■星空の仲間ナシマホウ界の学校へと通うこととなったリコさん。
早起きして初めての授業にも張り切りモードで挑みますが、周囲からは話しかけ辛いと見られるわ、黒板の大きさを考慮しないわ、ナシマホウ界と魔法界の星の違いを認識してなかったりと失敗が続きます。
そういえば魔法学校でもリコさんは基本ぼっちっぽかったのですが、それもこういった行動の結果の果てにあったのだろうか…。
自分は魔法界代表なのだからナシマホウ界で失敗は出来ぬのだと責任感に燃えるリコさん。
放課後のバレーボール一つにしても、しくじらないようにとよくよく研究してから挑もうとする。
まずはバレーボールについての過去の知識から探究を始めるところがリコさんらしいのです。
そんな折に朝日奈さんのご両親から語られた天体観測の思い出。
天体観測の最中、山で迷子になった朝日奈さんが発見された時にはニコニコ笑っていて肝の据わった娘だと感心したお話。
しかし実際にはその時、迷子になった朝日奈さんは暗くて怖くてわんわん泣いていたとの事。
ですが、モフルンさんの瞳に移る輝きのおかげで、満天の星を見つけて泣き止むことが出来た。
それまで暗くて怖い恐ろしい夜が、美しい世界へと変わる。
少し視点を変えるだけで世界は変わるというお話。
これまで朝日奈さんがへっぽこのリコさんを引っ張るというお話が多くて、朝日奈さんの方があまりに強すぎるのではという印象も抱くのですが、それは朝日奈さんもかつて苦難を乗り越えてきたという過去があって今の姿がある…といったコトの一端が描かれています。
バックグラウンドが描かれると人間らしさがちゃんと表れて好いですねぇ(今までは…?)。
視点を変えることでワクワクを発見出来る。
ワクワクというのは「未来」側キーワードかと思いますが、モフルンのおかげでそれを発見できたというのは、ワクワクを発見する為には「過去」も重要になるという意味付けがされているのかしら。
大きなヨクバールさんの襲撃を受けたおふたりはルビースタイルで対抗するも、まさかの物理が効かない相手に苦戦。
物理が効かないなんて…魔法使いと相性が悪すぎるやん…。
しかして、大きいせいで動きの鈍さも目立つヨクバールさんに好機を見出すプリキュアさん。見方を変えればピンチもチャンスなのだと。
魔法界とナシマホウ界、ふたつの世界を行き来するプリキュアさんは、自分の知らない互いの世界を理解し合う。
そんな大テーマを描いたお話でもあると。
…などと思っていたらタンザナイトのリンクルストーンが手に入って、星空のイイ話も販促だった!と何やら凄く納得出来て着地のしっかりしたお話でした。
イイ話に見せかけた販促オチ好きですよ(ぇ)。
■タンザニアの石今週も何故か魔法を目撃することとなったウメコ氏。
何らかの伏線にするつもりなのか、毎回のお約束ギャグなのかはまだ分かりかねますね。
魔法使いの存在を恐れた彼女が魔女狩りを始める話があるかもしれない…ううむ…。
次回はみんなでBBQをするお話。
何ともとりとめ無さそうなイベント話が実にプリキュアさんっぽい。
いや、肉のリンクルストーンが手に入る販促回という可能性もありますが。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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コメント
そして、販促と結構な詰め込み具合だったのに、
更にモフルンの瞳に星がある理由までやるとは思いませんでした。
というか、まさか理由があるとは考えもしませんでしたw
あと十六夜さんの「星に手が届きそう」のセリフと手を伸ばすシーンで
ドラえもんの「手にとり望遠鏡」を思い出してしまいました。
まさか本当にまんまの展開されるとは思いませんでしたがw
タンザナイト取った瞬間ドラえもんよろしく
「星なんか取る奴があるか!」と突っ込みいれちゃいました(´ω`*)
魔法を偶然見つけ続けるウメコこと
勝木さんはもしかして3人目?w
今期のプリキュアはフォームチェンジしまくってて
このまま、ふたりはプリキュアよろしくバディ物でも良さそうですが3人目は気になりますね。
2016/04/25 01:54 by 人形 URL 編集
天まで届け
数学はちゃんと予習して、少なくとも内容面では正しく解答していたのに。得意だからと油断し星の名前の確認を怠るとは、流石リコさん。
ひょっとすると魔法界には、地域や種族によって呼び名が変わるといった発想がないのかもしれませんけど。
それに科学の面ではかなりの初歩も知られていない気配でしたが、数学に関してならば向こうでもそんな違いがないって可能性が出てきましたね。
まあ算術はある程度まで発達していなければ近代風の社会なんて成り立ちませんし、魔法陣を描いたりするのに図形の理解も必須ということなのでしょうか。
2016/05/01 12:47 by kanata URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
そのうちモフルンの耳の星と、手のハートも何らかのエピソードが語られるかもしれませんね…。
販促のエピソードは常に思いもよらぬところから出てきたりして驚かされるコトが多ございます。
販促の可能性はまだまだ溢れている。
星に手が届いたというくだり、どこかで見たことがと感じていたのですが、そうか、ドラえもんですね。
もっと熱の高いギャグシーンになりそうなのにスルーされたと勝手に感じてしまっていたのはそのせいかも。
「ふたりは」感が強い今シリーズなんですが、追加があるのか無いのかも含めて気にかかる時期に入って来ましたね。
インタビューではプロデューサー氏がふたりの話にしたいと言っていたのですが…はたして。
2016/05/04 03:42 by TJ-type1@管理人 URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
魔法界とナシマホウ界は、違う位相だけど同じ地球という認識だったのかもしれないですね。
だから星に関しては同じはずだと。実際、組み合わせと名前が違うだけなのか、そもそも星の配置が一緒なのかすら不明ですが…。
魔法が占いや薬学に通じているのだと考えれば、ナシマホウ界にも魔法の基礎学は存在することになり、逆に魔法界にも科学の基礎である数学は存在するってコトなんですかね。まぁ、魔法界からすれば数学は魔法学の基礎だ!という解釈がされいてるのでしょうけど。
2016/05/04 03:54 by TJ-type1@管理人 URL 編集