2016/01/25
手裏剣戦隊ニンニンジャー 忍びの45「親子三世代!ニンジャ全員集合」
ラストニンジャになるには先代のラストニンジャを倒して忍タリティを奪いとる。それがラストニンジャの最後の試練である。天晴たちには好天を斬る覚悟があるわけもなく…。
このままではその覚悟を決めている九衛門がラストニンジャとなってしまうかもしれない。
これまでキンジにやたらとまとまりついていた九衛門。
キンジの中にある心の弱さが自分と似ていると誘いをかけていましたが、それは同時に九衛門にも弱さはあるというコト。
人を捨てる覚悟は強さなのか弱さなのか…。
キンジはニンニンジャーの中で一人だけ血縁者では無いワケですが、それによって九衛門と対比関係になる重要な立ち位置になっているんだなぁ。
九衛門は妖怪になり、キンジは妖怪にはならなかった。
その理由にこそニンニンジャーとしての強さがあるのだと。
幻月の息子として現代に飛ばされ、人間を捨てて妖怪となった九衛門。
好天を斬る覚悟は勿論あるし、旋風から忍タリティを奪いとったりと、ある意味では好天の言う「忍者」に最も忠実な姿であるとも言える。
対して、これまでも好天の教えとは違う形で成長してきたニンニンジャー。
ラストニンジャですらも、これまで伝わってきた別の道を探して超えてやろうと決意する。
伊賀崎流忍術の効かない九衛門にも、自分たちで独自に編み出した忍術を応用させることによって撃破する。
伊賀崎流の教えと道に忠実な九衛門と、どんどん道を外れて自ら切り開いているニンニンジャーとの戦いは決する。
これまで通り、自分たちのやりたいように。
あぁ…いい…実にいい。
ギャグは無いが素直に熱い。
好天が師匠として引っ張ってはいるんですが、旋風のコーチングも凄く大切だったのが活きて来るお話。
忍者としての決められた道に忠実に進んできた祖父と、忍者の道を外れてしまった父。
その二人から教えを学ぶ孫であるニンニンジャーたちは、ラストニンジャという目標はありながらも違う道を進んで超えるんだという決意に至る。
祖父の生き方も、父の生き方も否定せず、どちらも呑み込んで自分たちのやり方を見つけるのです。
好い…凄く好い…。
3世代アカニンジャーもぞくぞくする。
本来なら親殺しの家系では存在しない並びなのですね。
熱いなぁこれ…。
⇒スーパー戦隊 各話レビュー
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コメント
うーむ、まるでニンニンジャーが名作であるのかの様にすら感じられる…。
…となれば、あのネコマタ一族にも何らかの登場意義があったに違いない。
2016/01/26 23:21 by no name URL 編集
◆コメントありがとうございます!◆
最終回で歴史を変えるためにネコマタが出て来るという可能性も捨てきれませんよ…。
2016/02/01 06:46 by TJ-type1@管理人 URL 編集