■Dyspiaクローズさんやストップ・フリーズを取り込み、巨大な姿となったディスピア様。
残り話数の割に幹部級が多く残ってる時はこの手に限ります(ぇ)。
トワイライトさん以降、倒すより諭すという手法に移行しているため、倒すに倒せないというプリキュアさん側の事情もあるのかもしれないですが。
いや…予告を見るに単純に次回への…そうか…。
夢や希望から絶望は生まれる。
その絶望から生まれたのがディスピア様なのだとか。
つまりディスピア様は絶望そのものなのだそうです。
し…知ってた…。
わたし絶望だから世界を絶望で包み込む! という割とシンプルな悪役でしょうか。いわゆる世界征服した後のことは考えていない悪役のようにも見える。
まぁ、明確な目標があると失敗した時に絶望しちゃうもんね…あれ?
世界を絶望で覆いつくせばそれはまぁ強大な力となるし、失敗したら失敗したで夢破れた絶望でパワーアップ出来そうな気がしてきた…。
あるいは目標達成すると夢がかなって、その夢パワーで自壊するのか…うぅむ…考えだすとややこしい。
ディスピア様は世界中の人間を檻に閉じ込め、絶望で覆いつくしてしまう。
プリキュアさんはみんなの夢を守るために戦いますが、ディスピア様の前に傷つき倒れてしまう。
誰かの為に身を犠牲にする事の限界。
プリキュアさんがみんなの夢を守るなら、そのプリキュアさんは誰が守るのか。
立ちあがるのは七瀬さんを筆頭に、これまでプリキュアさんに守られて来た人々。
破壊されたプリンセスロッドの欠片を吸収していた人々は、自身の夢の力でプリキュアさんを助ける事が出来る。
さながらミラクルライトの如き鍵によって。
よくある根拠不明の謎パワーより理屈が通っている気がして納得しやすいです。
「幸福の王子」では王子の宝石が市民に分け与えられますが、このプリンセスロッドの欠片はまさにその宝石と同じですね。
その与えられた力によって、今度は市民が助ける側となる。
それが「幸福の王子」のバッドエンドを回避する回答。
春野さんらは大勢の人たちに守られ、背中を押され、道を進み、扉を開く。
その先にあるのは、すべての夢を希望に導くというグランプリンセス。
この道を進む様は、人が夢へ進む様をそのままに描いている。
守られ、支えられ、しかし歩みを進めるのは自分の脚のみ。
夢は自分ひとりだけでなく、多くの人間と繋がり合ってある。
身を犠牲にして傷つき倒れ、今まで助けた人々に助けられ、夢へと至る。
これまでも描いてきたことですが、このお話の中だけでも全部おさらいしてくれるテーマのまとめ回。最終回っぽい(ぇ)。
もっと言うなら、「ドキ」「ハピ」「Gプリ」の3シリーズで描いてきたテーマの集約でもあるんですよね。
うわぁ、最終回っぽい。
とうとうグランプリンセスに至った4人。
てっきりラストニンジャみたいに1人しかなれないのだと思っていたんですが、4人ともなんてのがありなんですか。
だから4人の中で優劣を競うという描写が無かったのか。
だってほら、名前にグランプリなんて入ってるからトーナメントでもするのかと思うじゃないですかー。
グランプリンセス登場で次回へ引き…かと思いきや、ディスピア様を倒して次回へ。
意外なほどあっさりと倒しました。最終フォーム、全然動かなかったですね…。
ゲタを履かせているからアクションは出来ないスーツなのかもしれないな、うん。
■Gran-PRINCESS次回最終回。
最終回は丸ごとエピローグにしたいからという狙いが見え隠れして、今週はかなり盛り沢山に詰め込んだという印象。
実質ディスピア戦はこの1話だけで消化してますもんね。
とりあえずやるべきことはもうやった。
後はエピローグだ! という感じで最終回へ。
予告を見るにはご存命の方もいらっしゃるので、それがどう作用するのかですね。
⇒
プリキュア 各話レビュー
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