば、同性のペアであるべきだったのでしょうけど。
2016/07/08 18:19 by kanata URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
一応、敵さんとエメラルドの争奪戦という名目はありましたが、プリキュアさんは正直すすんで探している感じはありませんでしたし、「お前ら楽しい時間邪魔すんなや!」の怒りで殴りかかる方が多い。
敵さんも邪魔しないでこっそり探していればいいのになぁ。下手にちょっかい出してやぶ蛇なんですよね…。
2016/07/11 01:58 by TJ-type1@管理人 URL 編集